見分けがつかない気になる気持ち
好きとは違うただ気になるもの
好奇心なのか怖いもの見たさなのか
他人の不幸は蜜の味がするのか
つまりは
自己満足も優越感も含まれた
実にわびしい閉じ込めた快楽
飛び出して
好きなものだけ探しに行こう
心から楽しい自分だけの好き
いろんなものに興味を持って
いろんなことに挑戦して
たくさん吸収して嫌いにも出会って
すべてをひっくるめてドンと来い
手の届く距離感で見ているはずだった
何かに没頭していても
ふと顔を上げた時に見える背中
こちらを見ていなくても
どんな表情か分かってしまう
いつも心にあるとか
いつも思っているとか
自分にとって大切なものだから
なくなったら心が壊れてしまうから
それは一方通行でもあり得るもの
自分が欲したひとりの欲望
同じものが返ってくると思ってはいけない
同等の想いを望んではいけない
これでいいの到達点がゆらゆら揺れる
一応がそこに付くのか
許せる範囲なのか
それ以上を望む価値がないのか
ほどほどを貼られた平均値
望まれること期待されること
喜ぶ顔を見るだけで頑張れた日々
年齢を加算した相互関係が
折れ線グラフを変えていく
今日の値今の値さっきの値
これがいいに変わりたい日々
どうしようかと悩んでいたら
なぜかいくつも重なってきて
優先順位がつけられない
ひとつに絞ったはずの思考回路が
辿りつく前の枝分かれに迷い込む
深呼吸して胸に手をあてる
最初に浮かんだことに先頭を任せる
聖者の行進のように足並みをそろえ
2番3番と順序良く進んでくれたらいいのに