京都御苑を出発し、今出川通を東へ。
高野川左岸を北上して出町柳駅を横目に見ながら河合橋を渡りました。
私のいい加減な記憶では、この辺りから下鴨神社っぽくなるはずなのですが・・・
神社の塀かと思ったら、家庭裁判所。
右往左往してようやく御蔭通りの標識を見つけ、右折。
やっとたどり着いたのがこちらです。
やったー、鳥居がありました!
新緑に朱塗りの鳥居、定番の美しさです。
趣のある手水で手を清めて
入ってすぐのところにあった河合神社に参拝することにしました。
河合神社は下鴨神社の摂社で、女性守護としての信仰を集めるお社です。
女性にご加護があるということで多くの老若女性の参拝客を集めていました。
珍しいのが手鏡型の絵馬。自由に顔や髪を書くことができるので大人気でした。
(シンプルな目と口だけは最初から描かれています)
続いていよいよ糺の森。
こちらのだだっ広い参道は、5月3日に行われた流鏑馬神事で馬場となったところです。
両側から大木が覆うように伸びています。
こちらは瀬見の小川。
そして、こちらが表参道です。
この辺り一帯が糺の森。
面積は12万4000平方メートル(東京ドームの約3倍)、清らかな小川が流れ、原野の姿をとどめています。
主に生えているのはケヤキやエノキなどの落葉樹林で、40種4700本の樹木が生育しているそうです。
森を流れる小川は4本あり、瀬見の小川は賀茂川の支流なんだそう。
これはすごい!
木好きなつみかんとしては、もっともっと通わないといけない場所だったようです。
個々の木については後々じっくり見るとして、この日はほぼ通過したのみ。
大きなご神木がありました。
摂社・末社が沢山並ぶ森の中の参道を進みます。
上左から、
瀬見の小川を渡る小さい橋にこんな看板がありました。
この橋は平安時代の文書にも記されており、この橋を渡ることで身を浄め、神域に入ったそうです。
詳しくはこちら⇒ (クリックしたら大きくなります)
そしてここに書かれた通り、渡った左手に大きな朱塗りの鳥居。南口の鳥居です。
この奥に綺麗な朱塗りの楼門。
さらに入ると舞殿。ここにはまだ本殿はありません。
さらに奥に、本殿へと続く中門がありました。
まえにもご紹介しましたが、ここのご神紋はフタバアオイです。
一昨日行われた葵祭で斎王代が髪につけていた植物ですね。
こちら飾られていた生の葉は何でしょうか。木の枝なので、フタバアオイではありません。
残念ながら本殿は撮影禁止。ご参拝し、横手の御手洗川にかかる朱塗りの反り橋をパチリ。
ここでも新緑が綺麗です。
な~んて、知ってるふりして書いていますが、参拝しているときはなんにも知識がありません。
この頃にはもうかなり疲れてきて、この奥にあった御手洗池をスルーしてしまいました。
(葵祭の斎王代が手を浄める池です)
それに限らず、あとから境内マップを見ると見逃したところが続々。
これはもう一度リベンジに行くしかありません。
今度はもう少し早朝を狙っていきたいと思いました。
ということで、何にも見てくださってる方の役に立たない記事を終わります。
最後に見たのがこちらの氷室。
そして満開のカナメモチでした~
ここから京都府立植物園まで歩いて移動します。
それにしてもすごく暑いです・・・
氷室を見たら、またかき氷が食べたくなりました~
【撮影:2024/5/5 下鴨神社】
今日もいつものお散歩の光景です。
冬の間に綺麗に清掃された三面コンクリの水路。
そこには沢山の花が咲いていましたが、それらも一掃。
でもそんなことで植物は負けません。
久しぶりに見に行くと、これこの通りペラペラヨメナの紅白の花が!
気分も明るくなり、いつもの田んぼ経由の散歩道に向かいます。
遠くからケリッ、ケリッと大きな声。
ケリです。あ、やっぱり!
