人に仕事を依頼するときは甘えんぼうではいけません。

2022年12月31日 | 社労士
日本社会にはヘンテコな慣行が横行している。
雪道で自損事故を起こし、保険会社とやり取りが始まりました。
スマホに電話がかかってくるのですが、出られないので留守電となります。
会社名と自分の名前はおっしゃるのですが、用件をまったくおっしゃらないのです。
保険会社、代理店ともにです。
またかけますとなってますが、これは決まりなのでしょうか。
客に折り返しかけさせたらいけない決まりなのでしょうか。
用件を簡単に言ってくれれば、仕事中電話に出られないし、こちらからかけよう、そう思います。そうすれば処理は早く済みます。
以前厚労省の委託事業である両立支援プランナーをやっているときも、大手人材派遣会社の方がみなさんそういう方で大変困り、イラっときました(笑)
大きい会社は部門がいろいろあって、会計その他で用件が違います。部署名も用件も言わずに、またかけます。そして、次の電話ではイラついた様子でお返事ないようなので、お手数ですがお電話くださいと言う。自分だけと取引してると思っているのか?
自分が属するのがどれだけの規模の会社なのか、知らないのか?
あなた以外にも用事があるんですよ、「私は」といったかんじです(笑)
日本人は個人として仕事をしていないのです。
雇用とか自営とか関係ないです。
会社は仕事をするための器ではなく、会社そのものが仕事なんですね。
就社でしたっけ?うまいこと言いますね。
だから、前記のような仕事のやり方がまかり通り、働き方改革だ、効率アップだと騒いでいるのです。

私は家事代行業をやっていますが、ご家庭の中で、普段はその家の奥様なりがやっている仕事を代行でやります。忖度とか察するとか、言わなくてもわかるとか、あうんとか、入り込む余地がないです。
お客さまは、やってほしいこと、やってほしくないこと、気を付けてほしいこと、ちゃんとおっしゃいます。ある程度サポート経験を積むと少しお任せはでてきますが、基本は「伝える」です。
家事も育児も仕事もいっしょです。

日本社会、特に会社は察してよ、忖度してよ、気遣ってよ、言わなくてもわかるでしょが蔓延する甘えんぼうちゃん社会です。

大きな会社であればあるほどそうです。

2歳ぐらいのこどもでも、○○ちゃん、何々する!何々はしないの!って言いますよ。
子どもから大人になる過程で赤ちゃん返りを余儀なくさせるのが日本社会のようです。

恐るべき気質です。



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