太平洋戦争中の特攻隊
アメリカ艦隊に体当たり出撃の
隊員たちに贈られた 野の花
その花が風に舞い、
今も喜界島に咲く
「天人菊」という名らしいが
島の人たちは「特攻花」と
呼んでいるとのこと
その話を聞いた19歳の
仲田千穂さんは写真を撮りに
沖縄に飛ぶ そして8年経った今も
撮り続けているという
写真展をブログ上で知った
初日の今日
八重洲ブックセンターまで
出かける
8階の一画の写真展
青い空とオレンジの特攻花
仲田千穂さんが 花の
一つ一つに話しかけながら
撮っているからだろうか
写真の中の花の一つ一つが
思いを伝えているかのように
感じるから 不思議だ
戦争の話は嫌だなあ
辛いから 嫌だなあと思っていた
でも やっぱり
戦争を知ってこそ
平和の大切さを思うのだ
若い仲田千穂さんに
教えられる
今日のこの思い
「特攻花」は
平和を願う花だということを
きっちり 我が胸に
刻みつけておこう