糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

変化

2012-06-30 | 日記

 富岡市内の5カ所、主にスーパー前で、泉部敏雄富岡市議とともに、日本共産党の政策を街頭でお話しました。

 

 こうやって、高い所から偉そうにしゃべるわけですが、車の上からみなさんの方を見渡すと、結構いろんなことがわかります。自慢ではありませんが、私、視力は良い方で、結構離れた場所でも人の反応が分かったりするんですよ。手元が若干見えづらくなってきてはいますけど(笑)。

 

 消費税増税勢力に、目にもの見せてやろうというお話や、昨日参加した首相官邸前の抗議行動のお話をして、メディアの異常ぶりや「定数削減より政党助成金の撤廃を」などと話しました。

 

 離れた駐車場で、聞くともなしに聞いている人もいらっしゃいましたが、自転車で通りかかりながら「がんばって」と激励してくださる人、近くの家から出てきてずっと耳を傾けてくださる人など、この間の政治への関心の高さがうかがえます。

 

 ある場所で、宣伝カーのそばでずっと聞いてくださった人に、演説を終えて駆けつけると、「政党助成金を受け取って、いろいろ寄付したらどうだ」というご意見が出されました。

 政党助成金を日本共産党が受け取っていない事、その分を他の政党で分け合っていることなどをご存知の上でのご指摘。このご意見、実は結構聞くんです。

 が、受け取った時点でアウト。使途がどうあれ、憲法違反の助成金を受け取ることは、他党への矛を収めなければならなくなることなどをお話ししました。

 と、その方、「実は自分も前の選挙では民主党に入れた。恥ずかしいというか、情けないというか。今回は共産党を応援している。ぜひがんばってほしい」と、かたく握手していただきました。

 

 少し話す内容に慣れてきたと思えば、もう違う話しを交えなければならない。街頭宣伝というのはホントに難しいものですが、私のつたない演説にも耳を傾け、そして力強く応援していただける人が確実に増えている。それだけ情勢が変化していることを感じないではいられませんでした。

 

 明日は、夕方から高崎イオン前で午後4:00~と午後5:00~の2回にわたって宣伝を行います。


ン万分の1

2012-06-29 | 日記

 行ってきました。夕方の野田さん家の前へ。

 大飯原発再稼働に対する抗議行動として、首相官邸前に集まる行動に参加してきました。

 先々週は1万1千人の参加。しんぶん赤旗以外はほぼ黙殺。先週は4万5千人が集まり、他のメディアが申し訳程度に報道。今週はもっとすごいことになりました。

 午後5時ごろ、ちょっと早かったかと思いつつ現場へ歩いていると、なにやらそんな感じの集団がゾロゾロと歩いているではありませんか。早いなあ。

歩道の脇にかたまり、通路を確保していました。「糸井さん」と声をかけられ、ふと見ると顔見知りが。そこへ割り込ませていただきました。

 こんなものが配布されました。始まったらこれを高く掲げるのです。他にもいろいろな宣伝物が回ってきました。良く出来てますよね。

 そうこうしているうちにも、通路を歩く人は後を絶たず、続々と集結している模様。

 

 午後6時、みんなで「再稼働反対!」とシュプレヒコールを開始。あっちこっちでリードが始まり、「再稼働反対」の言葉が渦巻くようでした。しばらく私も大声でやってましたが、そのうち頭がグルグルするような感覚になり、ちょっとトーンダウン。

 と、早い段階で車道が1車線、通行用に確保され、歩道は全部参加者で埋まりました。すごかったのはそこから。

 

 時間とともに人々の塊はふくらみ、1車線確保だったコーンはより中央よりに。いつのまにか双方向各1車線を残して、あとはすべてが歩行者、行動エリアとなりました。道路を挟んだ反対側の人々も、いつの間にか中央分離帯にまで人が立っている状態に。

 そして、午後7時を過ぎると、ついに歩行者天国にでもなったかのように、目の前にあった機動隊の車両は交通規制のために移動。全車線が開放されました。

 

 どの顔も真剣そのもの。思い思いのプラカードなどを掲げて、「再稼働反対!」を叫び続けます。

 午後7時45分。この騒ぎのなかで、主催者(?)のアナウンスが。

 「予想を遥かに上回る参加で、混乱を避けるために早めですが、これで今日は解散に」とのこと。

 

 すごいと思ったのは、みなさんが理性的に、この指示によって解散したことです。熱く、理性的な行動に終始し、抗議行動は素晴らしかったのではないでしょうか。

 正確には何万人が集まったのかは分かりませんが、赤旗政治記者のツイートによると、10万人近いのではないかとのこと。

 私も数万人分の一の力を出してきました。

 

 さて、各メディアがこれをどう報じるのでしょうか。

 

 野田首相、この民の声と行動にフタをすることはできませんよ。


ものの見方 考え方

2012-06-28 | 雑想

 青年たちの哲学の学習は続いています。

 「心と脳」の関係など、あっちこっちに脱線しつつも、「就職できないのは自分の努力不足」が全てだと思ったり、「努力次第で必ず成功する」と思ったりするのは正しいものの見方ではないことを学び、今まさに就職活動中の学生さんは、「少し気が楽になりました」。

 

