のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

笑顔も増え 声も大きくなって

2012年03月22日 09時06分24秒 | ボランティア
もう4年以上前だったろうか
添乗員で いつものように音楽でツアーを盛り上げアットホームな旅になった
さよならをする前に 若い女性が私にある依頼を告げた
 
老人介護施設に訪問していることは ツアーの時にも話していた
是非 私の勤める施設にも来て欲しいと行った
訪れて見ると 内心 戸惑いが隠せなかった
 
テーブルが フロアに散在して それぞれ数人づつ座っていた
寝ている人も居る 何か始めようにも 反応が全く無い
認知症の方が目立ち 過去に訪れた施設とは かなり雰囲気が違う
 
今までのところは ボランティアも訪れ 何かの披露をしていて喜ばれていた
しかし ここは 現在でも ボランティアの訪問は あまり聞かない
何かをしても 相手の反応があって やりがいが増すこともある
 
私には 音楽しか特技が無い
しかし 音楽なら 何とか心に通じていくものと思っていた
特に この施設こそ 必要ではないかと 強く思った
 
音楽療法士の資格も無い
心でぶつかって行けば きっと何かが通じるだろうと信じて通った
毎月訪れることも 自分で決めた
 
確かに あまり反応が無い場合 何かが通じているか多少不安もある
スタッフの方たちも 漠然と 見ているだけである
通ううちに 私も 音楽の効果を 確信し始める
 
演奏しながら お一人づつを細かく見ていると 数人は 声は小さいが歌っている
声も出せない方がリズムを取っている 指先が動いている
眼がじっと 私を見るようになった
 
終わって 皆さんに挨拶で廻ると 固く手を握り締める
有難うと言ってくれる方が居る
みんな 歌を楽しんでいる 無駄ではないと思えるようになる
 
こうして 5年目に入る現在 スタッフの方が全面的に協力してくれる
周りで盛り上げて 歌う雰囲気を更に引き出してくれる
歌声も 少しは大きくなった
 
笑顔も増えて 音楽を楽しむ そんな空気が覆うように思える
以前からの入所者も多く まだ声にならない方も目立つ
しかし 表情が 和らいでいるのが とても嬉しい
 
  
             最初の頃の写真と昨年末の光景
 
昨日 そんなことを実感しながら演奏していた
2.3名の家族の方も見えていて 一緒に笑顔で参加してくれていた
ここでも私を待っていてくれる 私の生きている実感でもある
 
 
 
 今日の誕生花  れんぎょう
 花言葉       希望
 
 
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