なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2019年5月

2019-05-31 05:13:51 | 道草日記

令和最初の道草記録です。
最初に記録した5月中旬時点では40種類くらいしか観察できませんでしたが、そこから毎日、見られる花が増えてきて・・・
あれよあれよと、結構な数になりました。
本当は、上旬・下旬の区別をしたほうがいいのかもしれませんね。
みなさんのご近所と比較してみてくださいませ~

 〇花が咲いていたもの(五十音順、以下同様) 
☆印は5月に今年初見 だったもの
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
「アメリカ」と名付けられていますがヨーロッパ原産。ごつい花だからアメリカって、なんだか失礼な命名ですね。
なお、冬にも見かけたので、今年初見ではありません。

 
・アレチギシギシ ☆ 
いい写真ではありませんが、普通のギシギシとはちょっとだけ違います。


・アレチノギク ☆
とっくり型の実、丸い綿毛が特徴的。オオアレチノギクより花がとっくり型で特徴的です。

アレチハナガサ 
・イヌホオズキ 
・ウラジロチチコグサ 
・エノコログサ ☆
・オオバコ ☆ 
・オカタイトゴメ ☆ 
葉の感じは海外に生えるタイトゴメそっくり。でも完全な陸地の石垣の隙間から生えていました。


・オッタチカタバミ

 
・オニタビラコ 
相変わらず年中無休。綺麗に撮れたかな?

 
・カタバミ  
・カモガヤ ☆ 


・キキョウソウ ☆ 
今年も咲き始めました!


・ギシギシ 
・キツネアザミ ☆
どこからきたのか、今年はあちこちでキツネアザミの花を見かけました。

 
・キュウリグサ
・コバンソウ  
・コマツヨイグサ  
今年は大繁殖。夜や早朝などに空き地を通りかかると一面レモンイエロー


・コメツブツメクサ 
・シロツメクサ
 
    

・スズメノカタビラ
・スズメノテッポウ ☆
・セイヨウタンポポ  
・タチイヌノフグリ
・チチコグサモドキ 
・ツタバウンラン 
・ツボミオオバコ
・ツメクサ(花)
下旬には種になっていましたが、上旬に見た花はこんなに可愛かったです。ナデシコ科というのがよく分かります。


 
・ツルニチニチソウ 
・トキワハゼ 
小さすぎるその姿に健気の一言です。左横にツメクサもお邪魔。


・ドクダミ 
シーズン到来!


・ナガミヒナゲシ ☆(花) 
実もいっしょに写っています。


・ナズナ 
・ニセカラクサケマン 
・ニワゼキショウ ☆ 


・ノゲシ 
・ノミノツヅリ 
・ハタケニラ
出てきたかとおもったらあっという間に増えました。
 


・ハハコグサ  

結構あちこちで咲いていますね^^


・ハルガヤ  
・ハルジオン 
野草の宝庫の空き地に群生。先日全て整地されてしまいました・・・  
・ヒメコバンソウ 
・ヒメジョオン  
月も後半になると、ハルジオンは少なくなりあっさり系のヒメジョオンが主流になります。


・ヒメツルソバ
水路になぜか大繁殖・・・
 


・ヒルガオ ☆ 

街路樹の下の土スペースに咲いていました。


・ヒルザキツキミソウ
半野生?植えたとは思えない場所に咲いていました。

・ブタナ 
・ヘラオオバコ 
・ホソムギ
・ホトケノザ
枯れかけの株をみたことはありましたが、新鮮な花が咲いていたのにびっくり!

