なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2021年3月

2021-03-31 05:31:21 | 道草日記

令和3年3月、一気に春が来ました!
身近な春の草花がどんどん咲き始め、嬉しい悲鳴です。
原稿は大体27日くらいに作ったのですが、残りの3日くらいでさらに花が増えました。
密と無縁の場所で見かけた花たちをご覧くださいませ。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)  ☆印は3月に今シーズン初見 だったもの
・アメリカフウロ 
・イヌガラシ ☆
・イヌハコベ ☆
自宅の塀の隙間から伸びて、いつの間にか咲いていました。
写真で蕾のように見えていますがこれが花で、気が付いたら種が出来ています。

 
・オオイヌノフグリ(星の瞳、瑠璃唐草)
曇った日の方が青色が鮮やかなように思います。


・オオキバナカタバミ
より一層沢山咲いてきました。


・オランダミミナグサ
・オニタビラコ  
・カタバミ
・カラスノエンドウ
・カラスムギ ☆
いつの間にか三面コンクリートの水路の隙間から沢山咲いていました。


・カンサイタンポポ ☆
ついに今年も咲き始めました!
ふと気づくとにゅっと花茎が伸びて咲いているのはほぼカンサイタンポポに・・・


・ギシギシ(花)☆:もう沢山の花が咲いている株が通勤途中に・・・
・キツネノボタン ☆

小さい川の対岸に見えた黄色い花。望遠で撮ったら金平糖のようなトゲトゲの実が見えました。


・キュウリグサ
・コハコベ
・コマツヨイグサ ☆
思わず目を疑いました。朝通勤途中にある児童公園に黄色い花が・・・


・コメツブツメクサ ☆:柵の向こう側だったので写真撮れず。でも黄色くなるほど群生。
・シロツメクサ
・スイバ(花)☆:最初原稿書いたときは花を確認していなかったのに、月末にがっつり花が。
・スズメノエンドウ(花) ☆ 
葉は前から見ていたのですが、ついに小さい小さい花が咲き始めました。


・スズメノカタビラ
・スミレの仲間
何スミレか分かりませんが、今月もまた咲いていました。


・セイヨウアブラナ ☆
地元では少数派のセイヨウアブラナ発見!
右の写真のように葉の根元が茎を抱いているのが特徴。
 

・セイヨウカラシナ(花)☆

セイヨウアブラナと花はほとんど同じですが、葉の付き方の違いお分かりでしょか。
葉柄があります。
 

・セイヨウタンポポ
・タチチチコグサ
・タチツボスミレ
説明無用ですよね。いたるところで咲きまくっています。


・タネツケバナ
・チチコグサモドキ
・ツクシ ☆
先月と同じあぜ道。今度は沢山生えていました。


・ツタバウンラン ☆
水路の壁を伝っていつのまにか沢山咲いていました。


・ツメクサ(花)☆
先月溝蓋の隙間から生えてきたツメクサ、晴れた日に花が咲いていました。
ピンボケで分かりにくいですが、ナデシコ科っぽい可愛い花です。


・ツルニチニチソウ
あちらにもこちらにも紫の花が・・・


・トキワハゼ
・ナガミヒナゲシ(花)☆
ついに花が!今年はちょっと早い感じです。


・ナズナ
・ニセカラクサケマン
・ノゲシ
あまり沢山元気に咲いているので、ついつい写真を撮ってしまいます。


・ノボロギク
・ノミノツヅリ(花)☆:お散歩していると歩道の隙間に花を発見!
・ハナニラ ☆
ザ・群生シリーズ。この場所でこんなに沢山の花を見たのは初めてです。


・ハハコグサ
・ハルガヤ ☆:花粉症の人はご用心。ついにハルガヤが咲き始めました。
・ハルジオン
・ヒメオドリコソウ
ザ・群生シリーズその2。あちこちで見かけました。咲き始めより色が緑色です。


・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
最終盤のヒメツルソバ、葉がまるで紅葉のように赤くなってきています。


