世の中、生き辛さを感じている人はたくさんいると思います。その原因は様々あれど、揺れ動く自身に気持ちに適切に対処する方法を知らないことで余計な苦しみを背負い込んでいるというところは、共通しているのではないでしょうか。
不快な気持ち、耐え難い苦しみなどは、それを感じないようにすればそれで済むかというと、そうはいきません。より大きな代償とともに、余計に長く苦しむことになってしまうでしょう。
このブログでも繰り返しお伝えしているように、抑圧された感情のエネルギーは、自身に受容されることを求めて、拒絶したまさにその気持ちを感じさせる出来事を引き寄せてきます。
つまり、怒りを抑圧すれば怒りたくなくても怒らせられる出来事が、悲しみを抑圧すれば同じ質の悲しみを感じさせる出来事が、どんなに避けようとしても、不思議なほどにその鉄壁のガードをかいくぐって起こってしまうのです。
それでも感じまいと頑張っていると、引き寄せる出来事の方が深刻さを増し、大きくなっていきます。
そしてまた、抑圧した感情は日常生活の気分の部分に滲み出してきて、これといった理由も無いのに悲しくなったり絶望感を感じたり、誰も助けてくれないと言った気持ちにさせます。
もしそのような気持ちにあなたがしばしばなるのだとしたら、自身が受け止めるのを拒絶して、抑圧している感情が在るのかもしれません。
だからこそ、今多くの方がこの生きにくさを解消しようと抑圧した感情の解放をしよう!と考えているのでしょう。みな、感情を抑圧するのは良くないことだというのはうすうす気づいてはいるのです。けれど、その正しい方法が見つけられずにいるのではないでしょうか。
ただやみくもに泣いたり怒ったりすれば解放されるかと言えば、そうではありません。一時的にはすっきりするでしょうが、何度繰り返しても、何も変わららないという経験をされている方も少なくないはずです。
また、日記を書いたりして思いのたけを吐き出すという方法を実践されている方もあるでしょうが、これも頭で整理するにはいいでしょう。けれど、感情をこれで解放できるかというと、難しいと思います。
なぜなら、書き出すのは思考であり、感情そのものではないからです。感情は感情として生きない限り、本当に完了することはありません。そしてまた感情生きる時、心と身体と魂が統合された状態でないと、うまく解放されないのです。
だからこそ、ワークではまず分離している意識を身体に戻していくところから入って行きます。
身体にもそれ自体に意識があって、辛い状況であなたの意識が身体から離れてしまうと、「置いて行かれた。助けてもらえない」と悲しみや絶望感を感じます。この気持ちこそが日常に滲み出して、日々の気分を汚染するのです。
これ故に、辛い状況で自分から逃げ出すのではなく、反対に自身に戻って行くことがとても大切です。
けれど、私たちはこのことを知らないので、ほとんどの人は真っ先に自分から逃げ出します。そして、もっと安全な「どこかここではないところ」を探して彷徨うのです。この行動こそが生き辛さの元凶だということを、私たちはもっと真摯に受け止める必要があるように思います。
これは、たとえば捻挫をしたときに、本当は炎症を起こしている部分を冷やさなければならないのに、反対に温めて症状を悪化させているようなものです。適切な対処法を知ることは、苦しみから早く抜け出すために、そして症状を悪化させないためにも不可欠です。
このことを思春期の前や社会に出る前に、あるいは結婚して家庭を持つ前に知っていたなら、人生はまるで違ったものになっていたかもしれません。
自分の気持ちをうまく付き合う術を、できるだけ早い内に身に付けましょう。
イベント情報(詳細はHPへ)**************************
【感情解放ワークショップ ~感情との上手な付き合い方~】
2016年9月24日(土)、10月1日(土)、12日(水)、29日(土)
基礎10:00~12:00(9:30開場) アドバンス13:30~16:00(13:00開場) 会費 各5,000円
【 満月の瞑想会】
2016年9月17日(土)17:00~20:00 (16:30開場)会費 5,000円(スイーツ付き)
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html
お申し込み、お問い合わせはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。メールの返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください
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