大らかに、新たな流れに自分を開いておく

人生は、マインドが思い描いたようには
行かないことが多くあります。

けれど、人生の不幸と思ったことに
誠実に向き合い、受け止めて
生きていったとき、

最終的には、実はそれが最大の恩寵
であった、ということがしばしば
あります。

私自身、天職とも思っていた
前の仕事をリタイヤした時は、
限界を感じながらも、不安と
深い失望を抱えていましたが、

結果的にはそれがあってこそ、
今のこの仕事につながっているので、
人生って、結果的には
良いことしか起こっていないのだな、
とつくづく思います。

とは言え、結果的には恩寵だった、
と思えるまでには、それなりの努力は
必要ですけれどね。

我力で無理をして
思う通りにしようとしても、
それが宇宙の流れに適っていない
のなら、どう抗っても無理なわけで、

そもそも、
我力で横車を押したくなるような
生き方を改める方が先かな、
と思います。

そこには、何か恐れからくる
未練や執着のようなものが
あるのかもしれないし、

ガチガチに閉ざした感性によって、
本来自身の内から湧き上がってくるはずの
自分の人生を導く羅針盤の感覚が
うまく取れなくなっているせい
なのかもしれません。

いずれにせよ、狭い価値観で
頑なになるのではなく、
できるだけ視野を大きく、
意識を広く持って、大らかな
バイブレーションで在りましょう。

視野が狭くなると、
どうしても恐怖心が大きくなりますし、
よからぬことばかり考えて
しまいがちです。

視野が狭いということは、
別の見方をすれば、
自分のことしか考えていない
とも言えるかと思いますが、

そういうときこそ、
今自分がこの世界、この社会、
誰かに対して、何ができるかな？
と考えてみるのも、

狭い視野によって生じる恐怖心から
離れる一つの良い方法だと思います。

本当に小さなことで良いので、
これなら自分にできる、
このくらいならやってもいいかな？
と思えることを
実際に行動してみることで、

恐怖心でガチガチになっていた
心がほぐれ、健全なパワーの感覚が
戻ってきて、それが生きる自信に
つながっていきます。

そうして緩んだ心で、
もっと大きな宇宙の流れに
チューニングしていくのです。

自分を小さく、無力に考えないで、
この大きな宇宙の中で、
何かしらの存在意義があって
今ここに生きている自分なのですから、

最高最善のポジションで、
最高最善に輝けるよう、
宇宙自体に自分を再配置
してもらいましょう。

そうすることで、
自分の我力では想像もしなかったような
もっと良い流れが人生に起こってくる
でしょう。

もう、自分には合わない何かや誰かに
無理やり我慢して留まる必要も
ありません。

もっと良い流れを呼ぶために、
恐れに自分をつなぎとめるのではなく、
大きな流れに柔軟に自分を開いて
おきましょう。

ただ、新しい流れがやってくる前に、
その人が越えなければならない
試練を経験することもあります。

それは、
新たな流れにそぐわなくなったものが
自分の人生から去っていく、
ということです。

そのときに、不安になったり
淋しさを覚えたり、
無力感や無価値観などに
苛まれることも、あるかもしれません。

けれど、古いものをつかんだままで、
新しいものがやってきたら
それを手放そうという流れには、
なかなかならないものです。

なぜなら、
新しいものがやってくる
スペースができるからこそ、
そこに流れ込むことができる
からです。

その空白を受け入れ、
自分がより大きな流れの中で、
意義ある存在として在るように。

大らかに、柔軟で在りましょう。

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