しろいはね くろいはね

感情解放、ヒーリング、意識の目覚めをキーワードに日々の気づきを綴っていきます

修練の本質

2016年09月23日 07時00分00秒 | 日記

自分の感情に向き合い始めてかれこれ5年は経ったかなと思うのですが、最初の頃こそかなりドロドロしたものがたくさん出てきたものの、最近はあまりそういうものも出てこなくなりました。苦しみに対する感覚が当時とは随分変わってしまっているので、かつて自分がどんな風に苦しんでいたかも今は思い出すことができません。

ワークを始める前後では色々なことが変わりましたが、一番は、感情に引きずられてものごとを深刻に捉えることが少なくなり、起こって来る出来事をかつてほど恐れなくなりました。出来事を深刻にするのは、深刻さの感情のフィルターを通してものごとを見るからです。

また、引き金を引かれる感情のエネルギーが少なくなってくるので、以前は「鬼軍曹」とあだ名されるほどいつもイライラして周囲に怒っていましたが、今は当時とは比べ物にならないくらい、毎日を平穏に過ごせています。

そのため、人間関係もすごくよくなりました。友人たちも、互いを尊重しながら気づかうところは気づかい、そっとしておいてほしいときは距離を置いて見守っていてくれます。それは決して見離しているわけではなく、助けを求めればちゃんと助けてくれると感じられるのです。

一番身近で変わったのは、親子関係でしょうか。父は私がこの仕事を始めるずっと前に亡くなっていますが、今は母と二人暮らしなので、必然的に距離感はとても近いです。

幼い頃から母は私にとって、強烈な支配と抑圧というテーマを与えてくれた存在でした。同時に肉親への愛が深い人だということも強く感じてはいましたが、越えるべき難しい課題を常に差し出していました。

感情に取り組む以前は、ヒーリングのエネルギーやテクニックでこれを癒すということを随分やって来ましたが、大きく癒しが進んだのは、やはり掛け値なしの母への正直な感情に取り組んでからだったような気がします。

巷には、たくさんのインナーチャイルドワークなどの方法が解説されていますが、私には、自身の内で呼吸を止め、時間を止めてしまった気持ちのカケラにアプローチする感情解放ワークの方法が有効でした。

このワークの弱みとしては、辛かったかつての気持ちに触れていくので、最初はちょっと恐いとかキツイなどと感じる方も多いということです。けれど、他のどんなヒーリングやワークをしてもどうしても癒えない傷があり、それに向き合う価値を感じていらっしゃる方には、やるだけのものはあると思います。

自分が在るべきポジションに帰ってくることの安堵した感覚、どこかずれていたものがハマったようなすっきりした感覚を、実践した多くの方が感じられています。これがこのワークの特徴と言えるでしょう。

自身に向き合い、対話していくプロセスは、自分との確かな信頼関係を育てていく時間でもあります。もともとこのワークはレナードの教えを土台に生まれているので、私はこれを自分自身のマスターになるためのステップとして意識しています。

それが、エネルギーなどのみで働きかけていくヒーリングとの根本的な違いになっていると思うのですが、意識をいかに使い、気づき、深めていくかという部分の成長を大切にしているのです。

どんなエネルギーやテクニックを使うにせよ、それらはツールにしかすぎません。それをどんな意識で使うのか。使い手の意識の方がもっと重要です。

ここを押さえられると、どんな分野においてもここで得たものを応用できます。修練の本質はテクニックを身に付けることにはありません。それは枝葉にすぎず、根幹は意識の使い方、つまりは存在の在り方の方が先です。

ワークにも様々なテクニックや進め方の定石がありますが、「いかに在るか」という部分をこそ、身に付けて行っていただきたいと思ます。

イベント情報(詳細はHPへ)**************************
【感情解放ワークショップ ~感情との上手な付き合い方~】
2016年9月24日(土)、10月1日(土)、12日(水)、29日(土)
基礎10:00~12:00(9:30開場) アドバンス13:30~16:00(13:00開場) 会費 各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年9月17日(土)17:00~20:00 (16:30開場)会費 5,000円(スイーツ付き)
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

お申し込み、お問い合わせはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。メールの返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください

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