世界フィギユア、圧巻の演技で歴代最高点での大逆転優勝、羽生結弦
22歳文句なしの実力とメンタルの強さを改めて感じる演技に感動
した一人であるが、もう一方で彼の取材に対するコメントが素晴ら
しい。
過去に負けた次の試合に対して「負けた悔しさやミスした自分への
怒り、そういうものがあるから頑張れるのかも」また完璧な演技が
続いたときの心境「完璧に出来たからこそ次に出来なかったときの
失望感が怖かった、ファンや周囲の皆さんを失望させてしまうとい
う思いもあったし、同時に自分自身が感じる悲しさとか虚無感、む
なしさ、そういう気持ちを考えると怖かったし不安だった」と答え
てる。
今回の優勝のコメントでも「演技内容を忘れるぐらい、ひとつひと
つ集中してやれた」さすがに「自分に限界を作らず練習に励んでき
た」成果を遺憾なく発揮し王座に返り咲いた自信の言葉である。
言葉というのは、まさに人間の表情である、しかし22歳の若者と
は思えない、冷静に自己分析した言葉は今までにないアスリートで
ある、そして人生哲学を感じさせるコメント力に魅力を感じる。