ヴァーストゥ・シャーストラ

2011-08-11 11:43:18 | 日記
ブッククラブ回のニューズレターは、良い情報源として、送られてくるのを楽しみにしているが、vol.53秋号で、弊社BNPの『アーユルヴェーダ風水入門』(T・セルヴァ著)が大きく紹介されていた。感謝。
インドの古代の巨大遺跡も、現代の大富豪の邸宅も、このインド古代の風水理論・ヴァーストゥ・シャーストラに基づいて建設されているというから、興味深い。
中国の風水は、陰宅(お墓の風水)から発達したと言われているが、インドの風水は大きくエネルギーの流れを重視する。インド人と中国人の考え方の相違が風水にも大きく現れていて面白い。
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新刊です。『「むすび」の武術と植芝盛平』

2011-08-04 17:35:57 | 日記
8月1日に刊行になりました。
「むすび」の武術と植芝盛平  合気道・太極拳・八卦拳』
著:清水豊 
(ビイング・ネット・プレス刊)
清水豊氏の著作はBNPからは『古事記と植芝盛平』『神仙道と植芝盛平』に次ぐ3冊目。
他に『太極拳秘術』『植芝盛平の武産合気』(共に柏書房刊)がありますが、今回はそれらの「むすび」の武術の基礎的な研究を基に展開しています。
植芝盛平は、古代より武術は、単なる争いの格闘技術ではなく、相手の心を和ませるものであり、霊的なものと物的なものとをむすぶものであったと解いています。

今回、清水氏は、「対話」形式で書きすすめることによってわかりやすく、物語のような展開をしています。
–––わたしは思想は対話によって語られるべきだと思っている。今回は琵琶湖畔と、府中の体育館の周辺での「対話」といった設定を考えてみた。この「対話」のもとになったような事柄は、じっさいにあったのであるが、本書では後に知りえたことや考えたことも、その中に含めている。孔子の『論語』、最古の仏典とされる『阿含経』、プラトンなどの著作にもある。新しいところでは埴谷雄高の『死霊』などもある。–––(対話形式にした理由を、本文ーむすびーで、以上のように書いています。

さらに、「むすび」の武術である合気道・太極拳・八卦拳の本来の姿を紹介するとともに、古事記の神々との関わりを追求しています。

武術ファンのみならず、古代史ファンも必読です。
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