1・2・3 kick !!

葛飾区で きもの着付け教室をおこなっています
着付け教室の様子や出張着付けの様子、日常のあれこれを綴っています

いそいそきもの ♪  きもの着付け葛飾教室 

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時代による着物の着方

2012-07-31 | きもの ちょこっとばなし
先日「竹久夢二の挿絵から…」で腰ひものお話をしましたが

やはり気になって、あれこれ調べて見ました

時代によるの着物の着付け方の違い ですとか、大正時代の着物 ですとかの

キーワードで色々調べてみましたが

それらしき記述の物がありませんでした


    こちらの写真は、夢二が写したお葉さんの写真です


    夢二の挿絵で こちらもおはしょりの下に赤い腰ひもが見えています


もしかすると かかえ帯(しごき)なのかしら… とか思いましたが

やはり腰ひもですよね~


そんななか下記の画像を見つけました

http://www.priblo.net/category/13361760-1.html

「腰紐出して彦乃ちゃんっぽく着よう♪」というコメントがあります

彦乃とは 夢二の恋人ですが、夢二と付き合う事を彦乃の父親に反対されていて

やっと認めてもらうのですがその後2年半ほどで病気で亡くなってしまいます

その後に夢二のモデルになっていたお葉さんが恋人となります

夢二の恋愛事情は、この場では問題にするところでは無いのでこの辺で…


昔は普段から着物を着ていたのですから、丈の合わない着物でも

腰ひもが見えていても気にせず、それなりに着ていたのでしょうね

また、帯の位置が高いのも かがんだ時に上半身が折れるお腹(腰?)部分より上に

胴帯の下側が来るような位置に帯を結ばないとお掃除をしたり、お洗濯をしたり

という作業の時に苦しいからなのかな~  とか思ったり…

本当に らく~に着ていますよね

当然 補正などもしてはいないでしょうし、帯板も入れてはいないと思います

今の時代は お出かけの時に着物を着る というのがほとんどですから

お出かけ仕様で、補正をしたり帯にシワが入らない様に帯板を入れたり… 

時代の変化に伴って着物のあり方もどんどん変化をして行くものですよね


大正時代の着物はモダンでとっても素敵です

着物と帯の色や柄合わせ、柄半襟との合わせも学びたいところです

しかし、その頃の普段着と同じ着付け方が今の時代のお出かけにOKとは言えませんよね

楽に、それでいて美しく、立ち居振る舞いもしなやかに…

女子は慾張りでかまいません 

そんな風に いそいそとお出かけ をしていただきたいです




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お稽古が始まりました

2012-07-29 | いそいそお稽古
本日から「手始めおしゃれ着コース」の方のお稽古が始まりました 


お母様から譲り受けた着物や帯がたくさんあるそうで

それをリサイクル屋さんに出してしまうには忍びない…

それならば着付けのお稽古をして、その着物を着る事にしよう… 

という事でお稽古を始める事にしたそうです

お勤めをしながら、他にも習い事をお二つもしていらっしゃるそうで

とてもパワフルで素敵な方です


今回は、お手持ちの着物、帯、小物一式お持ちいただいて

それらの物の説明をさせていただきました

今までは着つけてもらうだけでしたので、着物の事も知りたいとの事で

とても熱心に聞いていらっしゃいました



   


   

最後に私が着付けをさせていただいて、どの様な感じになりますか

体感していただきました

「この着物と帯では合わないかもしれませんが…」と言ってお持ちになりましたが

いえいえ… オレンジの帯締めとも よも良く合ってとても素敵ですよね


お母様はとても小柄な方らしいですので、着物の丈は問題ありませんでしたが

裄が少々短いようでした

次回から実際 着物を着ていただくようになりますので

お母様の思いを一緒に 着てあげて下さい


これからどうぞよろしくお願いします



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「竹久夢二」の挿絵から…

2012-07-24 | きもの ちょこっとばなし
先日 古本屋さんで「竹久夢二」の本を見つけました

「竹久夢二」は皆さんご存じですよね 

明治から大正にかけて活躍した画家です

夢二が描く和服の女性…

雑誌の表紙や挿絵などで多く描かれています

大正時代の女性がどの様な着物を着ていたのか…

どの様な帯を結んでいたのか…

そんな風に見てみると とっても楽しいですよね 


        




