今日の日本経済新聞オピニオンの記事
低線量の放射線が健康に与える影響について
「よくわかっていない」と言われているが
最近の研究成果から追求してみよう、という内容ですが
原子力施設で働く約31万人の作業員を過去60年間遡って調査したところ
31万人のうち、531人が白血病で亡くなったとか
これは被曝がなくても白血病になる可能性を1とすると
被曝1Sv当たりリスクが4倍高まるそうです
つまり、1mSvの被曝で0.3%リスクが上がるということだそうです
また「白血病以外のがん」は約31万人のうち約1万9千人で、
被曝無しでがんを発症した人に比べて
1Sv当たり48%、1mSvにすると0.048%、発がんリスクが上昇するそうです
みなさん、どうですか、この数字
以前記事にした加工肉の発がんリスクが、毎日50g食べ続けて18%上昇、
一週間に一回食べるなら2-3%発ガンリスクが上昇する、ということですよね
WHO 加工肉の発がん性を認定
一方の放射線は1mSvで0.3%とか0.048%の発がん率の上昇
つまり1μSvなら0.0003%とか0.000048%上昇ということになります
みなさん、これってどう考えます?
もちろん、リスクが上がったと言えば上がったけど
それなら被曝した人は加工肉の摂取を減らすとか、タバコを吸わないとか
ストレスをかけない生活を心がけるとこでやり過ごせる数値なんじゃないですか?
そして専門家が言っているように
そもそもCT検査を受ける人は身体に異常を感じたから検査を受けたので
がんが見つかる可能性は高いと言えるし
原子力関係の職場では、当然細やかな健康診断が行われるから、
がんが見つかる可能性が高くなると言えるでしょう
そう考えると、特殊なグループの割にはあまり高く無い
と言える気がしますけどね
やはりこういうデータを集める時は
特殊なグループではなく、より公平に調べるべきでしょうね
でもこういうデータの集積は大切ですね
しかもちゃんとした数字を出してくれたからありがたいです
是非今後も、こういった数値をあげたデータをどんどん公表して、
一般人も数字からリスクを考えられるよう、癖をつけて欲しいなと思います