10月3日、朝7時半
主人の母が亡くなった。
87歳だった。
主人はもう出勤していて
仕事の手配やら申し渡しだけなんとかして
急いで帰宅したが、もう午後。
駆けつけた主人の実家では
母が安らかな笑顔で眠っていた。
2~3週間前から老衰で食事が出来なくなっていた。
自宅看護で地元のお医者さまや看護師さんが寄ってくださっていた。
先日、お見舞いに行った時
主人の母は寝たままで、でも可愛い顔でにっこりしてくれた。
色白の、小さな、可愛らしい丸いお顔で
にっこりこぼれるように微笑む、その表情が好きだった。
再婚で私が主人の母に初めて会ったときは
もう80歳をゆうに越えていた。
私が誰かわからない様子の時も多かったが
話し掛けるといつも屈託のない甘えた笑顔で・・・
守ってあげたい、そんな気持ちにさせてくれる人だった。
家族やお医者様に見守られながら自宅で亡くなった。
自然で静かな最期。
蕾が育ち
そっと花が咲き
いつか知らずに散っていくように
花も人間も
以前、ご自分のお母様が天国に召されたとき
「人生を駆けぬいてゴールインした」と表現された方がいらした。
87年の生涯を駆け抜けて
可愛い笑みのままゴールインした主人の母に
敬意と心からの拍手をおくりたい。
通夜は明日、告別式は明後日
今日は静かに母を思います。