        




        




        



華やかな柄の銘仙が出てきた頃でもありますが

江戸時代からの縞や絣も好んで着られていたようですね

帯の位置が結構高めの様ですが

柄は今、平成の時代に着ても何の違和感もないですよね

しかし 一つ、なに? と思う物があるのですが…

2段目の左の挿絵と4段目の右の挿絵を よ~く見て下さい

おはしょりの下にひもが見えています

どうみても腰ひもに見えるのですが…

夢二の妻のたまき(後に離婚していますが)や、恋人のお葉さんの写真があるのですが

その写真でも腰ひもらしきものが見えています

この時代は着物の丈が短かったのでしょうか

また、腰ひもは見えてもおかしくないものだったのでしょうかね~


この描かれている女性たちは、今どんな状況で、どんな事を考えているのかしら…

などと考えたりするのもまた、楽しかったりもします  

夢二が描く女性はアンニュイな感じがありますが、それだけではなく

何とも悲しげな 寂しげな感じを受けるのは何故なのでしょうね…




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夏の下着、小物事情…

2012-07-17 | きもの ちょこっとばなし
先日 着て出かけた絞りの浴衣  

本日梅雨も明けたとラジオで言っておりました(ほんと?)ので

サッパリと洗って のりをして… 

普通の浴衣も一緒ですが ネットに入れて手洗いモードで優しく洗い、のりをして1分ほど脱水

ハンガーにかけて形を整えて終了 

   

次回また気持ち良く 着てあげられます 

絞りの浴衣のお手入れ方法が 「有松絞り ゆかた屋つゆくさ」 さんのホームページで

紹介されていますのでこちらもご覧ください  

http://www.tsuyukusa.co.jp/info/faq.html



ここ数日本当に暑いですが、着物の場合 肌着、長襦袢、補正のタオル、伊達締めなどなど…

こんなに何枚も重ねます 
 
しかし涼しげな顔をして いそいそ と歩いておりますが… 


浴衣の場合は長襦袢は着ませんが それでも暑い… 

皆さん色々工夫はしていらっしゃるようです

ネットで調べてみましたら、ヘチマでできた補正用の物がありました  

熱を放出しそうで良いかも…とか思い 思わず ポチッ としてしまいそうになりました… 

帯板も夏用の物があります こちらも購入してしまいそうになりましたが

いやいや待て待て  と考えました

補正のタオルで汗を吸い取って 帯板で汗をシャットアウトして

頻繁には洗えない帯に 汗を吸わせない様になるのでは… と考え

今あるもので問題ない と言い聞かせ購入は見送りました… 


しかし、どうなのでしょう… 

ヘチマでできた補正用の物であれば通気性が良いので、帯まで影響するような汗をかく事は無いのかも…

う~~~ん どちらなのだろう… 


まっ いずれにしても下はステテコです 

昨年から使用していますが、今年も早いうちにもう一枚購入しました 

裾にゴムの入っている物の方が良いようですよ

入っていない物だと裾が上がって来ちゃうようです

  

