辛かった過去に向き合う意義

最近、新しく学び始めたことがあり、その中で色々とトリガーされた馴染み深い気持ちがありました。最初は、ちゃんと段階を踏んで学んでいけば私にもできるかな、と気楽な気持ちで足を踏み入れたのですが、始めてみるととてつもないボリュームの教材に、かなりテンパっております。（＾＾；

去年始めたサンスクリット語も気が付けば1年経ちましたが、未だほとんどモノになっておらず、世界一難解と言われる文法の分厚い壁に、ヨタヨタしながら苦戦しています。

こちらは一緒に始めたみなさんと一緒に頑張っているので、何とか折れそうになるモチベーションを保って続いていますが、新しく始めた方は一人なので、かけなくてもいいはずのプレッシャーを自らかけてしまい、知らぬ間にかなり自分を追い込んでしまっていたようでした。

これではいかんとペースを仕切り直したところですが、そう言えばこの感じ、随分前にもあったな～と気づきました。記憶を辿って見ると、受験の時もこんなプレッシャーの中で潰れていたな～と。。。

私の通っていた高校は、当時ほとんどが付属の短大に進む人ばかりで、本当にごく少数の生徒が外部の4年制大学を受験するという環境でした。そのため塾にも通っていましたが、勉強のペースがうまくつかめず、本当に辛かったです。

振り返ってみれば、この当時のように、困難な状況でどうやって助けを求めればいいか分からず、途方に暮れているという状況が私の人生では結構多かったような気がします。そのときのもどかしさや心細さ、重苦しさ、パニックになりそうな絶望感などが、今回始めたことがきっかけで強烈に浮上してきました。

自分から始めたことだし、当時のようにそんなに自分を追い込むことなど無いのに、理屈では割り切れないほどの不安感が噴き出してくるのですね。そうは言っても、感情についてこれまでトレーニングしてきた積み重ねがありますから、昔のように我を見失うことはありません。

こんな感情が今出てきているんだなと気づけたら、対処できる方法があることを知っていますし、目の前の現実に不安感のフィルターをかけて見ているだけであり、真実はそれほど悲観するようなものでもないことを知っています。これはとても心強いことだと思います。

自分の中で暴れているそうした不安感を身体で捉え、命の呼吸をそこに送り、気持ちのカケラの声を聞いていると、受験当時の混乱した自分の姿が見えました。とても不安そうで、緊張しています。

当時、私はそうした気持ちをぐっと抑圧するしか術を知らなかったのですが、そのようにしてしまったことで感情のエネルギーはしこりのように固くなり、時間を止めてしまいました。あれからウン十年経ちましたが、それは今もなお、私の中でずっと苦しみ続けていたのです。

よくドラマなどで、辛い過去を経験した主人公が「私の時間はあの時のまま、止まってしまったの」なんていうセリフがありますが、まさにその通りなんですね。どれほど時間が経っても、人生をまたいで次の人生にまで持ち越してしまう気持ちのエネルギーというものがあるのです。

そうした気持ちのカケラに命の呼吸を送ってあげることで、止めていた時間の流れを再び取り戻して行きます。すると、血が通うように温かく、柔らかく、明るくなっていきます。長く苦しんだそのすべての時間に、温かな命が流れるように、深く深く呼吸して行くんですね。

そうすると、ビジョンの中の自分の表情が穏やかになって、ホッとしたような様子に変化したりします。

こんな風に、内なる気持ちがリラックスして来ると、テンパってた自分自身が楽になりす。今を通して、過去を癒し、未来が変化していくのです。辛かった過去に向き合う意義は、ここにあります。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年9月24日（土）、10月1日（土）、12日（水）、29日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年10月16日（日）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

お申し込み、お問い合わせはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。メールの返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください