自然豊かな日本の神社信仰

2024-12-24 16:41:51 | 日記

日本は緑と豊かな水に恵まれた国です。

人びとは、恵まれた国土には様々な精霊が棲むと考えてきました。

古代の人びとは、水のあるところには水を支配する神さまが、蛇に化身して、または蛇を水神さまの使いとしていると崇めてきました。蛇神信仰です。

弥生時代になると中国から龍が伝わり、生命の源ともいうべき水という共通性から蛇神や水神は龍と同じと考えるようになり、龍神信仰になったということです。

本年2024年は辰年で、龍を祀る神社へお参りをされた方もあったと思います。2025年はへび(巳)年ということですから、白蛇を祀る神社がいいかもしれません。探してみると、近くにあるものですよ。

因みに、相模原市を探したところJR矢部駅近くにある村富神社や、大島地区の日々神社が見つかりました。

神奈川県内では、龍伝説がある江の島の江島神社に、辨財天が大蛇になったという、鎌倉幕府を司った北条時政にまつわる言い伝えがあります。

東京には品川区の蛇窪神社が有名です。『龍神パワー探訪 全国101社』(戸部民夫:著)の中でも「白蛇信仰…金運の蛇神(水神)系の龍神さま」の1社として紹介しています。

どうぞお近くの神社を探してみてください。

 

龍神パワー探訪 全国101社

戸部民夫:著  定価 1,980円(税込)

 

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新刊『虹の身体』12月25日発売

2024-12-12 18:13:16 | 日記

12月25日刊行

虹の身体 チベットのヨーギたちと光の錬金術

永沢哲:著  定価=4,620円(税込)

からだを光に変容させる瞑想に取り組む、19世紀から21世紀に出現したチベットの行者たちの伝記。

チベットに伝えられるゾクチェンの密教の修行者たちは、物質からできた粗大な肉体を、純粋な

光に変える修行に取り組む。死のときあるいは生きている間に、肉体は純粋な光に変容し、消えて

しまう。「虹の身体」は、ゾクチェンの修行の究極の果実だと考えられてきた。

「虹の身体」の背景にあるゾクチェン密教の「光の存在論」とは何か?

さらに現代の物理学──量子論および超弦理論──との対話を試みる。

【本分より】

・家の中には五色の光が満ち、虹が立ち続けた。亡くなって1週間後、小部屋に入ってみると、残されていたのは髪の毛と爪だけだった。

・突如、激しい突風が吹き荒れ、護送の中国兵たちは、地面に伏した。風がおさまり、空を見上げると、ヤクの背にいたはずのヨーギが、高く、上昇していく。兵士たちは発砲した。けれども、その姿は、大空に吸い込まれ、消えてしまった。

◎著者紹介◎1957 年、鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒。宗教学(チベット仏教、仏教哲学、身体論)。京都文教大学准教授、上智大学グリーフケア研究所客員准教授を経て、現在アティ・ゾクチェン研究所所長。主な著書に『野生のブッダ』(法蔵館)、『野生の哲学』(筑摩文庫)、『瞑想する脳科学』(講談社)、『チベット仏教の世界』(法蔵館、監修)、訳書に『虹と水晶』、『夢の修行』(法蔵館)、『ゾクチェンの教え』(地湧社)などがある。

版元ドットコムのページにての情報

Amazonにて

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