・ヒメムカシヨモギ
・ヒメリュウキンカ ☆

野生化した花をあちこちで・・・


・フラサバソウ
・ホトケノザ
ザ・群生シリーズその3。田んぼ一面の群生も・・・


・マツバウンラン ☆:月初めに芽生えを見たと思ったら、月末近くに沢山の花が咲いてきました。
・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ
・ミチタネツケバナ
・ミドリハコベ
・ムスカリ ☆
こちらは、もっとあちこちで野生化。強い、強すぎる・・・


・ムラサキカタバミ
・ムラサキケマン ☆
なんと沢山生えている場所を発見しました。
ちょっと歩いただけで新たな発見があるので、嬉しい悲鳴です。


・ヤエムグラ(花)
・ヤグルマギク(蕾)☆:こんなに早く蕾が付くものでしたっけ?

〇葉、芽のみ
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ
花が咲いている場所もあるのですが、自宅に生えた記念に(笑)
イヌハコベと一緒に写っています。掃除前なので、見苦しいのはお許しを。


・アルストロメリア
・オカタイトゴメ
・オヤブジラミ ☆:あちこちで葉が伸びています。
・カラムシ
・スギナ ☆:ツクシが出た後は当然・・・
・セイタカアワダチソウ ☆:自宅前の道路です。根が深くて抜くのが大変。
・トキワツユクサ ☆:前からあったのでしょう。気づいたのが今月。
・ドクダミ ☆(今シーズン)
・ハゼラン ☆
自宅前の溝蓋隙間のあちこちからニョキニョキ。


・ハナカタバミ
・ヤブガラシ ☆
ついに金網の下の隙間からニョキニョキ。芽生えの頃は赤くて結構可愛いです。
これがあっという間に悪魔に・・・


・ヤブカンゾウ ☆
しまった!もっと若いころに摘んで辛子酢味噌和えにしたらよかった。


・ユウゲショウ
・ヨモギ


〇実、種、終わりかけ 
・エノコログサ(枯)
・コセンダングサ(実)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)
・ノゲシ(綿毛)
・ノボロギク(綿毛)
白い綿毛に黄色の髪飾りを散らしているような姿は可愛いです。


<番外編>
ご存じ、スノーフレークです。川辺に咲いていました。
球根が混じった土を捨てたのでしょうか。
道草かどうか微妙だったのですが、これがあちこちで勝手に咲き出したられっきとした道草でしょうね。
アルストロメリアやヒメリュウキンカのように・・・


以上、番外編も入れてのべ84種類。
先月の62種類に比べて大幅に増えました!
中身をみてみると、先月葉だけ見た植物の多くに花が咲きました。
同時に、新しく芽生えた植物も多数・・・
実や種や終わりかけの植物が少ないのも特徴です。
これをみても、春を感じますね!
皆さんの地域ではどうでしょうか。

コメント (6)
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京都府立植物園・椿アーカイブ

2021-03-30 05:23:58 | 植物

3月もあと残すところ今日を入れて2日。
今日は3月上旬に撮った京都府立植物園のツバキをアーカイブで特集します。
さすがに月が替ったら載せられないので・・・
精いっぱい咲き誇っていた色々な椿、どうぞご覧くださいませ~

その1:月光
真っ赤な花弁に白い蕊(が変化したもの)が特徴。
蕊の部分が赤い日光(がっこう)もあるのですが、まだ咲いていませんでした。


その2:京唐子
江戸ツバキの仲間で、色が変化するそうです。確かに同じ木にもっと赤い花もあったような・・・


その3:鹿児島
赤に白い斑入りで綺麗です。


同じく鹿児島。「割り蕊」だそうですが、これは二か所から蕊が出てる!?