屋根の上で威嚇の鳴き声を発していました。
この写真を撮ったのは5月4日。
去年初めて雛鳥の姿を見たのが4月下旬でしたので、おそらくもう雛が誕生し、警戒しているのでしょう。
そう思って探しましたが雛の姿は分かりませんでした。
そこから宇治川方向に移動。
大きなセンダンの木に花が咲き始めていました。
この道を歩くのは久しぶりです。
両側に緑の草が沢山生えていますが、よく見るとそのほとんどがこんな感じ。
ひえ~と思うほど沢山のコバンソウ。
本物の小判だったら億万長者です。
隙間に小さい粒が見えていますが、こちらはヒメコバンソウ。入り混じって咲いていました。
アカツメグサと黄色い花がアクセントになっています。
ここで今日の本題の一つ。黄色い花です。
この黄色い花、ピントが合っている写真がこちらです。
ブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)です。
ヨーロッパ原産の外来種で、この季節どこででも見ることができます。
明るい黄色で、一面に咲くと見事ですが、こちら要注意外来生物に指定されています。
それにしても可哀そうな名前ですが、原産地でも豚のサラダと呼ばれており、そのまま和訳されたようです。
ブタだけでなく、人様も食べられるそうですよ。
続いて咲いていたのがこちら。
言わずと知れた、キンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)、標準和名はウマノアシガタです。
キンポウゲ属は、英名でラナンキュラス属。
独特の光沢のある花が特徴のラナンキュラスと同じ仲間だったんですね。
ちなみに、イチリンソウ属はアネモネ属。
よく一緒に植えられているので、同じ属かと思っていたら、違いました。
続いてこちらの黄色い花。
地元ではあまり咲いている場所がないので、堤防で見つけてちょっと意外。
ニガナ(キク科ニガナ属)です。
そして黄色い花のラストがこちら。
え、何これ?と思われたかも。ちょっと意地悪しちゃいました。
実はこの写真、花(花穂)を真上から見たものです。
ちょっと難しいですよね。では横からの写真をどうぞ。
こちらセイヨウヒキヨモギ(ハマウツボ科セイヨウヒキヨモギ属)です。
もしご存知なくても、ハマウツボ科と聞いてピンときた方もおられるのでは。
そう、こちらはマメ科やイネ科に寄生する、半寄生植物です。
周りにイネ科のコバンソウの大群がいるので、ウハウハかもですね。
でもちゃんと自分でも光合成しているんですよ。
黄色い花が目立ちましたが、ちゃんとこちらの花も咲いていました。
ナヨクサフジです。もう終盤で、コバンソウに埋もれていました。
その他には、花満開のこちら。
・・・満開というか、なんだか蕊もしゃもしゃですが、こちらはチガヤです。
そう、綿毛がふわふわのチガヤの花なんです。
ということで、この辺でUターンして戻りました。
ここからは、別の日の朝、サギ山の様子を見に行った時の写真になります。
サギ山のすぐ近くからでは全体の様子が分からないので、宇治川の対岸に車で行きました。
正面に見えるこんもりした森がサギ山です。
少しズームで
点々と白い粒が見えます。サギがいるようですね。
もうすこしズームで見ると・・・
ほ~、結構いますね!
(後ろにはシイのモコモコも見えています)
もうちょっと・・・限界までズームで見てみました。
中央のくぼんた部分の左側には・・
かなり巣が出来ていました。
ざっと見たところ、アオサギ優勢でした。
去年はほとんどアオサギが手前には見えなかったのですが、今年は変わったようです。
白いサギも結構います。
右側も見てみました。
こちらには、左側よりも白いサギが多いようでした。
拡大して調べてみましたが、アオサギ、ダイサギ以外にはゴイサギが一羽確認できただけでした。
非常に背が高いクスノキメインなので、観察には不向き、その分鳥は安心して子育てできるようです。
先週末は見に行けなかったので、今週末には近い方から観察しに行ってみます。
【撮影:2024/5上旬 宇治市】
ゴールデンウィークはのんびりお散歩~
新緑をバックにサギが三羽。
分かりにくいですが、目元が赤いので繁殖羽のコサギです。
ダイサギがバシャッ
餌ゲット~
美味しいな~
目元が青というより緑になったダイサギです。
もう一羽はというと・・・
アオサギでした!
ドアップで・・・くちばしが赤いのでこちらも婚姻色ですね。
たまたまいた三羽がどれも違う種類なのが面白いですね。
暑いくらいの日だったので、池のミシシッピアカミミガメが沢山甲羅干し。
青空に新緑。あ、センダンの花が咲き始めていました!
木々の額縁にキショウブが沢山。
要注意外来生物になっているようですが、綺麗なので嫌いになりません。
その時、池の向こうにカモ発見。
望遠で撮っても遠い・・・でもあれって、キンクロハジロ!?
ちょっとちょっと、もうちょっと近い場所はないかな。
わ~、まだキンクロハジロがいました。
9羽いました。
こちらは、マガモのメス一羽。池の波紋が綺麗です。
この写真を撮ったのは5月3日。
その後はキンクロハジロは見ていません。
さすがに帰ってしまったのでしょうね。
【撮影:2024/5/3 宇治市】
若草山に登ろうと思ったら、ほとんどの人が山のふもとのゲートを目指すのでは。
低い山とはいえ、木陰が全くない山を急な階段や坂道を登っていくのは結構しんどいです。
そこでお勧めなのが、水谷茶屋横をスタートして、春日山原始林をゆるゆる登るコース。
前回偶然見つけたこのコース、今回もたどってみました。
ということで若草山山頂です~
え、山頂感ないって?
やっぱり若草山といったらシカでしょう~
今回は上らなかった鶯塚古墳の前にも。
でも今回気づいたんです。
シカと同じくらいか、シカ以上にいるのがコイツだって。
ハシブトガラスです。
この後もさりげなく写り込んでいる写真が何枚かあるので、ぜひ探してみてくださいね!
