なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2020年8月

2020-08-31 05:16:41 | 道草日記

令和2年8月の道草日記です。
7月はかつてないほど雨が続きましたが、それを取り返すかのように、8月は記録的猛暑の連続!
それに加えて、夏草刈りがあちこちで行われたため、本当に花は少なかったです。
たまに見かけても、暑さと乾燥でヨレヨレ・・・
7月に生えてきた秋の草も、開花までにもう少しかかりそうです。
過酷な気候の中、じっと耐えて、時々花を咲かせている植物たちをご覧くださいませ。
(人間も暑さに耐えきれず、写真がいつもにも増してイマ億・・・イマ兆・・・なのはご勘弁くださいませ~)

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)  ☆印は8月に今シーズン初見 だったもの
・アオツヅラフジ
雄株ばかりあちこちで見かけます。巨峰ミニチュアみたいな実が好きなのに・・・
雌花や~い!


アメリカオニアザミ
半分花、半分綿毛になってきました。痛すぎて抜けないのか、結構残っています。


・イヌタデ
・イヌホオズキ
草刈りした後から、また生えてきました。年中咲いているイメージが・・・


・エノキグサ
・オシロイバナ
・オッタチカタバミ
・オニタビラコ
・オヒシバ 
・カタバミ
・カモジグサ
・カヤツリグサ
・クワクサ
正真正銘のクワ科の草です。実のように見える丸い粒は花です。


・コセンダングサ 
・コニシキソウ 
・コマツヨイグサ
・コミカンソウ(花)☆
草刈り後にぐんぐん伸びてきました。あちこちで見かけます。


この葉をぺろっとめくると、超ミニサイズの花が・・・
すごく分かりにくいですが、根元に近い赤みがかっているのが雌花、クリーム色の可愛い花が雄花です。
雌雄同株異花というやつですね。


・ザクロソウ ☆
まるでミニサイズシリーズのような花が続きます。ザクロソウ、月末になって咲いているのに気づきました。
いつから生えていたのでしょう・・・


・ジュズダマ 
・シロツメクサ
・スベリヒユ(花)
花がみたくて仕方がなかったのですが、通勤の行きも帰りも閉じている・・・
こちらの写真は、昼ご飯を買いにコンビニに出かけた途中で撮ったものです。
暑さが伝わってきませんか?

下の2枚は朝のお散歩で見かけた花です。こんなに沢山咲いているのを見るのは珍しいです。
 

・セイヨウタンポポ
・セリ
・チチコグサモドキ
・チヂミザサ(花)
こちらも咲いているのに気づいてはいたのですが、なかなか撮れず・・・
片手で1秒で撮ったらこんな写真に(笑)


・ツタバウンラン
・ツユクサ
・トキワハゼ
・トゲヂシャ(花)
・ニシキソウ(花)
今年も去年と同じ場所にひっそりとニシキソウが咲いていました!
毛がないこと、茎が立ち上がることからニシキソウと認定。
 

・ノアサガオ
・ハゼラン
・ハマスゲ ☆
草刈り後の道路わきにずらりと並んで咲き始めました。なぜに??


・ヒナギキョウ
・ヒメジョオン
・ヒメムカシヨモギ
・ヒルガオ
・ヘクソカズラ(ヤイトバナ、サオトメバナ
花をみるとつい撮ってしまうシリーズです。後ろに見えている汚れた葉はアオツヅラフジ。


・ママコノシリヌグイ
・マメグンバイナズナ
・マルバアメリカアサガオ ☆
空色の花が大好きです。葉が丸いのがマルバアメリカアサガオ、葉が普通のアサガオのようなのがアメリカアサガオ。


大好きなのでもう一枚。横にちらっとツタバウンランも写っています。


・マルバルコウ ☆ 
まだ少しだけですが、なんとマルバルコウが咲き始めました。もう秋ですね~


・メヒシバ
・メマツヨイグサ ☆
・メリケンカヤツリ ☆ 
・モリムラマンネングサ ☆
ヤブガラシ
・ヨウシュヤマゴボウ
・ランタナ 
草刈りの難を免れて綺麗に咲いていたランタナ。こちらも花期が長いですね~
メヒシバのバックコーラスですね(笑)


〇葉、芽のみ
・アカカタバミ
・アキノノゲシ 
・アレチヌスビトハギ
一度完全に草刈りされたはずが、完全復活を果たしました。毎年同じ攻防をしています。
(児童公園に生えています)