その4:衆芳唐子
伊勢椿の原種に近いツバキだそうですが、そもそも伊勢椿とは・・・
それに唐子咲きといいつつ、開きかけなので分かりません。


その5:紅筆
淡桃色地 紅縦絞り 白覆輪 八重咲き 中輪
小難しい説明より、花がとても可愛いです。


その6:神代椿
紅色 八重 筒蕊または割り蕊 大輪・・・なんだそうで。


その7:淡乙女(別名 乙女椿)
言わずと知れた乙女さん。やっぱり素敵。


その8:五色八重散椿
地蔵院の散椿は有名で、天然記念物。
その名の通り、色々な色の椿が一本の木に咲いていて、花全体ではなく花びらが散ります。


このほとんど白いツバキも、同じ木に咲いていました。


ということで、ここから白系を2種・・・

その9:白角倉(別名 白澄)
純白のツバキの美しかったこと・・・
全部開いたら黄色い蕊が見えるみたいです。


白澄という樹名板。てっきり違うツバキと思っていて調べてみたら同じ品種。


その10:白盃
白色 一重 盃状咲き 筒しべ 大輪
白の一重もいいですね~ ヤブツバキの白バージョンみたいな感じです。


ということでツバキ、もってけドロボーみたいな適当な投稿でスミマセン
説明を省略しましたが、こちらがツバキ園の入り口に会ったツバキの説明看板です。
ご参考まで。


どうだった? 
ツバキはまだこれからどんどん咲くので、また見に来てね!


【撮影:2021/3/6  京都府立植物園】


コメント (8)
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アブラナ科の野菜の花

2021-03-29 05:20:50 | 植物

先日ご紹介したスズシロソウ。
スズシロというのは春の七草のひとつで、ダイコンの古語です。
どちらもアブラナ科で、四弁花が特徴。

たまたま3月にダイコンを始めとしてアブラナ科の野菜の花を撮る機会があったので、特集してみました。
最初はお散歩途中で見かけたダイコンの花。
市民農園で花が咲くまで放置されたようです。
白くて綺麗な花・・・


こちらは何でしょう。


びっしり付いた黄色い花。少し引いて撮ると答えが分かります。
そう、ブロッコリーの花です。
ブロッコリーもアブラナ科だったんですね~


ここからは、3月上旬に行った京都府立植物園の四季彩の丘で見たアブラナ科のお野菜。
なぜか一角に畑があり、いつも季節の野菜を育てています。
最初は一番目を引いた紫と白のグラデーションの花。


こちら、桜島だいこんの花なんだそうです。
確かに根元を見ると、どでかいカブのようにも見えるだいこんが頭を覗かせていました。
 

お次は聖護院だいこんです。
こちらの花は純白でした。


こちらも桜島大根同様、丸いダイコンです。
伝統の京野菜の一つで、ほのかな甘みがあり、長時間炊いても煮崩れせず、とろけるような味わいになるのが特徴だそうです。
でも売っているのをみたことがありません。
 

こちらの黄色い花は、聖護院かぶのお花。


肉質が緻密で大きな聖護院かぶは、千枚漬けの原料になるそうです。なるほど~
 

それにしても、私には丸だいこんとかぶの区別が付きません・・・

お次は根元が見えなかったので花だけですが、茎だいこんの花です。
あまり聞き慣れないのですが、300年くらい前から京都で栽培されていたダイコンの在来種なんだそうです。


最後の2種類も京野菜。
ミブナと・・・


スグキナです。


あらら、花だけでは区別が全くつきません(笑)
葉を見たらわかるでしょうか。
植えてある様子です。
左がミブナ。細い葉をみるとよく分かります。
全国的には知りませんが、京都のスーパーなどではよく売っていて、水菜と同じように使います。


ということは右側がスグキナ。
かぶの一種で、京漬物のすぐきの原料になるそうです。
すぐきは「現代の日本では数の少ない本格的な乳酸発酵漬物」で結構酸っぱいのですが、食べるとハマります。
(でもお高いのでなかなか食べられません)

ということで、京都府立植物園で見たアブラナ科のお野菜、結局桜島だいこん以外は京野菜でした~

長々と見てくださってお疲れさまでした~

【撮影:2021/3/18  宇治市、2021/3/6  京都府立植物園】


コメント (10)
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わたしのお庭(拡大編)春のお花が咲きました!

2021-03-28 06:00:33 | 植物

今日は恒例の拡大編、そう、じいちゃんのお庭のお花です。
カンヒザクラが散ってからしばらく花がなかったじいちゃん庭にたくさんの花が咲きました!
大きな漬物樽のような植木鉢に植えっぱなしのスイセン。
今のところ球根詰まりもなく、毎年勝手に咲いてくれます。
品種はわかりませんが、ラッパ型の花なので、ラッパスイセンということで・・・
3月13日の雨の朝、花を確認!