 
・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ 
・ムラサキカタバミ  
猛暑の中で咲く姿に元気をもらえます。定番の排水溝の中からこんにちは。


・メキシコマンネングサ ☆ 
いたるところで繁殖し、黄色い花を咲かせています。比較的背が高くなる印象です。


・メリケンカヤツリ ☆
・ヤグルマギク 

完全野生化。ビックリするくらい花が咲いていました。


・ヤナギハナガサ ☆
アレチハナガサに比べて花付が多く、豪華な印象。
 
・ユウゲショウ 
・ランタナ ☆ 



〇葉、芽のみ
・アレチヌスビトハギ ☆ 
・クズ ☆ 
・セイタカアワダチソウ ☆ 
・トゲヂシャ  
・ヘクソカズラ 
・マメアサガオ ☆ 
・ヤブガラシ  
・ヤブカンゾウ 
・ヨモギ 

〇実、種、終わりかけ
・アメリカフウロ 
・オッタチカタバミ 
角張った塔のような実が沢山生っていました。


・オヤブジラミ(実)☆ 
あっという間に、大量の実になってしまいました。


・カラスムギ 
すっかりシラガのお爺ちゃんの風情・・・


・スズメノエンドウ 
・ツメクサ(実) 
・ナガミヒナゲシ ☆(実) 
・ノミノツヅリ 
・ヘビイチゴ(実) ☆ 
駅前の植え込みからから赤い実が顔を覗かせていました。


・ヤエムグラ 


以上、のべ80種類。
今回はそれほど多くないと思っていましたが、前半、後半でかなり花が入れ替わり、結果的に沢山になりました。
最後にオマケ。外出途中の公園で見つけたシラカシに止まるメジロちゃんです。
癒しをどうぞ~




【お知らせ】 
大変申し訳ありませんが、業務多忙につき、6月一杯投稿をお休みさせていただきます。
ひょっとしたら、6月下旬にはちょこちょこ姿を見せるかもしれません。
私としても想定外でちょっと悔しいのですが、どうぞご理解のほどお願いします。 





 

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まだまだあります♪ 色々花たち~六甲高山植物園2019年5月 (5)

2019-05-30 05:20:55 | 植物

こういう特集にすると、最後はいつもごった煮状態になってしまいます。
というわけで、今回も最後は載せられなかった花たち。
一応テーマは「色の付いた草本類」ということで・・・

最初は山野で見た花。
一番感激したのがこちら。クマガイソウ(熊谷草;ラン科アツモリソウ属)です。
花にピントが合ってないのが痛恨ですが、沢山花がみられてラッキーでした。



        

前回行ったときに、何が写っているのか分からないほどのピンボケだったこちらは、
サルメンエビネ(猿面海老根; ラン科エビネ属)です。
唇弁が赤みを帯びているのを猿の顔に見立てたという説明がありますが、どちらかというと頭に大きな飾りをつけて踊る人?



全体を見ると、なるほどエビネですね。

        


珍しい花が続いた所で、こちら。お馴染みのツボスミレ(スミレ科スミレ属)です。



省略しようかと思ったのですが、大群で押し寄せてきて「ちゃんと載せてね!」って言われました。

        

他にも、たった一輪、イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)



ヤマブキソウ(ケシ科ヤマブキソウ属)
ヤマブキに似ていますが、バラ科のヤマブキの花弁が5枚に対して、ケシ科の4枚です。

        

もうニッコウキスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)が咲き始めていました。

                


水辺に咲いていた花も・・・
こちら、カワヂシャ(オオバコ科クワガタソウ属)でしょうか。だったら、嬉しいな。




カキツバタ(杜若; アヤメ科アヤメ属)は池の畔で風情たっぷり。



全景です。遠くに小さい橋が見えて、モネの睡蓮のような光景です。

        


水辺の花ではないと思いますが、同じ池の畔に咲いていたので・・・
オオヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)




リニクス・フロスククリという名札がついていたこのお花。
京都府立植物園では「カッコウセンノウ」と呼ばれていました。



        

これで今回の六甲高山植物園特集はおしまい。
六甲山は標高931mと、高山というほどではありませんが、木々の繁りもあいまって、かなり涼しく過ごせます。
山頂からの夜景も美しいので、夏の午後、植物園見学をしてから夜景を見ながらお食事・・・などもいいのでは。
ちなみに、この時は夕方になる前に気温が20℃きりましたので、早々に引き上げました・・・

【撮影】 2019年5月18日 六甲高山植物園にて

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樹下に無数の鶴の舞い~六甲高山植物園2019年5月 (4)