 衆議院で消費税増税が可決。今日参加させていただいた支部との懇談のなかで、「テレビ見てると、みんな『しょうがない』ような声ばかりだ」と、本人もちょっとそんな気になっていたようです。

 何しろ増税をけしかけるように論調を進めてきたメディアの放送です。そういう声ばかりを編集したと言われても仕方がないのではないでしょうか。

 

 もしそういう声があっても、今があきらめる時でないことは、前に書いていますよね。

 「どうせこんなもの」「どうせ変わらない」のでしょうか?いえいえ、みなさんがご自身で持っている票によって変化を起こすことが可能なことは、2009年の政権交代で経験済みです。

 物事は必ず変化し、ずっと同じ所にとどまっているものではありません。増税勢力が、ありとあらゆる手段を使って増税しようとする。だから、国民の過半数が反対していても、衆議院では可決されてしまったのです。

 つまり、消費税増税反対勢力が、増税勢力を凌駕すれば止めることは可能です。もともと国民過半数が消費税増税に反対しているのですから、止める展望はあるわけです。

 

 あきらめないで、消費税増税反対の声を、「第3の党」、日本共産党に。一緒に意思表示をしましょう。そして、増税勢力を包囲して、増税をあきらめさせましょう。

 

 

 明日は東京へ。首相官邸前の抗議行動に参加するつもりです。午後6:00なんだそうです。ちょっと早めに行こうかな。


まだまだこれから

2012-06-27 | 日記

 今日の午前中は伊香保町で街頭宣伝をしました。伊香保の温泉街の町並みは私も好きで、実は写真を撮りに何度も通ってるところです。

 街頭宣伝でお邪魔するのはもちろん初めて。温泉街で道行く人に(だけではありませんが)、昨日の消費増税可決の暴挙をとりあげて話し、「まだたたかいはこれから」と励ますつもりでお話しました。

 

 さてもう一つ、今日はどうしてもこれをお話しなければ、と全部の場所で取り上げたことが定数削減のお話です。民主党は単独で、消費税騒ぎのどさくさに紛れて、「比例定数80削減」を特別委員会に付託しました。

 「役に立たない、居眠りしている議員がいるのは税金の無駄遣い」とか、「国民のいうことを聞かない議員が多すぎる。税金がムダになるから減らせばいいのに」といったご意見をうかがうことがあります。

 お気持ちはよおく分かります。

 

 が、本来、多様な意見をたたかわせて物事を決めるのが民主主義の最低限のルールのはず。定数を削減して、なくなるのは少数政党に託された民意です。「居眠り議員」や「言う事を聞かない議員」がいなくなるとは限らないのです。

 多様な意見が出されてこそ民主主義。「少数意見を排除」というのは、民主主義ではありません。

 それに、80の定数削減で浮く予算は80億円程度。「消費増税で国民に負担をお願いするのだから、国政も自ら身を切る」なんてこと言ってますが、それなら政党助成金をなくした方がよほど効果的です。政党助成金をなくして浮く予算は300億円を超えます。

 以前にも書きましたが、政党助成金は「毒まんじゅう」。受け取るようになれば、国民の声を聞く必要がなくなります。なにしろ、税金で政党が運営できるのですから。

 冗談じゃありません。民意が反映されない政治が助長されるだけの仕組みがどんどん進んでしまった今の段階が、国民過半数の「消費税増税反対」の民意を無視した暴挙につながると言えるのではないでしょうか。

 

 街頭演説を終えると、そばにいた観光客らしき人々から手をふっていただきました。消費税が増税になれば、観光地だって大打撃です。これからはみんなで力を合わせて声をあげることが求められます。いっしょに、消費税増税をとめましょう!

 

 


怒りはまだ終わらない

2012-06-26 | 雑想

 消費税増税法案が衆議院で可決されました。つくづくアタマにきます。「130時間も論議した」だの、「将来の社会保障を見据えて」だの、「庶民の負担軽減」だのと、民・自・公の賛成討論。

 

 過半数の国民を納得させることもなく、政権政党の中でも一致を見ないおそまつな法案が、自民党、公明党とコソコソ密室での談合で増税が決まるとは、主権者の国民をこれほど愚弄した決め方もそうありません。

 

 私自身、緊急度の高い問題として、消費税増税についてはずっと街頭で演説してきました。何しろ突っ込みどころ満載の欠陥税制、消費税について文句を言えとなれば、どんどん溢れてきて、演説がまとまらない程。

 「たった」130時間の論議で決められました。将来の社会保障を見据えないままの三党が合意しました。庶民の負担軽減をいうなら、はじめから消費税なんかやめてしまえばいいでしょう。

 国民過半数が消費税増税に「NO」と言っているのです。民意に添わないこの法案は採決などあり得ないのが普通ではないでしょうか。どうしても消費税なら、国会の期日延長などせず、不採決にして解散・総選挙を行い、国民に信を問うのが普通ではないでしょうか。今解散したのでは自分たちに勝ち目がないことを知っている民主党、自民党、公明党は、まさに己の党利党略で、この消費税法案を通してしまったのです。

 まだ終わっていません。今はうなだれる時ではありません。消費税増税ストップの声を大きくして、メディアが無視できないほどの世論をぶつけ、消費税増税法案を何としても阻止しましょう。私も全力でがんばります!