・イタドリ
・イノコヅチ 
・ウラジロチチコグサ
・オカタイトゴメ
・カニクサ
・カラムシ
・クズ
・シロザ
・スギナ
・セイタカアワダチソウ
・ツルニチニチソウ(葉)
・ドクダミ
・ノゲシ
・ヒメツルソバ
・マメアサガオ
・マルバツユクサ
・ミゾソバ
・ヤブカンゾウ
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ 
・アメリカオニアザミ(綿毛)
棘は痛いけれど、綿毛に光があたるととても綺麗です。


・エノコログサ(実) 
・スミレ
・トゲヂシャ(綿毛)
・ナガエコミカンソウ(実)
ザ・ピンボケ写真をどうぞ! ナガエコミカンソウの花も見たかったな~


・ヤブガラシ(実)
・ヨウシュヤマゴボウ(実)
光があたって一種異様な雰囲気に・・・

以上、78種類、やはり先月(83種類)より少し減っていましたね~
みなさんのお近くの植物と比べていかがでしたか?
先月「葉」でご紹介した植物、まだほとんど葉でした。

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穏やかな川の様子をご覧ください~宇治川Weekly散歩2020/8/23 (4)

2020-08-30 06:30:38 | 植物

3回にわたって花の様子をご紹介しましたが、最後は今の川の様子をどうぞご覧くださいませ。
雨がほとんど降らないので、もちろん放流はなし。
水位が下がって、穏やかな水の流れです。


前の大量放流の時に比べてどのくらい違うかというと・・・(いずれも左が8/23時点、右が放流時)
ダムは・・・
 

吊り橋は・・・
 

少し下流方向に行ったところ
 

いかがですか?同じ川の様子がここまで変わるというのを覚えておかないとですね。
途中、アカメガシワに陀羅尼助、もとい実が生っているのを見つけました。


クマノミズキの実、前回見たときは緑の実でしたが、黒っぽく熟してきました。
いつまでも花柱がつんつん飛び出ています。


クマノミズキとトウカエデ


おや、カワウがバシャバシャ水面で水浴びしていました。
潜る鳥ですが、普通に水浴びもするのですね。


見ていたら飛んで行ってしまいました。


吊り橋から下流方向を眺めた光景。水面がまるで水鏡のよう。川にはみえませんね~


これで今回のお散歩はおしまい。
そろそろ下流にも花が増えてくる頃なので行ってみたいけど、もう少し涼しくなってくれないとですね・・・

【撮影:2020/8/23 宇治川】

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やっぱりツユクサ!~宇治川Weekly散歩2020/8/23 (3)

2020-08-29 05:40:38 | 植物

この時期宇治川に一番沢山咲いているのは、まいどご紹介しているヤブミョウガ。
これほど撮れない花はないので、いずれ実ができてからご紹介することにして・・・
今日は、雨上がりに生き生き咲いていたあのお花たちをどうぞ!

最初は、キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)
名前の由来を調べてみましたが、徐々に咲き上る花序が狐のしっぽに似てるとか、花が狐の顔とか、イマイチピンときません。
それより、上唇に添うようにくるんと伸びる蕊が可愛いです。


上の写真だけみると結構目立った花のように見えますが、実際には葉の大きさに比べて超ミニサイズ。


撮るのも四苦八苦です。下の写真で、花が分かりますか?
    
ちなみに、花言葉を調べてみたら「この上なくあなたは愛らしく可愛い」だそうです。
キツネノマゴをプレゼントされた女性方、喜んでくださいね!

さて、お次は前にご紹介したオトコエシですが、同じ株がまだ咲いていました。
咲き始めが白で徐々に黄色みを帯びてくるようです。
ほとんど前と変わりないように見えましたが、よく見るともう一部実になっていますね。


こちらも虫たちに大人気のようで、こんな虫が・・・何でしょう?


少し引いて見てみると、おやおや実が沢山生っているのが分かりました。

オトコエシの花言葉は、「野性味、慎重、賢明」。

最後は雨に大喜びして美しく咲いていたこちら。ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)です。


ツユクサは夏の草か、秋の草かという疑問がでていましたので、調べてみました。
まず、こんな時のためのMy道草日記のデータベースで・・・
2018年は6月~10月、2019年は7月~11月まで咲いていました。
松江の先生のページをみても、花期は6月~10月となっていましたので、夏の初めから晩秋まで咲いているようです。
カンカン照りの時に見られないのは、花の中休みかもしれないですね。
花言葉は「なつかしい関係」。
二段咲き~


今回は薄い水色のツユクサも見つけました!


