車の整備士→営業部長→社労士・行政書士、かっこいい!

2021年11月24日 | 社労士
新聞でかっこいい社労士さんをみつけた。

行政書士試験に落ちて凹んでいたところ、社労士・行政書士のダブルライセンスを生かして仕事をしている社労士さんの記事を読んだ。

行政書士で食えるか?という問いは古典的で、それに対してはいろんな人がいろんなことを言っている。

例えば、宅建の先生をしている人は、行政書士資格があることで、不動産の仕事が格段に信頼されるようになったとか。

使い方、活かし方の問題であって、その資格で食えるか食えないかという問いは無意味だ、職種じゃないんだからとのこと。

私が行政書士試験を受けようと思ったのは、そもそも(そんな長い話聞きたくないわ!!そんなとこから語られても困るわ!と言う方は飛ばしてください!!)社労士の研修会に講師としてくる弁護士の先生の話がどうにもこうにもさっぱりわからず、???のオンパレードで、泣く泣く法学部の通信教育を始めた。その後、法学部を卒業した人も、弁護士の話はさっぱり分かっていないことが判明。日本の大学とはそういうもの。そんな大学でも、もたもた5~6年かかって、ようやく卒業できそうな気配。法学を学んだからには学びの集大成として行政書士試験を受よう!と決心したからです。法学部に入っているし、受かるやろ~と一昨年受けてみたら眠くなるくらいわからなくてもちろん落ちた。今年、気持ちを入れ替えてがんばったが、がんばり及ばず…来年こそは!

で、ダブルライセンスの社労士さんですが、元は自動車整備士として勤務し、営業部長などを経て、50代半ばにさしかかったころ、好きであり、得であり、社会のためになる仕事として社労士を志したということです。

そのまま定年退職まで勤め上げるという選択肢もあったが、早期退職して背水の陣を敷いていどみ合格。57歳で開業し、その後大学の法学部通信教育を卒業し、行政書士資格も取得。

助成金の申請のときに、締め切り間近のタイミングで、事前確認という作業には行政書士の資格が生かされたとのこと。

人それぞれ、資格の活かし方もそれぞれ。

小山さんの光る頭がまぶしいです。

小山さんは実は大学の法学部通信教育は途中で挫折していました。
そのことがずっと気がかりだったようです。
最初の入学から実に37年。今年3月に晴れて卒業されたそうです。
おめでとうございます。
私も同じ大学の同じ法学部で学んでいます。
来年度こそ卒業できそうです!
先輩のがんばりは励みになります!


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逮捕送検がいやなのは企業も公務員も同じじゃないかなぁ

2021年11月18日 | 社労士
見よう見ようと思いつつ先延ばしにしていた、KiteRaの「労働問題に関する司法と行政の視点とその対策術~使用者側弁護士と元労働基準監督官とのパネルディスカッション」をようやく視聴した。

いくつかのテーマを司法と行政、それぞれの視点で弁護士、元労働基準監督官が語るのだが、なんか、視点のズレ具合というか、かみ合わなさがギャグみたいで面白かった。

最初のテーマは、年休5日の時季指定怠り送検、取得申請に応じずについてだった。

給食管理をしている食品会社の3事業場の店長3人が書類送検されているが、視聴者からの「なぜ店長なのか?」という質問に対し、元監督官は、証拠の立証がなんたらかんたら、エリアマネジャーとかの指揮監督者は立証が難しいとか小難しいことを言っていたが、弁護士からはすかさず、これって、悪いのは社長じゃないのか?というのが質問の趣旨だと思うんですよ。現場では有休を与えたかったけど与えることができないってことあるじゃないですか?とツッコまれていた。現場の店長がなんで犠牲になるんだ?ってことですよね。社長はなんで送検対象にならないんでしょうか?と弁護士に聞かれ、証拠不十分だった可能性があるし、両罰規定があるので、法人も罰を受けるので、店長さんだけが罰せられるわけじゃないとか答えていたが、後半答えになってないだろ。法人と社長じゃなくて、なんで法人と店長なんだって聞いてんだから、結局店長でいくしかなかったってことですね、元監督官。

長時間労働事業場に対する監督指導について、どうやって労働時間を管理するのかっていう話がでましたが、ここも面白かったです。

「現認」というのは、使用者が直接確認することですが、誰もが一番不思議に思っているとこです。だって、いつ来ていつ帰ったかって、サイレンと同時に開始、ラジオ体操して、ウイ~んとサイレン鳴って終わる工場ならともかく、そんなとこほとんどないし、一番よくわかんない管理方法だと思う。なのに、元監督官は、現認は現認なんでいいとして~みたいなかんじであっさりスルーして、やはり弁護士からは、自分現認してるの今まで一度も見たことないし、やってる使用者いないですよ。そんなことは無理ですよ、できませんよとツッコまれていた。

最後のほうで、送検されると、後に不起訴となっても、新聞とかに載ってしまうので名誉回復は難しい、地方では致命的な損害となるという話がでていて、弁護士が言うには東京は「上品」でそういうことはないが、地方だと「送検」で脅してくる監督署があり、新聞社と連携してニュースにしてしまう、すごく迷惑だと言っていた。元監督官によるとやはり、そこからしか情報は行かないので、地元新聞社に情報は流すとのこと。
視聴者からの名誉回復はできるか、どうしたらいいかという質問に対しては、弁護士は無理!新聞は書くだけ書いて知らん顔だ、不起訴になったなどと書いてくれない。そういうことチラつかせる監督官とかいたら、社労士や弁護士は、こいつはそういうやつだと心してかからないといけないとか…

公務員が現行犯逮捕とかされると、もうそれだけで公務員をやめることになる。不起訴になれば懲戒免職とかにはならないかもしれないけど、結局退職するしかない。いったんニュースになったら、たとえ不起訴になっても、小さい字で不起訴処分とか書かれるか、書かれないか。
逮捕だの送検だのが嫌なのは、大変迷惑なのは企業も公務員も同じ。

最後に、監督官には年1回以上の送検ノルマがあるというのは本当か?の質問に対しては、そういう噂があるのなら本当かもしれない…とのこと。

あってもおかしくはない。じゃないと、仕事をしない監督官もいるだろうし。

労働基準監督官から社労士に転向した人は多いと思うが、その後の仕事ぶりはそれぞれである。

私は元監督官としては原諭氏が好きである。

安全衛生を専門としていることや、元監督官であることを売りにしていないこと、自分自身のことを素直に話していること、監督官の仕事をわかりやすく説明していることなど、いろいろと理由はある。(雇用環境均等室が嫌いなこととかも…)


天下り的なことをしている人もあるだろうが(そういう価値はあるので)、監督官として培った知識・経験を活かしてくれる人は本当に貴重である。

KeiteRaさん、ありがとうございました。

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負けて凹んでる場合ではない。来年に向けて兜の緒を締めねば。

2021年11月17日 | 社労士
行政書士試験がようやく終わった。
1月末の発表まで知らん顔を決め込むつもりでいたが、資格学校の先生のブログに書かれていた言葉で思い直した。
現実から逃れたいのは誰だって同じだ。
不首尾に終わったことを実感している人たちはみな、いっとき解放感にひたりたいであろう。
自分も、その後の法学部の科目試験や2カ月ほどで20本近いレポートを提出しなければいけないことを言い訳にして、あとは野となれ山となれと開き直っていたが、実を言うと心は晴れず、ひそかに凹んでいた。

しぶしぶながら、解答速報で照らし合わせてみた。
行政書士試験は記述問題というのがあり、この配点が高く、これによって試験の合否が分かれるのだが、合格点の180点には及ばないだろうというのが正直なところである。
試験全体の難易度は決して高くはなかった。
トンデモ問題はどんな資格試験にもつきものなので、それ自体はよい。
やはり、自分の苦手とする民法の基礎ができていないことが大きかった。

民法に対する苦手意識はわかっていた。
法学部のレポートでも、厳しい評価を受けていた。
登場人物が多いところが自分にとって非常に苦手とするところであり、特に利害の調整の考え方が理解できなかった。
これは仕事でも同じことで、どんな仕事に就いても、利害関係の調整でもたつき、つまづいた。

行政書士の試験勉強を始めたときは行政関係の法律を難しいと感じた。
しかし、法学部の先生の教科書やメディア講義などのおかげもあって、ややこしい規定などもなんとか理解できた。
行政書士基本書の解説もとてもうまく説明されていて、なるほどと納得できる部分が多かった。
しかし、なによりも、登場人物が少なく、法律を留保に一方的に行政行為ができるというのが自分にはわかりやすかった。
民法とは良くも悪くも大違いである。
自分は、行政苦手とか思っていたが、結局のところ、行政的なやり方になじんでいて、親和性が高いと思った。子どもや夫との交渉も、どちらかというと、民法的ではなく行政的である。
だから、いつも衝突が絶えなかった。

子どもや夫は「何言っても無駄」「結局自分の言うとおりにしないとこの人は面白くないのだ」このようにあきらめているのである。

自分には民法的な考え方が欠如している。
苦手意識はあったものの、正面から向き合っていなかった。

自己反省は以上である。

さて。

当初余裕で今年度の法学部の単位を取得し、来年度前半で楽勝の卒業の予定であったが、それも余裕ではなくなった。
死に物狂いでがんばって、ようやく22年度の前半で卒業に必要な単位が取れるといったところである。

となると、来年こそは、行政書士試験の合格を卒業の証としたい。

いくら通信といえども、入試を経ていないといえども、法学部を卒業しながら法律の基礎を問う行政書士試験さえ受からないというのでは法学部卒業とはいえない。

地頭とか、そんなことは関係ない。

来年は宅建試験にも挑戦しようと思う。
物権と聞けば、不動産と聞けば逃げ出す自分が宅建である。
受けようと思った理由は…まあ、いろいろである。

途中で頓挫していた危険物取扱やFP1級、英検2級もある。

やはり、おわった~おわったあ~などと浮かれている場合ではない。

兜の緒を締めよ、とは勝った者だけではない。
負けて凹んで、がんばった自分にご褒美などと言っている者も同じである。

がんばろ。<
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