勝てばいいのです。
この時期は、とにかく取りこぼしはいけない…
明日もこの調子で…虎退治・・・
追伸:悪友さん…昨日はお世話になりました。
アッチソン・・・何が気に入らなかったんでしょうか…
新球場のロッカー備品・・・弁償してくれるんですかね…
昨日…悪友さんに誘われ球場に行った。
試合前に降った雨のため、開始は30分ずれ込んだのだが、私が球場に到着した時点では、すでに阪神が2点先取していた。(結果これが決勝点)
悪友さんは阪神ファンのため、当初関西におられるお母さんと行かれる予定であったが、そのお母さんに急用が出来たために、私を誘ってくれたのだが…何と座った席は阪神のファンが多数陣取る3塁側・・・
悪友さん曰く・・・「甲子園の雰囲気みたいで…」と言ったが、まさしく阪神ファンに占領され肩身の狭い思いをした。
しかし…試合は能見とルイスの投手戦になったようであったが、いまの広島打線、このままで終わるようなことはないと、思った。
その最大の見せ場は、8回の攻防に訪れた。
表の阪神は、ブラゼルの打席で、モーションの大きいシュルツに重盗策を仕掛けた。
これは結果論だが、ナゼと…ベンチでサインを出す木戸コーチの采配を疑った。
ナゼなら…この日のブラゼルはバットコントロールが冴えていたから・・・
ここは奇策も良いが、ブラゼルに任せた方が良かった…
案の定・・・阪神はこの回、無得点に終わり、流れがカープに来ると、私は確信した。
その裏・・・石原が会心の当たりを放ち、1死のあと東出が絶妙なセフティーを決めた。(阪神ファンから判定を巡りアウトじゃとか野次が飛んだが、阪神ベンチが動かないのだからセーフに決まっていると、内心思った)
さあ…赤松を迎えたところで、真弓監督が投手交代を告げた。
阪神ファンは…「アッチソンじゃ…」と言うから、悪友さんに「久保田じゃないん…」と聞くと、「久保田は2軍じゃ…ここは、アッチソンじゃ…」との答え・・・
あっ…そうなんか…と、場内アナウンスを待った…
そうしたら…告げられた名前は、何と・・・フジカワであった。
阪神ファンも驚く起用であった。(この時のどよめきと歓声は本日一であった)
さあ…こうなるとカープベンチは動くと思った。
私は…「ここは赤松に代えて喜田よ…」と言えば、
悪友さんは「嶋は…」のこえ・・・
「ありえんよ・・・喜田よ…」
「赤松にバントという考えがあるじゃろう…」
「いや…赤松はバントが下手じゃけん、ここは勝負どころ・・・喜田の積極性よ…」
と二人で語ったが、カープベンチは誰も動かず、そのまま赤松に託した…
その時点で、私は敗戦を覚悟した。
今日の中国新聞に、過去のデーターで赤松起用を指揮官は論じていたが、あの空気は勝負しないといけない。
過去のデーター云々言っている時期ではないのに、この監督は本当に理解に苦しむ。
栗原の三振は確かに見ごたえがあった。
全て空振りだから・・・
赤松は一球も振らなかった。
その差は、メンタルの弱さである。
あそこは、思いきりのいい喜田で、凡打しても納得できる場面であった。
試合が終わり、球場を後にするとき…本当に納得できなかった。
この時期…この位置にいれば、過去のデーターより、状況判断が重要になる。
まして試合後半で、相手も度外視な戦略を立てるとき…それなのにブラウンさんは、いまだに開幕時と同じ采配をしている。
赤松が三振に終わった瞬間…ベンチで小早川コーチが下を向いた。
その時…「ナゼ…喜田を進言出来なかった・・・」と、思ったが、言える空気がないのだろう…
本当に大きな一敗であった…
球場を出て、悪友さんのルンルンな後ろ姿を見るたびに…余計そう思えたものである。