ツユクサ、まだまだ楽しめそうです。
目標は、メガネツユクサを見ること!
どこか近場で咲いていればいいのですが・・・

【撮影:2020/8/23 宇治川】

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ツルが一杯~宇治川Weekly散歩2020/8/23 (2)

2020-08-28 05:16:44 | 植物

きのうはヤマノイモ一族、もといヤマノイモ属で固めてみましたが、宇治川畔にはその他にもツル植物が一杯!
最初はこちら。ヒルガオ(ヒルガオ科ヒルガオ属)です。


やっぱり雨の後はいいですね~
おまけに朝だったので光も優しくて、淡いピンクが素敵でした。
庶民的な花ですが、山際で見ると綺麗ですね。
這い上るところがないと、こうやって地面を這って広がります。
花言葉は「絆」。


もう一種類、うちの庭で見る時とは別人、もとい別草のように見えるこちら。
ヘクソカズラ;サオトメバナ;ヤイトバナ(アカネ科ヘクソカズラ属)です。


ね、上品でしょう。
わが家で「特異な匂い」を振りまき、いくら抜いても一面にはびこる同じ植物は誰が何と言おうと「ヘクソカズラ」。
でも、こちらは誰が見ても「サオトメバナ」。
花言葉は、「人嫌い/誤解を解きたい /意外性のある」。やはり名前と花のギャップでしょうか。


なぜか今回はどこに行ってもサオトメバナだらけ~
くるくると巻くツルも、やんちゃで可愛いです。


庶民派ツルはまだあります。咲き始めですがクズ(マメ科クズ属)
世界の侵略的外来生物100にも選ばれるくらい、海外でも繁殖しているそうです。
もちろん日本でも・・・
下流に多いので、上流でみるとちょっと控えめ上品・・・
花言葉は、「芯の強さ/恋の溜息/活力」など。


山際らしい植物もありまっせ~
まだ咲いてる!ナツフジ(マメ科フジ属)


まだどころか、咲き初めじゃないですか~
家の近くでは、大きな実がぶら下がっています。
花言葉は「歓迎」。


青空を見上げるとセンニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)♪
花言葉は、「安全/無事/あふれるばかりの善意」
でも、これって毒あるんですけど~


久々の青空の一枚で〆でした!
明日も宇治川沿いが続きます。

【撮影:2020/8/23 宇治川】

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Newトコロ登場!~宇治川Weekly散歩2020/8/23 (1)

2020-08-27 06:13:43 | 植物

前夜降った雨のおかげで植物たちも少し息を吹き返しているかもしれません。
ということで、週末の早朝散歩は2週間ぶりに宇治川上流に行ってきました。
いつもの空き地に車を止め、白虹橋の方に向かおうと思ったその時・・・
鮮やかな緑色に垂れ下がる植物が目に付きました。


近づくと、上からぶら~り垂れ下がっていたのは、カエデドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)でした!


見上げてみると、オレンジ色の花が沢山咲いていました。


カエデドコロは葉がカエデのように掌状に裂けることから名づけられた「トコロ(野老)」の仲間です。
トコロとは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる植物の一群で、オニドコロが有名。
カエデドコロは花の色がオレンジ色なので花の時期には一目で分かります。
でも、名前の通り葉が3~5つに裂けているので、花がなくても分かりやすいかも。
ちなみに分布は関東以西、葉は互生します。
オニドコロより上品な感じで、咲いているのを見つけると嬉しくなります。


そのオニドコロですが、雄花はほとんどなくなり、雌花は実になり始めていました。


別の場所では、まだまだ雄花が元気に咲いていました。
こうやって見ると、上を向いて咲くというのがよく分かりますね。


さらに別の場所では、実と雄花が隣り同士に・・・
効率的に受粉できたのでしょうか。
オニドコロはカエデドコロと違って全国に分布します。
根茎やむかごを食用にできるヤマノイモと違い、オニドコロの根茎は苦くて食べられません。


さて、ヤマノイモ属の代表といえばヤマノイモ・・・
今回、宇治川散策ではほとんど見かけませんでした。
唯一、7月下旬に雄花を見つけましたが、雌花とは一度も出会えず。
何年か前には結構みかけたのに、どうしちゃったんでしょうね~

ヤマノイモ(雄花) 2020/7/26宇治川

さて、川沿いには他にも色々なつる植物が咲いていました。
残りは明日!

【撮影:2020/8/23  宇治川】

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