5月の隙間時間散歩シリーズ最終回は高台寺です。
京都市内に行く用事があり、少し時間があったので思いついて高台寺に行ってきました。
途中の道で出会った山伏さんの行列です。
行列の後ろを沢山の観光客がぞろぞろと付いて歩いていたのでちょっと笑ってしまいました。
ここからふらふらと小道を歩き、高台寺に到着です。
ずーーっと昔、夜間拝観に行ったような行かなかったような・・・
内部の記憶もほとんどないので、今回が初めてのようなものです。
拝観料を払ってまず御朱印をいただき、順路を進むと見えた光景がこちら。
まるで祇園祭の鉾のような建物はその名も「祇園閣」。
織田信長・信忠親子の菩提を弔うために創建された大雲院に中にそびえる塔です。
こちらは近代日本を代表する建築家・伊藤忠太の設計による昭和の名建築。
元々は大倉財閥創始者の大倉喜八郎の別邸の一部として建てられたそうです。
ずっと気になっていたので、調べられて良かったです。
ここから高台寺の境内を順路に従って拝観します。
高台寺は秀吉の妻の北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うため1605年に建立した臨済宗建仁寺派の寺院です。
ねねの院号が高台院であったことから、高台寺と付けられました。
禅宗寺院でありながら、秀吉とねねの霊廟でもあります。
まずは伏見城から移築された方丈を見学します。
お庭が素晴らしいのですが、あまりに天気が良すぎて枯山水の白砂が眩しいです。
「撮影スポット」と書いてあったので写しましたが、写真がイマ億・・・
ちゃんと見たい人は、ネットで春の写真を見てみてください。枝垂れ桜が素晴らしいです。
お庭のスギゴケから小さいモミジの芽。枯山水ですが、枯れてません。
方丈の向かいには偃月池とお庭。回廊と奥の建物の途中にあるのが観月台。こちらも伏見城から移築。
サルスベリの木がありました。
門の向こう、左手の門を入った奥が開山堂です。人が多くて写真はなし。
青紅葉は思った通りとても綺麗でした。
さらに奥に進むと、臥龍池という池があり、その奥に長い回廊。
緑に埋もれて見えません。
この回廊は臥龍廊というそうです。そのままですね。
横から見ると、いかにも龍が横たわっているような姿です。
いや~結構奥が深いです。とにかく目に痛いほどの緑。
この回廊の突き当りには霊屋(みたまや)という建物があります。
そしてさらに先には、傘亭と
時雨亭。いずれも重要文化財です。
それにしても暑いです。
境内にはアップダウンも多く、とても暑い日だったのでちょっと疲れてきました。
おや、竹林がありました。ここからようやく下りです。
下り切ったところで、向こうにレンタル着物を着た外人さんたちが何やら右手を指さしています。
恋人たちの聖地がこんなところにも!!
ねねは秀吉の糟糠の妻ということで、夫婦円満や恋愛成就の聖地になっているのでしょうか。
それにしても、この日は着物を着た外人さんを沢山見ました。
この暑さです。おそらく日本人は着物を着て歩こうと思わなかったのかも・・・
緑だけが涼を運んでくれますね。
やっと元の場所に戻ってきました。
ふーっ、ここらでお茶を一服。
と思った方はこちらでどうぞ!雲居庵です。
私はかき氷がないから入りませんでした・・・かき氷は冗談です。
それにしても、高台寺は伏見城から移築した建物が多いです。
秀吉の没後、ねねがどんな気持ちでここで過ごしたのか、考えてしまいました。
でも建立されてから400年以上経った今、秀吉とねねの仲良し夫婦コンセプトが随所に!
観光客の人気を集めていました。
最後は出たところにあった、天満宮。
開運・出世・健康長寿・災難厄除などにご利益があるそうですが・・・
なんだか、恋愛成就、夫婦円満に変わってる!?
これでミニ京都観光案内はおしまい。
これからも機会があれば、有名どころに行って記事にしていきますね。
これまで観光客が集まるような神社仏閣や観光地にはほとんど行きませんでしたが、
せっかく京都に住んでいて勿体ない!と関東から来た若い後輩に言われ、反省。
もうちょっと仕事が楽になったら、京都検定もいいかな~と思う今日この頃です。
【撮影:2024/5/18 高台寺】
そろそろ5月も終わり。
隙間時間散歩シリーズ(いつの間にシリーズになってるねん!)もあと2回です。
回を重ねるにつれて、内容がしょぼくなっていること、ご容赦ください。
今日は隙間時間に九条通りから見た東寺の様子です。
なぜ中に入らないのかと言うと、17時を過ぎていたので閉門していたから。
じゃあ、なぜ投稿するのかと言うと・・・
アタシがいるからでしょ。
おっと、手が届くかと思いました。というのはオーバーですが・・・
実際はこんな感じです。
私が歩道の手すりに近づいてカメラを出していると、ハトが3羽飛んできました。
カラスは逃げました。
カラスが臆病というのは、こういう時感じます。
もう一羽登場。でも餌がなかったので、すぐに去っていきました。
あれ、手前にはカルガモがいますね。
二羽いました。こちらの一羽と
こちらの一羽です。よく見ると、くちばしの先の黄色い部分の大きさと形が違います。
よ~し、見分け方分かったよ!
一羽飛び上がりましたが、こちらは一羽目ですね。
アオサギもカルガモも慣れているのか、写真を撮っていても全然逃げないです。
かといって、餌のおねだりもしてきません。
夕暮れ時、東寺の五重塔がライトアップされているように光っていました。
ほら、門が閉まっているでしょう。
今一番日が長い季節なので、観光客が次々門の前に。
みなガッカリして写真だけ撮って帰っていきました。
もう一枚、五重塔を少し近くからパチリ。絵になる塔ですね。
うわっ、びっくりした。
足元に別のアオサギがいました。奈良の鹿じゃないですけど、京都のアオサギも人馴れしてますね。
これでおしまいです。
道草日記に向けて、英気を養っています(笑)
【撮影:2024/5下旬 京都市】
京都御苑散策の続きです。
良かったらマップを参考に、ご覧くださいね~
広大な京都御苑なので、行く度に新しい発見があります。
一方、何度も行くとどこに何の木があるか段々分かるように。
今回は珍しく夕刻に訪れたので、時間の違いもあって、新たな目線で楽しめました。
ということで、今回も木からスタートです。
最近「見上げてないじゃないか」というツッコミを聞くようになったので・・・
見上げてみました!
何の木かお分かりでしょうか。葉と花はこんな感じでした。
難しいのですが、常緑、葉の裏が少し茶色い、ぶら下がる花、樹皮に長方形のひび割れ・・・
などを総合すると、イチイガシではないかと。
上の写真だけだとアラカシの葉のようにも見えますが、アラカシもシラカシも樹皮がすべすべしています。
シイは花の付き方も花期も違います。ということで消去法で仮決定~
お隣の木はすぐに分かりますね。
なんだか枝の張り方が独特ですが、伸びるたびに切られてこんな風になったのでしょうか。
太い幹にこんもり広がる葉のイメージです。
こちらの木も花が咲いていました。
クスノキですね!
小さい花が下に落ちていて気付くこともあります。
それにしても鳴き声が聞こえるのに鳥の姿が見えません。
唯一撮れたのは、ごちゃごちゃの枝の中にいたヒヨドリのみ
夕方の予定の時間までまだ少しあったので、広~い苑内を歩きます。
厳島神社という看板があったので寄ることにしました。
入ってみると池がありました。
ここは元々九條邸のあったところで、池は九條池、対岸の建物は拾翠亭といいます。
あれ、この池見たことある・・と思ったら、前に別の入り口から入り、この橋から眺めたのでした。
あの時はマガモが沢山いましたね~
ウツギが咲いていました。
そして、肝心の厳島神社はこちら。
菅原院天満宮神社のHPに説明があったので引用させていただくと、
「平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。
祇園女御・市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命も合わせて祀っております。
社前の石鳥居は笠木が唐破風で京都三珍鳥居の一つで池の弁財天とも呼ばれております。」
とのこと。
なるほど、厳島神社といえば平清盛でしたね。
よく立ち寄る宗像神社も新緑が綺麗でした。
本殿と摂社です。説明は前にもしたので、今回は省略。
下に実が落ちていたら見上げる原則・・・
で見上げてみたら、サクラの木に実が生っていました。
要するにサクランボですが、イメージにあるぶら下がった実ではありません。
人が食べられる実ではなく、鳥さんのごちそうですね!
「まだ食べてないわよ。熟してないもん。」
あとは出水の小川をちょこっとお散歩。
うんうん、いい時間になりました。
そろそろ移動することにしました。
隙間時間を使うのに、一昨日投稿した梅小路公園や、京都御苑はちょうどいいですね。
【撮影:2024/5/17 京都御苑】
お天気の良い早朝、梅小路公園をお散歩しました。
仕事前、京都駅で途中下車してのウォーキングです。
京都駅南北通路の北側階段から下りたところでペンギンたちが見送ってくれます。
前にも少し紹介しましたが、こちらは京都駅から梅小路公園内に41基設置されたモニュメントです。
京都・梅小路エリアガイドのHPによると、
「鉄道、水族、京都市のキャラクターなどをモチーフにした様々なモニュメントが皆様をお出迎えします。
是非モニュメントをたどって、梅小路を散策してみてください!」
とのことで、今回は見つけたモニュメントの写真を撮りながら歩いていきました。
撮った写真は最後にまとめて・・・
線路沿いの道を進み、タキイ種苗本社前を通って梅小路公園へ。
まず目についたのがこちら。
昔の鉄道の信号機で、「腕木式信号機」というそうです。
懐かしい感じですね。
こんな感じで左側にJRの線路を見ながら、新緑の道を歩いていきます。
てっちゃんにとってはいい場所かもですね。
電車のモニュメントがいい配置で。ここに電車が通ったら最高だったんですけど。
右手にイロハモミジを始めとする落葉樹のエリアがあり、まさに新緑の最盛期。
同じような写真ばかりになるのに、ついつい・・・
あれ、あそこにいるのは・・緑の間にアオサギの頭が覗いていました。
あれ、向こうの方にもアオサギ?
ん?呼んだ?
用事がないなら、羽のお手入れ。
後ろにいるのはカルガモ。こちらものび~
朝はみんなストレッチやお手入れに熱中ですね。
こんな感じの小さい池ですが、結構鳥が水浴びや水を飲みにやってきます。
まあ、今の時期はそれほど鳥がいるわけではないですけどね。
私も載せなさいよ!とカワラバト。目つき悪っ
先に進むとまたまたイロハモミジのトンネル。
秋にフジバカマ展が行われる朱雀の庭からいのちの森に向かう橋が正面に見えています。
一度しか行ったことがありませんが、なかなか面白いところです。
白い花が咲いていました。
お~、ザ・ウツギがついに咲き始めましたね!
森っぽいエリアを抜けて向こうを見ると懐かしい京都市電が置かれていました。
市電カフェと書いてあります。
隣に線路があります。こちらでチンチン電車の試乗ができるようです。
もちろん、早朝なのでまだ運航していません。
モニュメントがあったのでパチリ。こんな車両なんですよ~
そろそろ梅小路公園の端っこ、京都鉄道博物館と梅小路京都西駅のあたりまでやってきました。
ネモフィラが咲いていました。
鉄道博物館の隙間から前は車両の写真が撮れたのに、接近禁止の看板が沢山・・・
そりゃそうですよね。
というわけで、ユリノキ並木をパチリ。
花はもうすぐでしょうかね~
ということで、お散歩はこの辺でUターン。
最後に、お散歩中に撮ったモニュメントをまとめてどうぞ!
全部で41基あるそうなので、まだまだ一部ですが結構面白いでしょう。
隙間時間で行ける場所なので、もし京都旅行のお帰り時に少し時間があったらお立ち寄りください。
【撮影:2024/5/17 京都市】
京都府立植物園を後にしたのが12時半頃。
早起きしたので、お腹の虫がグーグー鳴っています。
この辺りには食べる場所がなく、レストランには長蛇の列だったので、潔く離れることにしました。
地下鉄北山駅に行くと、近鉄直通の電車がちょうど来たので、桃山御陵前まで行くことに。
ここには、前にもご紹介したからくり時計「おやかまっさん」のある商店街があります。
・・・ということで到着~
ひとまずカフェで腹ごしらえし、折角なので少しだけウロウロ。
それにしても、この辺りを歩いている人の平均年齢はかなり高く、70歳超の感じ。
元気なおじいちゃん、おばあちゃんがお友達やご夫婦で買い物やおしゃべりを楽しんでいました。
宇治川派流を渡るときちょうど十石舟が!慌ててリュックからカメラを取り出してパチリ。
去っていくところもパチリ
坂本龍馬とお龍の像がありました。
「龍馬とお龍、愛の旅路」像という名前が付けられていました。
寺田屋騒動の時に負った傷をいやすため、ここから龍馬が三十石舟で旅だったそうです。
そのとき同行したのがお風呂から飛び出して龍馬に危機を告げたお龍。
この旅行が新婚旅行の始まりとも言われているそうです。
見上げると、トウカエデ四兄弟。
ここまで来たら酒蔵も見ていかなくては。
この間来たときはサクラが満開でしたが、今は新緑。
十石舟乗り場の近くで、舟が来るのを待ってパチリ。
ちょうど向こうからも来ました。
すれ違うところをパチリ
戻ってきた舟です。
この間は時間が早すぎて舟が見られませんでしたが、桜の咲いているときはいいでしょうね~
今咲いていた花はと言うと・・・
トキワツユクサと
ハナカタバミ
ムラサキカタバミ
この他にイモカタバミも咲いていましたが、ピンボケなのでボツ。
なぜかカタバミの仲間ばかり咲いていました。
折角なので乗り場の近くの長建寺に立ち寄り。
竜宮城のような門をくぐると、新緑が綺麗!
ということで長かった一日もこれで終了。
最後に、茶寮 油長さんで抹茶ミルクかき氷をいただき、体を冷やして帰りました~
甘い練乳たっぷりで美味しかった!
この日の総歩数は23109歩、帰宅したのは14時半でした。
さすがに疲れた~
【撮影:2024/5/5 京都市伏見区】