社労士への阿諛はいけません。耳に痛いご忠告を!

2025年01月30日 | 社労士
月刊社労士1月号から「温故知新」なる新連載が始まった。
歴史上の人物にビジネスのあり方を学ぶ的な読み物で、東京大学教授で文学博士(日本中世史専門)の本郷和人さんが執筆している。
長い間童門冬二さんが担当していたやつである。
やりにくいであろう⋯
気負いもあるだろう⋯
社労士のハートをつかまねばというプレッシャーもあるだろう⋯

読者としてはつい前任の童門さんと比較してしまうかもしれない。けれど童門さんはお亡くなりになった。気にせず存分におやりになったらいいと思う。

でもやっぱり気負ってしまうのかも⋯

社労士は顧問先事業主を諌めなければならないこともある。特に従業員を使い捨ての駒みたいに思っている社長を諭さないといけないこともある。(かも)そうですね〜と追従してる者も多いかもしれないが⋯

そういう社労士の苦労を「わからねば!共感せねば!」と気負われたのだろうか?なんだか、読者である社労士に阿った、リップサービス的な記述が気になります。

主従関係について、「家来が闇雲に主君に奉公をするのではない。主人が十分なご恩を与えてくれないならのなら、従者はそんな主人を見限っていいのです。良い主人だから奉公する。悪い主人なら契約を解除する。従者関係は双方向的な関係だったのです。」と言い、忠臣蔵を例に取り、浅野内匠頭をバカ殿と決めつけている。

主従関係が双方向的なのはいい、浅野内匠頭がバカ殿なのもいい。

しかし、ご恩を与えてくれるから奉公する云々はあまりに雑である。
儒教の忠孝についてなにやら講釈たれていらっしゃいますが、忠とはいかなるもので、孝とはいかなるものかが、この先生の文ではまったくわからない。忖度したり推測したりせねばいけないのか⋯?

事業主との関係で苦労している社労士にはうれしい記述だが、リップサービスも過ぎると見苦しい。リップサービスされることにはすぐに慣れきって、当たり前と思い、少し批判されただけで、あの先生は何もわかっていない💢、やはり学者だな💢とかになりそう⋯

学問の道を極めるのが学者です。

社労士への阿諛はいけません。

次号から期待していますよ!!

耳に痛いご忠告も必要ですからね!


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