なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~9月に見た黄色い花♪

2017-09-30 06:25:00 | みんなの花図鑑
前に夏の名残の黄色の花特集をしましたが、9月の終わりにもまだ沢山の黄色い花が咲いていました。
今日はそんな花をご紹介~♪

その1.キクイモ
キク科ヒマワリ属。


以前どこかの道の駅で、ビニール袋にパンパンに入っていた土しょうがのような根っこを見かけました。
何だろうと見ていると、
「キクイモだよ!ジャガイモと同じように使えてヘルシーだよ~」と勧められ、一袋購入。
値段も激安で、200円もしなかったと思います。
帰って早速フライドポテトならぬ、フライドキクイモを作って食べました。
うーん、美味しくないわけではないけど、すごく美味しいというわけでもない・・・という微妙なお味。
お値段から考えると、そんなものかなという感じです^^;






その2.キバナタマスダレ(多分)


タマスダレの黄色バージョンを宇治川堤防で見つけました。
ヒガンバナ科タマスダレ属(多分)




その3.クサノオウ
ケシ科クサノオウ属。


春から夏の花という印象がありますが、宇治の林縁に点々と咲いていました。返り咲き?咲き残り?
葉を千切ると黄色い汁が出てきます。強い毒性があるのでうかつに触らない方がよさそう。
その一方、古くから皮膚病などの薬として利用されていたそうで、クサノオウは瘡(くさ)の王という説もあるそうです。


その4.ヒレタゴボウ
アカバナ科チョウジタデ属。


田んぼのあぜ道に咲いていました。北アメリカ原産の帰化植物で、比較的大きな黄色の花が目立ちます。


その5.ブタナ
キク科エゾコウゾリナ属。


なぜ今頃??なのですが、堤防や駐車場脇の空き地など、今でもしぶとく咲いています。
春ほどではないけれど、そのパワーには元気付けられます。

9月の黄色はまだまだ夏を引きずっているようです。
最後は最初に戻って、キクイモと青空です。


ようやく京都も涼しくなってきました。
明日から10月。
本格的に秋の黄色が咲いてくることでしょう。
またそのときに特集しますね^o^/

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今日の一枚~イヌタデの仲間たち

2017-09-29 05:57:44 | みんなの花図鑑
紅白シリーズラストを飾るのは「イヌタデ」の仲間たちです。

先日投稿したイタドリもタデ科でしたが、この時期、イヌタデを始めとしてあちこちでタデ科の花を見かけます。
良く見るタデからあまり見ないタデまで、少し昔に撮った写真も含めて大放出します!

最初は、オオイヌタデ
イヌタデに比べて花序が大きく垂れ下がります。色は白っぽいです。


JRの宇治川橋梁の下に群生していました。


同じ場所で混じって咲いていたオオケタデ
アジア原産の帰化植物です。


おととし、京都府立植物園で見たオオケタデの巨木ならぬ、巨株。花の大きさとあでやかさはピカイチです。


元々はこれで紅白シリーズ最終にするつもりだったのですが、私のフォルダには他にもタデ科がいっぱい!
私は出してくれないの!?と催促するので、今日の特集になりました。

同じ日、大量に見かけたタデ科。
小さくて分かりにくいですが、花序の細い感じはハナタデのようです。


お次は、去年の写真ですが、京都府立植物園の湿地ゾーンで見かけた超細いタデ。
ボントクタデです。


ヤナギタデに似ていますが辛味がないので、愚鈍を意味する「ボントク」という名前を付けられたそうです。
葉にV字形の模様があるのが特徴です。

次の花は、アイ。別名タデアイ。


知らなかったのですが、藍染に使う植物はこのアイなんだそうです。
アイの葉を乾燥させてから発酵させて用いる方法は、今は徳島にしか残っていないとWikipedia先生は言ってました。

さて、この花は今の時期暗い林内などで良く見かけるミズヒキです。
暗い、ゆれる、花が小さいの三重苦でまともな写真が撮れたためしがありません^^;


ここまでの植物はすべてタデ科イヌタデ属。
というわけで、本家本元のイヌタデ登場です!


日本中いたるところに見られる植物で、花を赤飯に見立てて「アカマンマ」の別名があります。
花は開かず、そのまま実になります。

トリは、同じくタデ科イヌタデ属のサクラタデで!!


上品な桜色と可愛い花は文句なしにタデ科のプリンセスです。

お付き合い有難うございました~^o^/





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今日の一枚~ツリフネソウ

2017-09-28 05:55:28 | みんなの花図鑑
めでたい紅白シリーズ 第四弾はツリフネソウです。
京都府立植物園 植物生態園の湿地ゾーンにはこの時期、紅白のツリフネソウが咲き乱れます。

赤いツリフネソウ


ツリフネソウ科ツリフネソウ属。
独特の形の花がぶら下がっている様子を「吊り舟」にたとえたようです。
長い距の先がくるんと丸まっているのが特徴。

正面顔・・お医者さんに「あーんとしてごらん」と言われて口をあけてるみたい。


白いツリフネソウ。シロツリフネとも言います。
赤いツリフネソウのアルビノで、時々出現するそうです。


まれに出現というわりには、ここ京都府立植物園では赤を押しのける勢いで咲いていました。
赤と同じく、距の先のくるんくるんが可愛いです。


紅白揃って・・・


全体はこんな感じ。


なお、同じように少し湿った山地で良く見かける黄色のツリフネソウ、キツリフネは別の種で、距の先は丸まっていません。

参考写真(今年の7月、日光で撮ったものです)
写りこんだ虫の名前がわかったら教えてください。
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今日の一枚~イタドリ

2017-09-27 06:13:03 | みんなの花図鑑
今週はめでたく紅白の花~になっていることにお気づきでしょうか?
たまたま二日続けてそうなったので、今日も紅白で行きたいと思います^^

素材はイタドリです!
タデ科ソバカズラ属。別名スカンポ。
春に細い竹のような茎を伸ばします。
折ると中空になっていて、ちゅうちゅう吸うと酸っぱい味がします。
酸味の中にはシュウ酸も含まれるのであまり生で食べるのは良くなさそうです。

ということで、赤いイタドリの花。
(9/18宇治川で撮影)
赤いイタドリを亜種としてベニイタドリ(メイゲツソウ)ということもあるようです。

イタドリは雌雄異株で、こちらは雌株です。


雌花の実になりかけ。


こちらはもうすっかり実になっています。


お次は白いイタドリの花。
こちらは雄株で、雄花の蕊が目立っています。雄しべは8本あるそうです。


なかなか味わいがあります。




たまたま雌花が赤、雄花が白でしたが、必ずしもこのような色合いになっているわけではなさそうです。
実になりかけのころは、こんなツートンカラーが見られることもあります(2015年9月、宇治川)


オマケ。

芽吹きの様子。(伊吹山、5月)


秋の様子(宇治川、10月)


どの季節に見ても味わいがあります・・・



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今日の一枚~マメアサガオ

2017-09-26 06:53:49 | みんなの花図鑑
今日の花はマメアサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属。北米原産。
白い花とピンク色の花があり、隣りあわせで咲いていることもあります。

白い花


ピンクの花


去年は宇治川堤防で大群落を見つけましたが、今年は少し少なめでした。

去年9月の写真


去年10月の写真


同じ場所ですが、今年はこんな感じ。
ただ、流域全体としては、株の数は増えている気がしました。


トリミングしただけなので分かりにくいですが、白い粉をまぶしたような蕊が特徴的です。


最後はおまけ。ピンクのマメアサガオによく似たホシアサガオです。
中央が濃いピンクになっていることで見分けていますが、合ってるかな~






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