自分の気持ちと和解する基盤

近頃、サロンに初めてお見えになる方の中には、拙書「感情解放ワークブック」を読んで来てくださる方も結構いらっしゃって、本当に有り難い限りです。（-人-）

「とても共感しながら、全ての部分でこれは自分だ！と思いながら読んでいました」という方もあれば、「難しくてよく分からなかった」という方もあり、色々なご感想をいただきます。

サロンに初めてお見えになるときは、「KOUはどんな人物なんだろう？自分に合わなかったらどうしよう？」など、ドキドキしながらいらっしゃるのだろうと思います。初めて会った人に他の人には相談できないような胸の内を相談するのですから、予約をするだけでもとても勇気が要ったことでしょう。

私のオリジナルヒーリングのセッションでは、抑圧された感情を受け止めていくということをします。そう言うと、「感情を受け止めるってどうやるのか分からない」と言われる方も少なくありません。

このブログでも何度もお伝えしてきているように、私たちは「感情を感じている」と思っていても、実は「その感情について考えている」ことがとても多いです。そしてそのような状態では、心と身体が分離している状態になっています。

つまり、私たちが感情を「感じる」のではなく、無意識にも「考える」ことによって「心ここに在らず」の状態になります。すると、意識は「今ここに在る身体」から微妙にずれてしまうのです。

よく、インナーチャイルドのワークなどで抑圧された感情を感じ、吐き出してうわ～っ！と泣いたり叫んだりして解放するというのがあります。

しばしば、そういうワークをいくらやっても戻ってしまうというお声を聞くことがあるのですが、私が思うに、いくら感情を表現したように見えても、そのとき意識が身体とともに居ないのであれば、心と身体は分離したままですから、ワーク自体が空回りしてしまっているのではないでしょうか。

私のセッションでは、必ず意識は「今この瞬間」の身体を通して、感情のエネルギーに触れていきます。ここがしっかりできていないと、解放はうまく行かないのです。

漠然と、「感情を受け止める、感じる」と言って皆さんが分かりにくいと感じるのは、感情を概念的に考えていることが大きいように思います。私がお伝えする感情解放の手法は、身体を使って呼吸をしつつ、命のエネルギーとともにわだかまっている気持ちにアプローチしていく実践的なワークです。

ただ何となく「それについて考えて整理する」というようなものとは、根本的に異なります。

苦しい感情を感じることを恐れる方は少なくありません。中には、自分が恐れているということすら気づかない方も多いです。恐いと感じることを恐れて拒絶しているので、恐さ自体が感じられなくなっているからです。

それほどまでに、私たちは自身の感情を恐れています。私がするのは、みなさんが抱くその恐れを弛めるような誘導をし、エネルギーを導きながら、安心安全に辛い気持ちを心と身体が統合された状態で受け止めていくサポートさせていただくことです。みなさんが頑張って自分で心をこじ開ける必要はありません。

もし何か必要があるとしたら、一番は「自分自身に誠実であるこ」とでしょうか。どんな自分も在りのままに認めようとする意志があると、ワークはよりスムーズに進みます。

自身の真実を煙に巻き、背を向けて逃げるほどに苦しくなりますし、ワーク自体も複雑になって行くので時間もかかるでしょう。できない自分や卑怯な自分も在りのままに認められれば何ら解放の障害になることは無く、その正直さをベースに自身の気持ちと和解していく足掛かりとなります。

みなさんは、どうぞ「優等生」であろうとするのではなく、誠実さや純真さをこそ、大事になさって欲しいと心から思います。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年9月14日（水）、24日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年9月17日（土）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

お申し込み、お問い合わせはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。メールの返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください