『講座スピリチュアル学 第1巻 スピリチュアルケア』

2014-08-28 22:55:03 | 日記
鎌田東二先生企画・編の『講座スピリチュアル学 第1巻 スピリチュアルケア』の見本が出来上がってきた。

今世界は、まさに渾沌としている。環境問題、自然災害、宗教上の対立、テロ、国家間の紛争、貧困、犯罪・・・これらが地球規模で拡散している。スピリチュアリティはこれらの諸問題を解決していく大きな力を持っていると確信している。

敬愛する湯浅泰雄先生と、生前、スピリチュアリティについてお話しをさせてもらった。その湯浅泰雄先生の思いと意志が、鎌田東二先生の大変な尽力、そして執筆者の皆さんの協力と力のこもった論文で実を結んだのが、本講座であり、この『スピリチュアルケア』だ。

全7巻が完結したら、総決算としての補巻の刊行とシンポジウムを開催することを既に決定した。

『スピリチュアルケア』の目次は以下の通りです。

はじめに──「講座スピリチュアル学」と「スピリチュアルケア」・・・鎌田東二
序章 スピリチュアルケアの三次元的構築・・・・・・・・・・・・・・伊藤高章
  
第一部 スピリチュアルケアと宗教・医療
 現場から見たパストラルケアとスピリチュアルケア、グリーフケア・・高木慶子
 スピリチュアルケアと宗教・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・島薗 進
 ホスピス・チャプレンとスピリチュアルケア・・・・・・・・・・・・窪寺俊之
 スピリチュアルケアの担い手としての宗教者・・・・・・・・・・・・谷山洋三
    ──ビハーラ僧と臨床宗教師
 スピリチュアルケアとグリーフケアと医療・・・・・・・・・・・・・カール・ベッカー
   
第二部 スピリチュアルケアとワザ
 スピリチュアルケアと瞑想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・井上ウィマラ
    ──高野山大学スピリチュアルケア学科の実践から
 スピリチュアルケアと死生観ワークショップ・・・・・・・・・・・・大下大圓
    ──伝統仏教寺院を活用した心身統合のスピリチュアルケア学習
 心理臨床とスピリチュアルケア・・・・・・・・・・・・・・・・・・滝口俊子
   
終章 スピリチュアルケアと日本の風土・・・・・・・・・・・・・・・鎌田東二
   
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小金井薪能(津村礼次郎)

2014-08-25 00:40:36 | 日記
久しぶりに能を見た。小金井薪能の「高砂」と狂言「六地蔵」、創作「THE KUMANO」である。

なかでも「THE KUMANO」、主祭神スサノオ、和泉式部、小栗判官と照手姫のエピソードをヴァイオリンと、和太鼓、笙で織りなしたもので、津村礼次郎氏のサービス精神が溢れた作品だ。

現実世界は笙の音色で、幽玄の世界はヴァイオリンで表現する。この組合せがピッタリはまっているうえ、ヴァイオリンが能にすごくマッチするのが驚きだ。小栗判官と照手姫の愛の踊りの場面など、小じり健太のモダンダンス以上にモダン能だ。それだけこれはきっと批判もあるに違いない。

ともかく楽しんできた。
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宗教的回心の研究

2014-08-19 00:54:28 | 日記
ルイス・R・ランボー著『宗教的回心の研究』(渡辺学・高橋原・堀雅彦訳)の見本が出来上がってきた。23日書店発売だ。

人はなぜ回心するのか。キリスト教、ユダヤ教、仏教などの伝統宗教、モルモン教などのキリスト教系新宗教、統一教会、ハレ・クリシュナ、UFOカルトなどが取り上げられ、回心のメカニズムを探求している。

膨大な文献を駆使したランボーの研究は、回心研究の集大成と言える。

それにしても、人はなぜ回心するのか、興味が尽きないテーマだ。

版元ドットコムのページから内容を見る

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動物虐待と犯罪はリンクするのか

2014-08-01 19:45:54 | 日記
佐世保・高1女子殺害事件で、またも動物虐待と犯罪の関係が話題になっている。そして多くの評論家が、無知と誤解の基に、軽々な発言を繰り返している。

動物虐待をする子どもは、暴力をふるい、犯罪を犯すようになるのか。動物を虐待する子どもとペットを心の拠り所にする子ども、この二者はどこで分かれるのか。

弊社で刊行している『子どもが動物をいじめるとき──動物虐待の心理学』(F・アシオ-ン著)は、膨大なデータと症例を分析し、心理学的考察により、動物虐待・小児虐待・家庭内暴力・犯罪とのリンクをあきらかにしていく。本書は、動物虐待と暴力の問題を考察した先駆的名著で、今もってこの書を超えるものはない。

教育関係者、精神医学、心理カウンセラー、そしてすべての親に読んでもらいたい一書である。
『子どもが動物をいじめるとき』ビイング・ネット・プレス刊行
Amazonの頁から見る
版元ドットコムの頁から見る
MARUZEN & JUNKUDO ネットショップの頁から見る『子どもが動物をじめるとき』
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