踏みにじられた芝よ 春を団結の歌でうずめろ!(鶴彬)
鶴彬と反戦
「奴隷ども集め兵器こさえさせ」
「君よ見ろ、兵器工場の職工募集」
「大砲くわえ太った資本主義」
「万歳とあげて行った手を大陸においてきた」
「手と足をもいだ丸太にしてかへし」
「俺達の血にいろどった世界地図」
「支那出兵兵工廠に働く支那人」
「こんなでっかいダイヤ掘って貧しいアフリカの仲間達」
「海こえて世界の仲間手をつなぎ」
ウクライナ戦争が続けば続くほど儲かる軍需産業はロシアやアメリカだけではありません。日本でも多くの大企業でウクライナ戦争支援物資を生産し、資本家は莫大な利益を上げています。世界の資本家は戦争が長引くほど喜び、一方でウクライナとロシアの労働者どうしが互いに殺しあっています。市民の犠牲者も増える一方です。こんな理不尽なことはありません。
ウクライナ戦争をすぐにやめなさい!
全世界の労働者は団結しよう!
鶴彬と労働者
『職工入ルベカラズ!』重役の糞たれるとこ
「夜業の時間、舞踏会の時間――」
「賃金どれい鞭もつ人のあくびかな」
「恋! ピエロ! 機械! どれい! 地獄絵ぞ!」
「肺を病む女工故郷へ死に来る」
「海に充つ野に満つ街にみつ鎖」
憎い職制・職場のいじめ・非正規差別・派遣労働者差別・不当解雇・外国人労働者搾取・入管法改悪・過労死・深夜労働・交替制・サービス残業・長時間労働・低賃金・無年金・・・・・くそ!!
「働けど食えず盗んで縛られる」
2021年の万引き検挙数5万369人。その内高齢者21,035人。みんな一生を懸命に働き続けて、この社会を築き上げた方々ばかりだ。
「溺死者のつづく思想の激流よ」
「監獄の壁にどれい史 書きあまり」
「貧乏ふえて王様万歳!」
「溺死者のつづく思想」って、今なら、さしずめネトウヨ思想、排外思想、嫌韓、謙中、右傾化したマスコミと御用組合ですね。なによりウクライナ戦争では文字通り人々がみんな「溺死」させられています。
鶴彬とメーデー
「メーデーのない日本のストライキ」
今は、ストライキのない日本のメーデーです。
「労働ボス吼えてファッショ拍手する」
今年の連合のメーデーに岸田首相を招待したという。
「団結へ賭けろどうせ食えない生命じゃねえか」
「ゼネストだ花が咲こうが咲くまいがよ」
実際、失うべき物を持っていない切羽詰まった生身の労働者の闘いのスタートって、こんな気持ちから始まるのでは。
「地下へもぐって春へ春への導火線」
「枯れ芝よ!団結をして春を待つ」
「赫灼の火となるときを待つ鉄よ」
地下へ。職場の中で、とにかく最初は仲間の中へ入る、心の清い正しい仲間が一人や二人は必ずみつかる、いない訳がない。職場の一人の仲間と団結する以外に道はない、歯を喰いしばって苦労してひそかに仲間を増やし良い労働組合に入る。奴隷から人間、これしかない。まさに「地下にもぐって」だ。今も昔も何も変わることはない。
しかしひとたび組織化された労働者には、実は導火線となる能力も、灼熱の火となる力もある事を私たちは日々の闘いで身にしみて知らされている。名も無い労働者がいかに素晴らしい力を持っているか。
みんなの団結、職場での団結と闘いこそが労働者の春を引き寄せるのだ。
さあ!踏みにじられた芝よ 今いちど春を団結の歌でうずめようではありませんか!。
聞け万国の労働者(メーデー歌)