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葛飾区で きもの着付け教室をおこなっています
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おはしょりから衿先は見えるように着付けますか?

2013-08-04 | きもの ちょこっとばなし
前回ご紹介しました 染めかえをした着物ですが

染めかえる時は、ほどいて、染めて、再度仕立てます

悉皆屋さんにお願いした時に、仕立てる際に 衿下をもう少し長くした方が良いのでは

とのアドバイスを頂きました


仕立ての事はよくわかりませんでしたので

衿下の寸法を気にしたことはありませんでした

しかし 染めかえをお願いに行く数日前ですが、他の方の着物のブログで

「衿先が見えないように着るのを心がけています」 との内容が書かれていました

衿先はおはしょりの下に出て 見えているもの と思っていましたので

へ~ そんな風に着る人もいるんだ~ とその時は思っていました


で、悉皆屋さんでそのように言われて

あ~ そうなんだ~  と思い、そのようにお願いしました…




          

前回お話をしました 母が揃えてくれた着物のうちのひとつ

絽の色無地です   トルソーに着つけました

実際よりも鮮やかなピンクに写ってはいますが

さすがに今は着られそうもありません



          

私の為に仕立ててくれたので、私の体に合っている寸法だと思います

体に合った着物ですと、腰骨の少し上で腰ひもを結ぶと良いといわれていますので

その部分であろうと思われる位置 (トルソーには腰骨がない…) で結んでいます

トルソーの身長は私よりも高いようですので、実際に私が着た場合は

衿先はもう少し短くはなりますが、それでもおはしょりから かなり出ています

袖で隠れるとはいえ、ちょっと野暮ったいように思えます



          

この2枚の着物の衿先の位置の違いをわかりやすくするために、裾を合わせて重ねました  

これだけの差があります

ピンクの色無地の衿下の寸法が73,5㎝

染めかえた色無地が76㎝

         

          

染めかえた色無地もトルソーに着付けました

袷の着物に夏帯を合わせてしまいましたが、そこは無視をして下さいね

(一番上にあったものですから つい楽をしてしまいました…

同じ位置で腰紐を結んでいると思います(何せ腰骨が…)

やはり短めの方がすっきりしますね





仕立てなどのサイトを調べましたら

衿下(褄下)の寸法の決め方は、身長の約2分の1内外が標準 との事です 

そうすると、私の身長は153㎝ですので やはり悉皆屋さんで仕立てた寸法です

ピンクの方のサイズですと、おしゃれ着で 帯を下めに締める場合は許容範囲かもしれませんが

礼装ですとやはり少々長めかもしれませんね


調べてみましたら、おはしょりから衿先が見えるように着るか

または 見えないように着るかは、お好みのようですね

もちろん、おはしょりから見えない場合でも

腰紐が衿先にかかる長さがある事が前提ですけれどもね


衿先をおはしょりから3㎝位見えるように着る

という意見が多いようでした





いそいそきもの
きもの着付け 葛飾教室
http://isoisokimono.com/

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