のびたとブレイク

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剣舞とは語る宗家の熱意知る

2016年11月12日 07時21分26秒 | うたごえ

小気味良く 活気 熱気溢れる84歳の女性がゲストとして語っていた

鹿児島のてんがらもんラジオ 毎週ゲストが登場するが人材の宝庫に私は毎回感銘を受ける

今回は84歳の女性 剣舞一刀流三代目宗家である

 

 

剣舞の宗家と聞けば 大概は男性を想像するが 女性であることに驚く

しかし 熱意は別にして どこか女性のしなやかな強さは 凛として伝わってくるのだ

宗家の由来は父方祖父の一刀流 あのお玉が池の流儀を引き継ぐものである

 

現在は横浜にお住まいだが 毎月 鹿児島県の肝属(きもつき)へ剣舞の指導に通う

この祖父の厳しさが過激だ おなごは教育など要らぬ 

男は国のため死し 女子は軍国の母と成れ 当時の世代を表す存在でもあった

 

勉強も許されぬ 田んぼの草取りへ行くと騙し 外で勉強したと語る

5人の兄弟が居たが 戦争中 多くの家族 学校が都会を離れて疎開へと走った

これが壮絶 誰かが生き残れと3人と2人に別れさせ 彼女は鹿児島へ行く

 

まるで真田丸の 幸村一家が徳川と豊臣に家族を分けた事例の様である

肝属(きもつき)は沖縄に近く 米軍の空襲にさらされた

通学の列車も襲われる 停車して逃げる ばらばらと逃げ惑う

 

集団になるな 標的にされる 敵機に向かって走れ これが学校で教えた対策である

敵機に後ろを見せれば機銃掃射の餌食 向かって走れば相手の速さもあり生きる確率が高い

かろうじて助かり戦後 大学卒業後 教職に就いた 社会科の教師である

 

 

米軍の占領下で 教育も大変換した 今まで男尊女卑だったものが男女平等となる

国のために死ね が 人のいのちは地球よりも重いとなった 多くの方が戸惑ったろう

日本の弱体化のためにか 武道 剣道 柔道 歌舞伎まで禁止された

 

武器の一つにもなる剣など 全部の家庭に家宅捜査が入り 隅々まで調べられた

ようやくこれらが緩和され 復活を始めたのが昭和27年ころ 盛んになるのには数年を要した

ここからは 剣舞の本題に入って行く 剣舞とは詩吟に合わせて居合いを含み舞うことだ

 

足の運び方 手の位置 刀には鍔や鞘があるから この扱い方も重要

更には扇子も使う 剣は闘いのいのちを掛けるもの ここには一刀流の流儀が生きる

日本独特の剣舞である 刀は竹刀では無く真剣である 身長に合わせて持つ刀の長さも違う

詩吟とは解説もあるが 歴史や情景を謳うものである この意味を理解しなければならない

 

服装は袴である 袴は戦国時代でも着用 ひもは戦っても転んでも 絶対解けない

話は無限に広がる 鎌倉の流鏑馬も出てくる この元は鹿児島の肝属にあった

こちらは平安の貴族の衣装 馬も人も化粧をする 鎌倉は島津が伝えたが 侍であり飾らない

 

 

鹿児島よ誇りを持て 彼女の熱気は続く

古代 神武天皇の幼少期は 大隅半島にあり この頃の日向はこの辺まで含まれていた

この日向から大和の国を作った ふるさとには 吾平山上陵があり 今でも天皇家がお参りする

 

 

あいらのやまのうえりょうと読むが鹿屋市にある 姶良は知っているが これが語源なのだろう

日ノ丸の旗も鹿児島だ 調べれば 江戸末期 島津斉彬がこれを家臣に命令した

あの 桜島から昇る太陽がシンボルなのだ

 

君が代の国歌も鹿児島だ 薩摩に生まれた中村すけつねが 作曲に尽力したことによる

鹿児島は日本の西南端にあるが 文化や伝統の泉になり ここから発信されていたのである

剣舞の全国高校生大会が開催されたが こんな風土の鹿児島は出場していなかった

 

もっと目覚めよ そんな想いで 自分の母校である高山(こうやま)高校と県に働きかけた

幸い県の後援も協力者の働き掛けで貰えて 母校で剣舞の披露が実現できたのである

この熱意に地元の方たちも立ち上がり 以後 高校生も含め盛んとなった

 

5人の高校生は 全国の段をも獲得した

今後は この5人を核として 鹿児島全体に いや 全国に剣舞が栄えるようになって欲しい

84歳になった今も 神奈川の活動 そして 毎月の鹿児島への指導が続く

 

 

ほぼ 話された概略を記したが まだ多くを語り 他の番組構成も楽しいです

てんがらもんラジオ 録画中継は ここをクリック ↓ ↓

http://www.ustream.tv/recorded/92696168

 

 

      最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m

 

 

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コメント (12)
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