糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

気まぐれすぎました

2013-09-23 | 日記

 先日、高校のPTAで、OB会(PTAのですよ)との懇親会がありました。ありましたというか、やりました。

 毎年、学校の文化発表会では、PTAが豚汁を作って学校の生徒や教職員のみなさんに振舞う慣習がありまして、このときにOBのみなさんに手伝っていただいています。

 

 そんなこともあるので、懇親会で現役とOBとで親睦を深めようというのがこの会の狙いなんです。

 みなさん、卒業してもやはり苦労は絶えないようで、大らかな目で見つつ、心配もするといった様子。お子さんが卒業したから「はい、それまでよ」という関係ではありません。交流する深さが違います。

 

 卒業前後の現役世代の悩みは、やはり目前のこと。今の社会に馴染むのが大変だというのが多いですよね。就職となればなおのこと。学歴だの、礼儀だの、いろんなハードルもありますが、それ以前に、人間らしく働ける職場のなんと少ないことか。

 OBのお子さん方は、就職したものの、「自分には合わない」と辞めてしまい、心配しているとか、大学に入ったはいいけど、卒業できるのか心配とか。

 

 みなさんの思いは、我が子可愛さゆえのもので、誰も同じことだと思います。それにつけても、自分の道を探し出す機会に恵まれないまま、就職や進学を迫られる年齢に達してしまう子らは不幸だなと感じます。いや、子どもたちが悪いのではなく、そんな機会が与えられない社会に問題があるんです。

 

 私も職を変えたクチです。常に「別のやりたいこと」「生きる道」を探して、今の職にたどり着いています。向き不向きで言えば、多分向いていないと思いますが(笑)。

 

 だから、子どもたちに覚えておいてほしいのは、自分たちがその気になって、同じ想いの人と力をあわせて行動すれば、今の世の中を住みよくすることだってできるということ。

 「今の世の中がこんなものだから」と、自分の人生をあきらめないでほしいと思います。「周りも同じだから」自分も我慢する?不満を抱えたままで?いやいや、それは解決しましょうよ。と言いたいです。

 

 みなさん、社会の主人公なんです。自分の人生の主人公でもあります。以前読んだ漫画の名言があります。「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」。


利便性や合理性

2013-09-02 | 雑想

 8月31日、一泊でキャンプに行きました。私のFacebookをご覧いただいている方は、そっちからの方面ですでにご存知かと思います。

 キャンプやバーベキューは大好きです。ですが、本来、野外でのんびりぼんやり過ごすのが好きな私。「アウトドア」と言われると、ちょっと違和感を感じるタイプです。

 

 キャンプもキャンプ道具も好きな私。もはやどっちが好きなのか分からないくらい。写真・カメラも同様ですが(苦笑)。

 でも、便利なモノばかりあって、「一体何しにいくんだか」と思うほどではないので、念のため。野外生活では不便さもまた遊びの一部と心得てます。

 

 だって、久しぶりに携帯電話の電波の不安定なところ(機種、通信会社にもよりますが)へ行き、腕時計も着けず、焚き火を囲んで呑んだり食べたり。仲間とゆっくり語らう時間がもてたんですよ。利便性とか合理性に縛られた日常から離れて、贅沢な時を過ごす。いいですよねえ。

 一緒にキャンプした人が一言。「帰りの手段とか、時間とか考えずにみんなと飲んで話せるんだよ。いいよね」。

 その通り。

 

 惜しむらくは、それが一晩だけということ。ああ、もう一泊くらいできると、もっと余裕を持って楽しめるんだけどなあ。

 楽しめる時間が短いからか、キャンプ用品といえども、便利なグッズがたくさん売られています。キャンプの食事も「時短」の時代か。一方で、野外生活が好きな人や、本格的なアルピニストは、いろんな工夫をするのも好きな人が多いと思います。

 売られているものをそのまま使うだけではなく、他のものと組み合わせてみたり、手を加えて別の用途を考えだしたり。「軽量・コンパクト」を良しとし、潔さを大切にする精神が受けつがれてきているのだと思います。

 不便さを受け入れながら、自ら工夫して快適性を追求する。これも、野外生活をすることの一つの意義ではないでしょうかね。

 

 今の日本人、十分に余暇を使って自己実現できるゆとりのある人が、どれくらいいるでしょうか。今私、眠い眠い。