先日 ご案内をしていましたが
私と同じように、「袖丈詰めを自分でしてみようかしら」
とお考えの方がいらっしゃったら… と思いまして
前回よりも ちょっと詳しくご案内しますね
袖を裏返して、横にして写しています
すでに少々丈詰めをしている状態でした
今回丈を短くしますが、余分な部分を切らずに希望の丈にして
余った分を前側の袖部分に縫いつけます
物差しの位置まで短くします
左の写真は、袖の下部分を上に向けて、角の部分を丸く縫って
右の写真のように袖幅分を 運針で進んで行きます
丸く縫ったところの外側に糸を繋げたまま二列に縫います
糸の端を残しておいて、縫い始めと縫い終わりの端の糸を
一緒に ぎゅっ と引っぱって くしゅっ とヒダにして結びます
角の丸みを裏側でヒダにする事によって おもてに返した時にきれいにアールになります
縫った後の糸目が見えないようにするためのキセをかけますので
縫い目より2ミリほど内側を折ります
縫い目が かなり乱れていますが 素人ですのでお許しを…
前側の袖部分に詰めた分を、おもてにひびかないようにくけます
袖の胴側の開いている たもと部分をくけています
生地が麻ですので、折り畳んで指先で押さえるとアイロンをかけたように
線が入り押さえられますのでとても らくちんです
仕上がっておもてに返しました 袖の下部分です
キセをかけていますので縫い目が見えていません
袖丈詰め終了しました~
袖丈が短くなり、長襦袢と同じ長さになりましたので
襦袢の袖が着物のたもとから ぴょこんと顔を出すことはもうありません
やはり、運針のお稽古はしませんでしたが、運針をしているかのように
見えるようにはなったのではないかと思います
しかし、くけるという作業はなかなか慣れませんでした…
教室のお稽古の中で 「単衣の袖丈詰めは簡単にできますよ~」
と説明をして差し上げられそうです
いそいそきもの
きもの着付け 葛飾教室
http://isoisokimono.com/