癒しと憩いのライブラリー訪問

2015-01-05 22:27:33 | 日記
新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 昨年暮れのことで恐縮ですが、上野圭一さんが館長を務める、伊豆・伊東の「癒しと憩いのライブラリー」におうかがいしました。
 広々としたサザンクロスカントリークラブのクラブハウスにライブラリーがあります。言うまでもなく、癒し(ヒーリング)を主体とした本が整然と並んでいます。ここで強調しておきたいのは、これらの本が全て寄贈されたものであり、さらに、不要となった本、場合によっては廃棄されかねなかった本たちがここに集まっているということです。言い換えればこの本たちは、「癒しと憩いのライブラリー」で息を吹き返し、癒やされ、再び命をもらった本たちなのです。つまり、癒された本達が人を癒やすために出迎えてくれるのが、この「癒しと憩いのライブラリー」と言えます。

 そしてこのライブラリーの特徴は、本の分類がユニークで、分類によって物語が綴られていることです。たとえば、ライブラリーに入って最初にあるのは「癒し」のコーナーで、その小分類は、「ことばが人と世界をつくる」「やまとことばのふるさと」「ことたま(言霊)のひみつ」と繋がっていき、しばらく進むと「自然」のコーナーになり、「宇宙はわれらの父」「地球はわれらの母」「生きものに学ぶ」・・・「自然を直覚する変性意識」「カウンターカルチャー」と繋がる。そして3番目のコーナーが「憩い」で、ここには小説が置かれています。
 この本が読みたい、と思うとその直ぐ近くに関連の本が置かれ、次はこれを読もう、本に対する興味と意欲が注がれるのだ。さすが上野さん、実に巧みな配置です。

 現在の多くの書店さんは、旧来のジャンル分けで本が並べられています。そのため特に弊社の本は置く場所に困っておられるようです。例えばある書店さんでは、講座スピリチュアル学の第1巻「スピリチュアルケア」は 精神世界のコーナー、 第2巻「スピリチュアリティと医療・健康」は看護コーナーに振り分けられています。次回刊行の第3巻「スピリチュアリティと平和」はさて何処の置かれるか。書店さんの棚造りは現在の社会・文化状況を反映しています。しかし多分野にまたがるテーマについては、書店さんんも棚造りに苦心するところですし、本を買いに行って、置いてあるにもかかわらず、無いと思って帰って行くお客さんを一人でも無くすために、書店さんの棚造りに期待したいと思います。

「癒しと憩いのライブラリー」
414-0051 静岡県伊東市吉田1006 サザンクロスリゾート
電話0557-45-1234
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