最近、何となく気持ちが晴れない感じがして、ずっと引っかかっていました。近頃忙しかったからとか、移り行く季節のせい?などと考えたりもしましたが、ここは感情解放ワークの基本に戻って、素直にその心の重さに意識を向けて見ることにしました。
すると、ハートから背中に向けて何か引っかかっているような違和感があり、強い倦怠感が感じられました。
ここに何らかの感情のエネルギーがあるということが分かったので、ワークのセオリー通りに「気づいてあげてなかった君の存在に気づいたよ。これから君の声を聞きに行くからね」と呼びかけながら、ゆっくりと命の呼吸をその部分に送り届けていきました。
これだけでもかなり楽になるのですが、まだ完全にはすっきりとはしていません。つまりそれが、まだその気持ちのカケラ君にしてあげるべきことがある、というサインです。
芯の方で残っているその倦怠感を、一言で言い表すと何と表現できるだろう?と問うてみると、「苦しみ」と出てきました。何がそんなにも苦しいのか、さらに問うてみると、「自責の念」という言葉が浮かびます。いったい何をそんなにも苦しみ、自分を責めているのでしょうか。
全く自覚が無かったので、その倦怠感をじっと感じゆっくり呼吸しながらそれ自体に聞いてみました。
まずは自分を責めることで逃避している「元の痛み」まで戻らなければなりません。自責の念は、一種の逃避行動です。自分を責めずにはいられないほどの、「何か」から逃げているのです。
その「何か」を知るには、自分を責めるのを止めてみることです。すると、どうにも耐え難い「元の痛み」が現れるでしょう。これから逃れたいがために、自分を責めているわけです。
感情解放のワークでは、このように最も深いレベルにあるこの「元の痛み」、拙書「感情解放ワークブック」の中では「核心の痛み」と呼んでいますが、これを探り当てるために掘り下げを行います。
この「核心の痛み」に触れるのは、その人の状態によって、いきなり核心に至るよりも、段階を踏んでいくのが適切な場合が多いです。そもそも、受け止める準備ができていないのにそこに触れても、トラウマが増すだけでいいことはありません。
多くの方は早く解放して楽になりたい!と思っているので、回りくどく段階なんて踏んでいられない!とばかりに力技でこじ開けようとしますが、そういうアプローチは余計に封印を固くするばかりか、自分自身との信頼関係をこじらせることになるでしょう。
私たちだって、ろくにこちらの話も聞かず、向こうがやりたいように強引に進めてくるような人に対して信頼して心を開き、自分を預けようとは思わないでしょう。それと同じことです。
傷ついた気持ちのカケラは、本当に寄り添って大事にして欲しいのであり、独り善がりな都合で早く解放して面倒事は無くなってしまえばいい、と思っているような存在は一目で見抜いてしまいます。
深い痛みに向き合う時、私たちはしばしば恐れを抱きます。そんな痛みを感じたら自分がバラバラになってしまう、耐えられない、二度と立ち上がれなくなってしまうなどと思っていたりします。
そう思うのも無理はないでしょう。それが悪いわけでもないし、それでワークが不可能になってしまい、解放ができなくなるということもありません。ここを丁寧に処理していくと、ちゃんと核心の痛みまで解放していくことができるので、感情を感じることに怯えている自分を、どうぞ否定しないでいてください。
自分に「恐がること、怯えること、弱音を吐くを許す」のは、ワークでも大切なポイントかもしれません。これができると、自分と本音で向き合えるようになります。すると、芯の緊張が解けて生きることがずっと楽になるでしょう。
イベント情報(詳細はHPへ)**************************
【感情解放ワークショップ ~感情との上手な付き合い方~】
2016年9月24日(土)、10月1日(土)、12日(水)、29日(土)
基礎10:00~12:00(9:30開場) アドバンス13:30~16:00(13:00開場) 会費 各5,000円
【 満月の瞑想会】
2016年9月17日(土)17:00~20:00 (16:30開場)会費 5,000円(スイーツ付き)
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html
お申し込み、お問い合わせはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。メールの返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください
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