今朝の日本経済新聞社会面の記事
消費者庁によると、昨年3月までの過去5年間のデータで
医師による処方箋が不要な市販薬の副作用が原因で
亡くなった方が15名、後遺症が残った方が15名いたそうです
「死亡した15件では総合感冒薬(風邪薬)が原因と見られるものが8件と一番多く
続いて解熱鎮痛剤3件、咳止め2件、漢方製剤1件
肝障害や腎障害、喘息発作の悪化したと思われる」
「後遺症が残った15件でも風邪薬が9件と最多だった」
まぁ、これらは以前から市販薬でも報告されている副作用例で
私のblogでもお話したことですよね
最高裁では、知識の足りない裁判官のお陰で
市販薬もインターネット販売できることになったけど
勝訴したインターネット販売業の人たちは
今後、こういう副作用に対してどのようにケアをしていくんでしょうか?
それともセルフメディケーションということで、自己責任にしちゃうんでしょうか?
やっぱり、私が心配していた通り
(私だけじゃなく、多くの薬剤師が思ってたことだけど)
一般の人たちが好きなように、好きなだけ医薬品を購入していたら
いずれ副作用の報告はもっともっと増えていくと思いますよ
外用剤や湿布薬はともかく、飲み薬の内服薬に関しては
ちゃんと薬店、薬局に行って、薬剤師や登録販売員の説明をきちんと聞いてから
買って服用するようにして欲しいと思います
言いたかないけど、μシーベルト/時や数10ベクレル/kgの放射線より
よ~っぽど危険なんですからね
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抑肝散の副作用情報(乾燥させる生薬)