「嫌いな人」を変容のきっかけにする

普段の人間関係の中で、「あの人、ちょっと苦手なのよね」というレベルから「あいつは天敵だ！顔も見たくない！」というレベルまで、様々な気持ちをかき乱される人というのがいるものです。

避けられるものならわざわざ求めて行くこともありませんが、避けて通れないのなら、そこから何か得られるものがないかと貪欲に求めてみるのも一興と思います。

案外、そこに在るギフトを掴むと、それまであんなに嫌いだった人が全く気にならないどころか、結構仲良くなってしまうという可能性だってあります。

別に仲良くなんかしたくない！というお声も聞こえてきそうですが（＾＾；、好き嫌いというのがいかに自身の現実を作っているのかを知ると、一瞬で今まで信じてきた世界がひっくり返ってしまう魔法に魅了されてしまうものです。

そう、今信じている絶望的なまでに変えようがないように見えるラベルは、絶対の真実ではないのです。

頭では分かっているけれど、自分の現実にどうやってそれを当てはめて見ればいいのか分からない、と多くの方は思っているでしょう。気づき方のコツがあるので、いくつもの事例を体験しながら、そのコツを掴んでいくことです。

このブログでもたびたび書いていますが、魔法のような世界の転換が起こるカギは、受け入れがたい相手の中に、寸分たがわぬ自分自身の姿を見ることです。そしてその姿を見て、思考ではないところから気づきがやってきたとき、再び思考に戻っていかないで、その気づきの中に留まります。

すると、あなたが信じていたコチコチの価値観や世界観が崩壊して行きます。

気づきの深さや大きさによって、そのインパクトは様々でしょうが、いずれにせよその衝撃によって、あなたはそれまでの自分とは違う自分に生まれ変わって行くでしょう。そういう意味で、心かき乱される存在というのは、素晴らしい変容のきっかけになり得ます。

嫌いな人が側にいるということを不運と嘆くのではなく、飛躍的な変容のきっかけにして行くことができたとしたら、素敵ではありませんか？状況の差し出すものを、活かすも殺すもあなた次第です。

大好きな人、尊敬できる人から学ぶことも大きいですが、嫌いな人から得られる気づきというのはそれとはまったく違った質とインパクトがあり、それを生かさないのは人生にとって大きな損失でさえあると言えます。

嫌いな人を見ていると、イライラする、怒りがこみあげてくる、悲しくなってくる、絶望感に打ちひしがれるなど、確かに良い気持ちはしません。そこから気づきを得るには、自身の内側で起こっているその不快な感情から逃げ出さないで、しっかり受け止めることから始めます。

もちろん、命の呼吸とともにですが、そうでないと気が狂ってしまいそうになりますから、大切なポイントですね。

そして、「相手はなぜそんなことをしているのだろう？」と想像してみるのです。実際のところ相手がどうなのかなんてわかりませんし、あなた自身のワークとは関係のないことですから、主観を恐れず妄想してみましょう。

「あの人はきっと私に嫉妬しているんだわ」とか「構ってもらえないのが淋しくて仕方がないんだ」など、相手の中に感じられる気持ちを読み取って行きます。

結論から言ってしまえば、相手の中に見たまさにその感情は、あなた自身の中に在る「隠された感情」と一致します。つまり、あなた自身が認めたくない、触れたくない感情です。

あなたは相手という鏡を通して、自身の内に封印した気持ちに対峙しているわけです。気持ちがかき乱されるのは、見たくないものを否応なく刺激されるからなのですね。

逃げているものに真っ直ぐに向き合い受け止め、統合した時、あなたはこれまでとは全く違ったあなたに変容しているでしょう。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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2016年9月24日（土）、10月1日（土）、12日（水）、29日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

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ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

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