道路沿いの植え込みに10株ほどのホオズキが、多くの赤い実を付けていた。
ツツジの植え込みに紛れ込んで、虫にかなり穴を空けられながらも、強い繁殖力をアピールしている。
以前は、実家の庭でも毎年夏の花のひとつになっていた。
今は見かけなくなった。
明治生まれの曾祖母がホオズキ笛を作っては、ブビィー・ブビィーと鳴らしていた。私もいっしょに作ってみるのだが、種出しの途中で袋が破ける。なんとか種が取り出せても、笛としての音出しはできなかった思い出がある。
ホオズキは「盆」の棚飾に供えられる地域が多い。
盆に帰ってこられるご先祖様たちへの道灯りになるのだろうか。
植え込みのホオズキには来年も、ここでがんばって咲いてほしいね。
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