糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

カネの暴力

2014-12-19 | 雑想

 民主主義と暴力とは相容れないもの。このブログでも何度かとりあげたと思います。

 

 カネも暴力です。

 

 八ッ場ダム、原発建設の自治体は言うに及ばず、カネによって口を塞がれ、思いを封じられた人々にとって、それは明らかに暴力です。

 

 カネ自体は人身を傷つけません。銭形平次は例外ですよ。本来の使用目的とは違います。

 

 人身を直接傷つけない、暴力を受けた方も、暴力を受けた自覚がないこともあります。それだけにタチが悪いんです。また、政治の場合は、現金でないこともしばしば。ネギだったり、ワインだったり、カレンダーだったりするわけで、これはこれでタチが悪い。

 

 「政治家ならみんなやってる」と思っているのは正しくありませんし、みんなやってるならなお悪い。政治にカネを持ち込んではいけないというのは、民意をゆがめるからなんです。これは暴力です。

 

 ところが、暴力をふるう方が長年続けていて、まったく自覚していないこともあるし、受けた方も、そのときには痛くないもんですから「そんなものだ」と思い込んでいることもあります。群馬5区はその好例ではないでしょうか。

 

 本人は「調査の途中なので説明できない」と言います。「結果が明らかになりしだい説明する」とも。いったい、何をどう説明するつもりなのか。「悪いことなどしていません」というなら、堂々と説明すればよろしい。なにも結果を人任せにすることもないでしょう。

 悪いことをしたと自覚しているなら、それはそれで「説明する」というんですから、積極的に資料を開示し、「悪いことをした」説明をする責任が小渕さんにはありますよね。しかし、そうするでもない。

 

 疑惑がかかるような行為も問題ですが、それに対して真摯な態度でないことも問題です。あまつさえ、証拠と見られるものを破壊したというのは、かえって自分を不利にしかねない行為だと思います。

 ときに真実は本人にとってつらいこともあります。しかし、その責任が小渕さんにはあるのです。政治家としての、それがケジメですよ。

 

 群馬県はブランド力が全国最下位クラスなんだそうで。しかし恥ずかしいことで有名になっちゃいましたよ。しかも恥じるべき当事者より、それを「恥」だと思っている人たちの方が恥ずかしく思っています。

 

 小渕さん、この責任は軽くありませんよ。

 


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