2019-05-29 05:25:54 | 植物

この時期の六甲高山植物園の名物といえば、木々の下に一面に広がるマイヅルソウ(舞鶴草;キジカクシ科マイヅルソウ属)。



ひとつひとつの花はそれほど目立ちませんが、その数の多さに圧倒されます。



マイヅルソウの名前は、2枚の葉を翼を広げた鶴に見立てたもの。



どこまでも広がる舞鶴の海ならぬ舞鶴草の海。
              

自分の目で見るのが一番の光景、少しでもお伝えできたでしょうか。
その他にも、植物園には色々な山野草が自然な感じで咲いています。
その中で、今日は白い花をご紹介~

キビヒトリシズカ(吉備一人静;センリョウ科チャラン属)
その名の通り、岡山県に分布しますが、九州北部などでも見られるそうです。



        


園内のあちこちでみられたチゴユリ(稚児百合;イヌサフサン科チゴユリ属)。
茎の先に1つ可愛い花を付けます。



中には2個以上の花が咲いている株もちらほら。

        


どうしても上手く撮れなかったこちら。でも初見なので載せちゃいます。
オサバグサ(筬葉草;ケシ科オサバグサ属)です。



全体像はこれ。葉だけ見るとまるでシダのようです。これでケシ科と聞いてびっくり!

        


コンロンソウ(崑崙草;アブラナ科タネツケバナ属)かな? 葉の感じはそっくりです。
でも、京都府立植物園で見たものよりずっと沢山花をつけています。



        


こちらは勝手に居候している「雑草」かもしれません。
でも良く見るととっても可愛かったので・・・ ノミノフスマ(ナデシコ科ハコベ属)です。
山に生えると聞いていたので、見られてラッキーでした。




白い花多すぎ!
最後はこちら。ヤマシャクヤク(山芍薬;ボタン科ボタン属)です。



控えめに開いた花弁の隙間から、ほんの少し蕊が覗いています・・・
という写真を撮るため、目一杯手を伸ばしました^^;

白い花といえば、他にもバイカイカリソウやミツガシワなど咲いていましたが、いずれも終わりかけだったり、ピンボケ。
来年のために、名前だけ記録しておきます。
明日は、白くない草本類のお花をご紹介し、六甲高山植物園特集のラストにする予定です。


【撮影】 2019年5月18日 六甲高山植物園にて

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木々の花色々~六甲高山植物園2019年5月 (3)

2019-05-28 05:13:43 | 植物

ハイライト2種類を出してしまいましたが、六甲高山植物園にはその他にも多くの見どころがあります。
中でも、木々の花や緑の鮮やかさと言ったら・・・
ただし、もうちょっとお天気が良く、風がなかったら良かったんですけどね~

入口を入った所の光景。とたんに爽やかな緑に癒されます。




まだシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)が咲いていました!
イロハモミジ(ムクロジ科カエデ属)の緑とのコラボがとっても素敵。



シャクナゲ目線・・・



イロハモミジ目線・・・

                


いつも楽しみにしているサラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)。
この写真は植物園で一番大きい(多分)木の花。
サラサドウダンには花の色が薄めから濃いものまで色々ありますが、こちらは少し赤が濃いタイプ。
グラデーションが美しいです。



枝の広がりだけでも相当大きいです。

        


シロヤシオ(ツツジ科ツツジ属)。少し最盛期をすぎており、綺麗な花を探すのが難しかったです。



遠めには満開!

