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葛飾区で きもの着付け教室をおこなっています
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居敷当てちょこっとばなし

2011-06-07 | きもの ちょこっとばなし
着物の裏に白い布が付いているものがありますが、何ですか?

とのご質問を頂きました 


「居敷当て(いしきあて)」です

単衣の着物、長襦袢に付いているのですが 全ての単衣着物についているわけではありません

何のための物か… 

立ったり座ったりでお尻のあたりの縫い目に負担がかかりますので、補強の意味があります

そして夏着物の場合は薄く、透け感のある物が多いので下着や脚が透けない様にとの理由です


頻繁に着物を着られる方で、木綿、ウール、浴衣などの普段着の着物ですと

立ったり座ったりの動作が多いでしょうから補強の為に付けられると良いと思います

夏着物の場合は透けやすいというのはありますが

1枚布が増える分 暑いという事もあります  

又、透ける着物に柄の襦袢を合わせておしゃれを楽しみたい という方ですと

後ろだけ白くなって柄が見えなくなります

その場合は 長襦袢に付けておきますと良いですね 

着物に居敷当てを付ける付けないは、お好みで決められたら良いと思います 


    ←ウールの単衣 表地と共布の居敷当て


付け方も様々なようです 

お尻の部分だけに付けたものや、後ろ身頃の下半身全部を覆うように付けたもの

などあるようですが、お尻の部分だけですと、

生地にもよりますが厚みが多少気になるかしれませんね  


生地も共布や羽二重、晒、木綿などが使用されますが

表地に合わせて適したものを選んで下さい


居敷当てのない着物で透けが気になる方は、後ろが二重になった

夏用の裾よけがあるようです 

又、後ろ膝あたりまで汗取り布の付いた着物スリップもあるそうです

正座をしていると後ろ膝のあたりって結構汗をかいたりしますよね

ちょっとチェックしてみようかしら… 



夏も涼しげに着物を楽しみましょうね 
 




きもの着付け 葛飾教室
いそいそきもの 浴衣着付けのお稽古も行っています
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