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① ザ・タイガース研究論

2015年03月01日 | タイガース・GS

買うべきかどうか、悩んでいました。 
タイガース本は他にも再結成時に出たし、似たような本ばっかり買ってもね、
安くない値段だし(2000円)と、悩みました。
しかし、磯前先生の本なら、(黒崎浩行さんのお名前も)
真面目なタイガースの探求本だろうし、出す出版社が
近代映画社ということは、タイガースの画像はいっぱい持っているはず
読む、見る価値はあるかも?と、結局注文したのは26日の
発売日の直前で、今日届きました。


       
いま読んでいますが、早々に結論は 買ってよかった!!
でも沢山の大きな写真を期待する人や、タイガースに思い入れのない人には、すすめません。内容は楽曲リストや、当時の雑誌記事、詳細なリストなど、タイガースのファンなら、買っておいて損はないと思います。



私が知りたいことが載っていた、とにかくそれが一番に嬉しかったのです。
「タイガースのユニフォームの移り変わりを追って」
という記事に、当時のタイガースの主要なユニフォームの写真と当時の雑誌記事が掲載されています。(この章は磯前礼子さん、先生の奥様のはず)
この中に

週刊マーガレットのタイガースの衣装募集の事が載っていました。私が記憶していたとうりだったので、間違いなかった!と大変嬉しかったです。(^^♪

↓ これに関して、去年のブログに書いています。

タイガースのユニフォーム募集 (2014年10月14日)
http://town.zaq.ne.jp/u/0224sao/nz1py1gmohuc4t


王子様風のタイガースのユニフォームが、ヒッピー風にというところに
はからずも、60年代末の時代の流れが映し出されていたことを
今になってわかりました。
世界中に、ベトナム戦争の厭戦気分が流れ、世の中には、
ヒッピームブームが起こっていたことを、ユニフォームで
知ることができるのです。

こちらが、本の記事
※画像をクリックしたら、大きく鮮明になります



他にも、ユニフォームの章では、詳しく記されているので
これが!と思うものが他にも色々あって、知りたかったことが
この本のお陰でわかりました。大変に感動です。

ソロ時代のジュリーの衣装も、ジュリーを語る上では外せないものですが
それはタイガースも同じです。今見ても、胸がときめく王子様スタイルは
他のどのGSグループよりも似合っていて、5人揃った時の素敵さといったら
他をよせつけません。京都から出てきて間がないのに、この垢抜け感
スマートさ、洗練のされようは、とにかく素材が良い!
これにつきるでしょう。

タイガースのアイビールックから始まった、ユニフォームは、
貴公子から、ヒッピー風へ。そこに、そのファッションがいかに時代を写し
ミュージシャンを形作る、大きな要素の一つになっているのかを
知ることができました。


後期のタイガースのピーが、いかにもなヒッピーファッションでした。
どっちかというと、端正なジュリーにはあんまり似合わないファッションだったわね。

「ヒッピー族」 
日本のきったない!むくつけきおっさんばっかり↓ 見ないほうがいいです

http://ftp.uedagakuen.com/public_html/student_room/Dankai/vol1-06.jpg  

髪やヒゲをのばしっぱなしにし、ナチュラル素材のシャツに
洗いざらしのジーンズ、素足などのスタイル自然の中で
集団生活を行なったり・快楽主義的な行為そしてこよなく
ロックを愛するのが特徴


もちろん、ファッション以外の記事でも「木嶋則夫ハプニングショー」の
ことなどは、いまも平静な気持ちでは読めません。
その時の、若いジュリーの毅然とした態度など、カッコイイの一言


 

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