        

ここまで並べるとツツジ科が多い!
でもそれ以外にも色々・・・

ズミ(ズミ科リンゴ属)の花、こちらも少し終わりかけ。


        

ミツバウツギ(ミツバウツギ科ミツバウツギ属)。
名前が思い出せなくてわざわざ職員さんに伺ったのですが、肝心の写真が全てピンボケという・・・




マルバアオダモ(モクセイ科トネリコ属)
六甲高山植物園に向かうドライブウェイの脇に、白いシュワシュワした花の咲く木が何本もみられました。
この写真も植物園を出たところで撮ったものです。
帰宅後、検索してなんとか名前が判明しました。
それにしても、全然丸葉じゃない・・・




グミの仲間(グミ科グミ属)
ナツグミでしょうか。
これは六甲高山植物園からオルゴール館に向かう遊歩道沿いに沢山生えていました。



イマイチの写真ですが、少しは同定に役立つでしょうか。萼筒にはくびれ、葉には細かい点々があります。




こちらも同じ遊歩道の六甲高山植物園側入口にあります。
ツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)です。
ピンク色のすりガラスのような色が魅力的で、前回行ったときからのお気に入りです。
今回は強風で、写真は撃沈です・・・



いかかでしたか?
他にも緑が美しい木々がありましたが、長くなりすぎるので今回は省略しました~


【撮影】 2019年5月18日 六甲高山植物園にて

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六甲に咲く青いケシ~六甲高山植物園2019年5月 (2)

2019-05-27 05:15:34 | 植物

お約束どおり、今日は六甲高山植物園この時期のハイライトその2です。
(植物園的には一番かも・・・)

そう、あの有名なヒマラヤの青いケシ、メコノプシス・ベトニキフォリア(ケシ科メコノプシス属)です!



青いケシといえば、大阪の咲くやこの花館で年中みられるのが有名ですが、ここ六甲高山植物園では
園内ロックガーデンで群落を見ることができました。



ベトニキフォリア以外に、グランディス、ホリドゥラという3種類があるそうですが、私には区別が付きません・・



それにしても、一昨年行った時は今の1/10くらいの場所にぽつぽつ咲いていただけなのに、規模を拡張されたようです。
本当にビックリしました。 全体はこんな感じ。



六甲山上にあるので多少涼しいとはいえ、夏の暑さはかなりのもの。
大丈夫なのかな~と心配です。
ひと目1500本、6月下旬まで楽しめるようです。

          

ここロックガーデンでみられたその他の花たち。
有名なコマクサ(ケシ科コマクサ属)。
年中見られるのが売りだったそうですが、最近減ってきているそうです。




赤蕊が可愛いシコタンハコベ(色丹繁縷;ナデシコ科ハコベ属)
北海道から本州中部に分布するそうで、名前は色丹島で発見されたから。
それにしてもハコベの漢字は難しいし、読めないですね。



        


同じく色丹で発見された、その名もシコタンソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属)
高山植物らしく背が小さいですが、花の模様の色合いがなんとなくユキノシタに似ていますよね。
すっごく可愛いです。



満開でした。見ての通り、サイズは結構小さいです。

        


同じ場所で咲いていたこちらは、エゾツツジ(ツツジ科エゾツツジ属)
北海道と東北の高山に生えるため背が低いですが、花はツツジ。




チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)はすっかり綿毛に・・・
風が強い日だったので、なびいています。




お馴染み、クロユリ(ユリ科バイモ属)も満開。




最後はこれ。ミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)です。
これって高山植物?と思われるほど、普通に山野草として流通していますが、本当は北海道から中部の高山に咲く、れっきとした高山植物だそうです。
(ロックガーデンの写真が失敗だったので、別の場所の写真です。
ミチタネツケバナとスズメノカタビラが写っているのはご愛嬌ということで・・・)



六甲高山植物園のロックガーデンでは色々な高山植物が比較的自然に近い形で見られ、植物好きとしてはとても楽しめる場所です。
私たちは参加しなかったのですが、一日2回、職員さんや専門家の案内による観察会があります。
説明を漏れ聞いたところでは、多少山の上とはいえ関西でこのように高山植物がみられるのは、「ロックガーデン」という環境に秘密があるようです。
ロックガーデンは水はけがすごく良くて、植物を植えると、水を求めて根がどんどん下に伸びるそうです。
真夏でも、土の表面の温度は高いですが、深いところは冷たいので、枯れずに育つという・・・
なるほど~でした^^

【撮影】 2019年5月18日 六甲高山植物園にて

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