今朝の日本経済新聞教育欄
国立青少年教育振興機構が行った
「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」
経済格差が学力格差を生むことは
すでに多くの教育社会学者の研究で明らかになってるそうですが
同時に、経済格差が体験の差も生んでいることがわかったとか
経済的に余裕があれば
「夏は海、冬はスキー」と子供は自然体験を満喫出来るし
日常生活でも放課後に塾やお稽古、スイミングスクールなどに通える
結局、家庭の経済格差→子供の体験格差→子供の学力格差
の図式が出来上がっている、というのです
ん…なんか、そういうのは確かに感じるけど
でももう一つ感じるのは、情報収集能力の格差、ですよね
インターネットの世界を覗いてみるとよくわかるけど
親が様々な情報を知っているか知らないかで
子供の将来にとんでもない格差が生まれてる気がします
ゆとり教育にしたって、ゆとり教育が開始される前に
我が子の教育環境に危機感を持っている親と持っていない親
子供の進路に関しても様々な情報を持っている親と
「子供は放っておいても育つ」的な昔ながらの考えを持っている親
人生の生き方が昔のように単純ではなくなったから
親の情報力がそのまま子供の成長過程で格差を生んでいるような気がします
息子達の学校でもそれは常に感じていて
子供達の間でも、様々な情報を持っている子と持っていない子で格差が生じ
大学や学部の選択だけでなく、塾や教材の選択一つとっても
情報のあること無い子では格段の差がつき
いわゆる要領のいい子と悪い子に分けられ
卒業時においても、卒業後においても差がついているような気がします
まあ、仕方ないといえば仕方ないんだけど・・・
辛い思いをしても、それがその子の人生だし
どんな辛い立場でも乗り越えて行くのが人生だしね
でも小学校、中学校、高校、大学と大した苦労も無くて
社会に出る時に大きな壁に当たると、
それはそれは高くて厚い壁に感じるものですよね
その壁を越えて行くために、親も色々な情報を集めて
子供達に意見や助言をしてあげるべきでしょうね
な~んて言いながら、私だって無我夢中の子育てだったからなぁ
長男なんか、特に親の言うことなんて聞かなかったし・・・
でも私達の頃より、はるかに今は大変な時代だから
親自身も、もっともっと世の中のことを知っておかなくちゃいけないのかもしれませんね
頑張れ、子育て世代
子どもの体験活動の実態に関する調査研究