この気持ちの偏りは
どうすることも出来なくて
強さになったり
弱みになったり
しがみついてがんばる時も
時代のせいにして逃げ出す時も
人間だからとか
年齢のせいだとか
自分の中で処理できずに
助けを求めうろたえても
結局は平らな言葉を頭上に乗せて
気持ちがあると言う心の位置まで
静かにゆっくり気持ちを落とす
ひたすら真っ直ぐ丁寧に
コマのように
高速回転すれば
立っていられたのだろうか
それでも
限界がある
目が回る 息が出来ない
ナマケモノと名付けられ
木にぶら下がっていても
それが生きてる証なら
恥じる事はない
そのままを一生懸命
生きればいい
心を持ち考えを持ち
それが奥底で命を動かすなら
与えられた終わりに向かおうと
キセキの始まりを持とうと
怖がることはない
そのままを一生懸命
生きて行く
さっきと違うと気になる
誰か触った?
元に戻す
誰にも言わず
ただ疑問だけ残して
その都度整理整頓する
人に言ったら
気にしないし覚えていないと
あっさり言われ
自分だけの美意識で
順番を決め高さをそろえ
見た目も角度も温度まで
思い通りにした
乱れたら変わったら直せばいい
心の声が泣かないように
心の形が歪まないように
どちらに向かったとしても
慰めの言葉があるけれど
力をくれる言葉
勇気が出る格言
強みも弱みも同じ方向に
すべてを肯定してくれる
降りかかる痛みを試練に変え
険しい道のりを根性と呼ぶ
思い通りの結末はおとぎ話
遠い空が晴れ渡っていても
自分だけに降る冷たい雨が
視界を奪い動けない時もある
半歩後ろに下がって
角度を変えてもう一度
鼓動のリズムが
時を数えるように
今を過去に未来を今に
場所を変えずに今を見ても
追いかけているのか
追いかけられているのか
何もない世界がないのなら
あふれている世界が今なのに
ひとりを感じ一人を愛し
ひとりになりたくて
ひとりの闇を嫌う
夜空に光るたったひとつに
想いを込めて祈りを込めて
満天の星が大地まで届く