見た目もかわいいですしね  

夏には必須のアイテムです 


皆さんも これはおすすめという 暑さ対策、汗対策があったら教えて下さいね~ 




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楽しい江戸

2012-07-16 | きもの ちょこっとばなし
先月テレビでやっていた番組ですが、 過去や未来へタイム旅行できる旅行社があり

173年前の江戸時代へタイム旅行をして江戸の長屋生活を体験するという番組がありました  


その江戸の生活は、ご想像通り 夜明けと共に起きて 

棒手振り(ぼてふり)というデリバリーが長屋へやって来て、おかずの納豆や豆腐やアサリ

などを買って朝ごはんを食べて、お父さんはおにぎりを持って仕事へ   

子供たちは寺小屋へ読み書きの勉強に、その間お母さんは掃除、洗濯

お昼になると子供たちが帰ってきてお母さんと一緒にお昼を食べて 

また子どもたちは寺小屋へ  お母さんは内職 

15:00頃子供たちやお父さんが帰って来ておやつを食べて、17:00には親子水入らずで銭湯へ 

18:00には夕飯、20:00には就寝… 

親子一緒にいる時間がとっても長く、電気も無いので本当にエコな生活ですよね 

着物は使えなくなったら綺麗なところだけ切って子供の着物を作り

それも使えなくなったら おしめや雑巾にして、そのあとは焼いて処分

その灰も洗剤に使うという徹底的なエコ生活です 


その当時も損料貸し(そんりょうがし)というレンタル屋さんや古着屋さんもあり

着物は当時も高価で5万円位していて、古着屋だと最上級の物でも13,000円位で買えて

レンタルだと1,300円ほどで借りる事が出来たとの事です 


見逃した方は↓をクリックしてみて下さい  

http://omosirodougadehappy.seesaa.net/article/273670018.html

なかなか楽しい江戸の長屋生活体験ができますよ 



また江戸繋がりで「江戸の一日」というイベントがありまして 

江戸はちょっとおもしろい… と思っていたところにお誘いがあり 出かけてみました

より多くの人に着物を着てもらう粋な機会(プロジェクト)を提供する をコンセプトとしている

「一般社団法人キモノプロジェクト」のイベントです 


江戸、浅草のアサヒスーパードライホールで行われました  

ビールとケータリングのお稲荷さんとサモサを食しながら宇宙エレベーターで宇宙旅行

   

その宇宙エレベーターの中では 和小物紹介・大奥双六体験 などのコーナーがあり

    

メインステージでは寸劇「吉原遊郭脅迫文騒動」や 怪談落語 があり

   

現代邦楽ユニット「杵音」 三味線、琴、舞踊を今風に見せて、聞かせてくれます

思い思いの着物や浴衣を着た170人ほどの方達が宇宙旅行に参加していました

   

楽しい江戸の一日でした 




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風呂敷

2012-07-08 | きもの ちょこっとばなし
今回は風呂敷の事をちょこっと…

近年、スローフードとかエコとか言われている中、自然回帰として見直されているのでは

ないかと思われる、布でできている「風呂敷」


着物姿には風呂敷がピッタリかと…

以前、所作のお稽古をした時にも お土産を風呂敷に包み訪問先にうかがい

お土産を風呂敷から出してお渡しする というお稽古をしました

着物を着られる方でしたら、スマートにお土産をお渡ししていただきたいですよね
   


   


最近は かわいく包んで風呂敷ごと差し上げるという事もあるようです

ただ、その風呂敷に何か包んでお返し下さい という意味もあると考える方もあるようですが

そのような時はラッピングとして考えていただければ良いのでは…



昨年から使っています大判の風呂敷です  

   


   

バッグとして使用しています

大きい風呂敷という事もありますが、見た目よりかなりの物が入ります

ただ、入れるものによっては形が崩れやすいという事はありますが

ポーチとかでしたら中でどの様にも動かす事が出来ますので問題ないです



   

こちらは小さめの風呂敷ですが、リングに結んで…

浴衣などにはピッタリだと思いますよ


昔からある風呂敷ですが、今の時代だからこそ色々な使い方が考えられ

これからもずっと残っていくものだと思います 


風呂敷の歴史とか包み方の紹介がされているホームページを見つけましたので

参考にご覧ください

http://www.miyai-net.co.jp/furoshiki/index.html




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帯揚げの名前の由来…?

2012-07-01 | きもの ちょこっとばなし
先日 女子会がありまして、その時に着物の話になり

「帯揚げ」と「帯締め」と どっちがどっちなのかわからない  と言われました 

「帯締め」は名前の通り帯を締めるのでわかるけれども

「帯揚げ」がなぜ「帯揚げ」という名前になったのかが分かれば迷わないと思う… との事…


   


確かに…  着物にたずさわる事のない方ですと特にですよね…  

そこで、調べる! と言っては見ましたが…

こういう由来で「帯揚げ」という名前になりました と断定した物は見つかりませんでした 

しかし、ネットの三省堂大辞林で帯揚げについて調べましたら

帯をお太鼓などに結ぶときに、形を整え固定するために用いる布。

しょいあげ(背負い上げ)=帯揚げ 
 とありました 

おそらく、お太鼓のかたちを崩さず背負い上げる為に帯枕を使用し

その帯枕を補強と装飾という意味で使用した為だと思います 

あくまでも私の考えですので、ご存知の方がいらっしゃいましたら是非コメントをお願いします



因みに 女子会の写真もアップしちゃいます     

   

女子同士でワイワイと とっても楽しかったです~ 




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