1週間後には副花冠(でしたっけ?)が白いタイプも。


全体が黄色のタイプも。こちらもまだ咲いています。


<追加です>
今日(28日)雨の中じいちゃんの庭を見に行ったら、もう一種類咲いていました!
ニホンズイセンと色合いが似ていますが、黄色い部分がカロチンを含んだ餌を食べさせた鶏から生まれた
卵の黄身みたいな色になっています。


13日時点ではまだ開きかけだったヒヤシンスは、今はこんな感じで満開です。
じいちゃんが球根を植えてからかれこれ10年以上は経っています。
毎年ちゃんと咲いてくれることに感謝です。


昔のヒヤシンスと違って、微妙な色合いの違いがキレイですね。
 

 

前はあちこちにぼうぼうと生えていたユキヤナギは去年バッサリ切ってしまったので、残っているのはこれだけ。
この写真は13日ですが、26日現在も満開です。


門扉の外側には定番のハナニラ
これは咲き始めですが、この後たくさん咲きました。


ムスカリ


そしてスノーフレーク


暖かくなって、急にたくさん咲き始めました。
中には上を向いて咲いている花も。こんな風になっていたのね~


最後は植えた覚えがないのにいつのまにか溝ふたの隙間にたくさん生えてきたクサイチゴです。
こちらはわが家にも越境しています。




全部実がなってくれたらジャムにでもするのに、毎年実がつくのは数個のみ。
なぜなんでしょうね~

というわけで、3月中~下旬のじいちゃん庭の様子でした!
特別変わった花はありませんが、いかにもの春の庭。
しかも完全自主的に咲いてくれる可愛い子ばかりです。
さて、次は何が咲くかな~

【撮影:2021/3/13, 3/20  宇治市】

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わたしのお庭~今年も咲いた!マミラリア銀河ちゃん

2021-03-27 05:30:33 | 植物

外のお花は色々咲き始めているのに、うちのお庭は特に変化なし・・・
と思った今月中旬、二階の出窓に置いているサボテン、マミラリア銀河ちゃんに小さな蕾が付いているのを見つけました。
待つこと2週間、やっと花を見ることができました!



お日様が当たらないと開かないので、「晴天」かつ「テレワーク」を狙って撮影。
予想どおり、綺麗に開いてくれました。


日当たりのいい方に少しサボテン自体傾いています。
蕾も一方向に・・・
でも今年はまだまだ小さい蕾が上がってきているので、しばらくは楽しめそうです。

花の中を覗いてみました(トリミング写真です)
雌蕊の柱頭が4つに分かれて、周りの雄蕊から花粉がバンバン出ています。


こちらはオマケ。お隣にいる頂き物の月下美人です。
ずっと細い葉が一枚だけだったのに、急に葉のくびれから沢山の葉が!
どのくらい大きくなったら咲くのでしょう。


さて、庭に出てみました。
パンジーが満開です。






で、ちゃっかりパンジーの仲間入りしているこちらは、タチツボスミレ。
増えて、満開です!


オオキバナカタバミも少しだけ咲いています。これも昼間しか見られません。


こちらは、数年前に生協で買ったシラー・ビフォリア。
すっかり忘れたころに咲いていました!


あれほど沢山咲いていたダンチオウトウ、実は2週間前くらいまではまだ花が残っていました。


満開もいいですが、こういう風情も悪くないですね。


あれ、お客さんです。
このヒヨドリは、サクラ狙いではなく、桜の枝に刺すミカンを待っていたようです。


別の日ですが、残った蕊も赤くてきれいです。
さて、今年もちゃんとサクランボが実ってくれるでしょうか。


で、昨日撮った写真がこちら。
な、なんとあっという間に葉が広がって・・・


緑の実も沢山付いていました。
サクランボ、期待できるかも!!


おしまい。

【撮影:2021/3/26、桜だけ3/13, 3/20も  自宅にて】

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