三重目が山頂です。
結構人が来ていましたが、なぜかほとんど聞こえてくる言葉が中国語。
そう思って見たら、この降り口が万里の長城に見えてきました。
・・・ちゃうか。
冗談はさておき、画面の左に広がる明るい緑の草。
よく見ると全部シダ。
そして、下の写真の中央付近、画面の汚れのように見えますが人です。
この明るい緑色のシダはワラビ。
なんと若草山はこの季節、知る人ぞ知るワラビ採りの名所なんだそうです。
え~いいのか!
ネットで検索したら出るわ出るわ・・・別に注意をされている様子もないので、いいのでしょうね。
歩道の柵の向こう側からにゅっと人が出てきたらびっくりしますよ~
下の写真のように、シカが出てくるのなら分かりますが・・
(カラスもいます)
え、双頭のシカ!?・・・ちゃうか。
(カラスもいます)
山で咲いていた濃いオレンジのツツジ。ヤマツツジでしょうか。
ほらね、ここにもワラビ採りの人が。
(カラスもいます)
二重目まで下りてきました。
(シカがいます)
シカと東大寺
カラスと奈良市街
この辺りは広くて気持ちがいいです。
左手の山が春日山(多分)
山には沢山のヤマフジ。
この辺りでようやく一重目です。
(カラスもいます)
石畳を下りて行きます。
左手の山にはフジが沢山。
足元に咲いていたのは、ムラサキサギゴケ(左:多い)とタツナミソウ(右:少ない)。
あれ、偶然かもしれませんが、紫が勢揃いしましたね~
そろそろ登り口に近づいてきました。
モミの木・・・かな?針葉樹の新葉は色が淡くて新鮮ですね。
やっと登り口まで下りてきました。
(カラスが沢山います)
はーい、南ゲートに到着です!
これから上る人、大変そうですね~
杖をついて、娘さんに支えてもらって登るおばあさんとかもおられました。
大丈夫かなあ・・・
楽な道から登ったとはいえ、その分距離も長く少し疲れました。
でもこの日の目的地がもう一つあります。
頑張って行きましょう。
【撮影:2024/4/27 奈良市】
年度末から年始にかけての仕事が一段落した4月最初の週末、とてもいいお天気になりました。
気温も上がり、それまで五分咲くらいだったソメイヨシノも一気に満開に・・・
これは見に行くしかない!でも人混みはイヤダ~というわけで、悩んだ末に選んだ場所が伏見。
というのも、例によってNHK京都ニュースで伏見の酒蔵をバックに桜が満開と紹介していたから。
あそこなら家からも近いし、早めに行ったら空いてるだろうというわけで、7時過ぎに出発。
人が沢山来る前にお花見散歩を楽しむことにしました。
最初は電車で京阪電車中書島駅まで行き、そこから歩くつもりでした。
ところが伏見港公園から十石船と同じコースを行く方が綺麗かもと思いつき、電車を途中下車。
一つ手前の観月橋駅から宇治川右岸を通って伏見港公園まで行くことにしました。
ウグイスの大音量のさえずりを聞きながら、のんびりと歩いていきます。
あれ、ひょっとしてあの枝の先にいる小鳥は・・・
遠いので豆粒サイズですが、トリミングしてみると、やっぱりウグイスでした。
顎が外れそうなほど大口開いてさえずっています。
あれ、鳥に顎ってあったっけ?
宇治川に流れ込む水路です。緑萌えていますね~
アカメガシワの赤い芽が出てきていました。
向こうに近鉄電車の鉄橋が見えてきました。
昔は色が赤茶色だったことを除けば、子供のころから変わらない光景です。
ちょうど特急がやってきました。
セイヨウカラシナが満開です。
今度は普通電車が来ました。
堤防の脇にソメイヨシノの木が一本。八分咲きくらいでしょうか。
サクラ越しに鉄橋をわたる近鉄電車をパチリ。
がっちり逞しい鉄橋の名前は、殿川橋梁です。
土手の斜面はまだ茶色いです。まだ草は生えてきていないのでしょうか。
おっと、よく見たらニセカラクサケマンがびっしり!
足元には、今年初見のノヂシャが。
川の方に目をやると、新緑のヤナギ(カワヤナギ?)に花が沢山咲いていました。
まだ冬枯れの場所も多い、早春めいた川の様子。
そろそろ三栖閘門が見えてきました。
セイヨウカラシナの小径を通っていきます。
この辺り、やたらとモンシロチョウが草に止まって休んでいるのを見かけました。
気温が上がるのを待っているのでしょうか。
遠くにツグミを発見! もうすぐ帰ってしまうと思うと、ちょっと寂しいですね・・・
それにしてもセイヨウカラシナが多いです。
はい、やっと三栖閘門に着きました。
ここから右手に入り、いよいよ宇治川派流沿いのソメイヨシノのお花見です!
そちらは明日・・・
※三栖閘門について知りたい人は、なつみかんの過去記事をご覧くださいませ~
【撮影:2024/4/6 京都市伏見区】