団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

謝ることはむつかしい

2020-05-11 05:44:27 | 言葉

ありがとうと感謝の言葉をいうよりも、ごめんさいと謝ることは

むつかしい、なぜなら自分の過ちを認めなくてはならない、人間

はなかなか自分に非があると思いたがらないものだ。

 

最近企業などの不祥事などの謝罪会見を見ると謝ることのむつか

しさを感じる、特に企業のトップや政治家となると普段謝ること

になれてないせいか、とりあえず謝る、深々と頭を下げまずは謝

ると言う感じである、原因追及、非に対しての謝罪、再発防止に

ついての言及があっていいはずなのに誠実さが感じられない。

 

根底に苦悩と誠実さがない謝罪は人の心を動かさないことは明白

である、わたしたちの人間関係でも誠実さのない謝罪は相手の心

に伝わらない、ありがとうとごめんなさいはコミュニケーション

の潤滑油、むつかしいかもしれないが謝る気持ちは日常生活の

中でも大切だと思っている。


シニア女性の悩みはひとつではない

2020-05-07 05:36:59 | 生き方

婦人公論の特集「女の悩みの処方箋」のなかの読者アンケートで

平均年齢64歳のシニア女性を対象にした「いまあなたが悩んで

いることを教えて」という興味深い記事が掲載されていた、1位

から5位までの悩みと具体例をみると妻、母、子、嫁などさまざ

まな立場で悩みを抱えており、悩みがひとつではない、まさにシ

ニア女性の心の叫びを感じる内容である。

 

 

そして悩みの相談相手は友人、夫、子供、気分転換は友人とのお

しゃべり(愚痴)、読書、美味しいものを食べるという回答の順

になってるのもわかるような気がする。

 

1位 自分の体調

2位 介護

3位 気持ちの落ち込み

4位 夫婦の関係

5位 家族の体に不調

 

■ 義父と母を立て続けに見送り肩の荷が下りた矢先、今度は自分

 の体調がすぐれず病院通いの日々、ようやく自由になれたと思っ

 たのに(71歳主婦)

 

■ 2年以上家庭内別居中の夫がいまだ毎日のように私にいやがら

 せをしてくる、娘は私たち夫婦の不和が原因で精神的に病んでし

 まいこのままでは私もうつ病になりそう(62歳パート)

 

■ 夫が認知症、介護施設に預けているが月平均23万円もかかり

 出費がかさんで大変!(84歳主婦)

 

 そしてこんな質問が最後にありました

 

「願いが叶う絵馬があるとしたら何を書きますか?」

 

■ポックリ寺があるなら参拝したい、嫁の世話には絶対なりたくない

  ので

 (69歳無職)

 

■ 夫の病気がうそであってほしい、ずっと一緒にいさせてください

 (66歳主婦)

 

■ すぐにでもおひとりさまになれる経済力がほしい

 (58歳主婦)

 

 


続・病院の待合室での人間観察

2020-05-04 05:50:32 | 病院

今は亡き母の付き添いで訪れていた大学病院、いつ行っても混雑

していた、世の中にはこんなに病人がいることに驚く、そして診

察までの時間、会計の時間、調剤薬局での待ち時間、いずれも長

い、予約時間どうりに診察が始まらない 、いつものことだから我

慢するしかなかった。

 

 

待合室の長椅子はほぼ満席、94歳の母にとっては長い待ち時間

は体力的にきつい、子供もいれば老人もいる、居眠りをしてる人

家族できて看護師さんから入院病棟に案内されてる人、イライラ

して貧乏ゆすりをしてる人、遠方から来て電車の時間を気にして

る人、診察室から笑顔で出てくる人、そんな中、近くで70代と

思われる女性が隣の人と話してるのが聞こえてきた。

 

 

数か月前にこの病院に入院したときのことのようだ、「入院した

のに子供が見舞いに一度も来ないんだよ、寂しかったね、それで

もね気持ちが落ち込んでる時、毎日看護師さんが今日は顔色がい

いですね、寒くなったねと言った何気ない一言が薬よりも何より

も効いてうれしかったね…」という内容であった。

 

 

何の病気でどれだけ入院したのかはわからないが、病気でつらく

寂しい思いの時、ずっと見守ってくれる看護師さんの一言に救わ

れたのかもしれない。

 

 

母も私も心が温まるような気がした、病院の待合室は人間観察が

できる場所でもある、そして色んな光景に遭遇することがあるも

のだ。


積極的にひきこもる

2020-05-03 05:52:30 | 生き方

「当たり前だった日常が失われてしまった、友人にも会えず多く

の人が今の状態に苦痛を感じている、ただこれを一人で過ごす貴

重な時間ととらえ積極的にひきこもることを意識して欲しい」

 

これは精神科医の斎藤環氏が若者に向けたコラムのなかの一節で

ある、私はこの積極的にひきこもるという言葉は若者に限らず、

私たち高齢者にもいえることだと思う。

 

「人との接触8割削減」いま盛んと言われてることであるが、私

自身定年後の日常生活を振り返ってみると、正直人間関係は8割

削減である、特に会いたい人もいないし、だから人間関係でのス

トレスはない、快適ではないもののそれなりに充実してる。

 

自分で自分を楽しませる、特に齢を重ねるとひとりでいる時間の

楽しみかた、孤独とのつきあいかたを身につけておいたほうがい

い、閉塞感のある今の状況を受け入れ積極的にひきこもる、そん

な生活の中で一瞬でも一日でも、ああ楽しかったと思えることが

あったら、それでいいと思っている。


年金生活妻たちの本音

2020-05-02 05:43:37 | 年金生活

定年退職して年金生活、出勤時間や退社時間の束縛から解放され

人間関係を含めたストレスがすっきりした、自分のための時間が

できた、夫婦が一緒にいる時間が増えて遊びに出掛ける回数がふ

えた、孫の子守りができてうれしいという夫たちの声がある一方、

金生活になり定年後の暮らしが悪くなったという本音ともいえ

妻たちの声を集めてみた。

 

■ ボーナスもない年金だけの生活で経済的に大変

 

■限られた年金生活のため化粧品、服飾関係のお金は我慢するよ

になった

 

■夫が家にいるので自分の時間がなくなってしまった

 

■主人が家にいるようになってから食事の時間などが自由にならず

お金に関しても細かく追及するのでうんざり

 

 

■なかなか節約が長続きしない、身につかない

 

■主婦には定年がない、夫が亡くなったときが、ある意味で定年だ

と思っている