自分が背を向けてきたものに向き合うこのと意味

あなたはどのくらい、自分自身を
信頼できていますか？

この質問で、あなたの人生の充実度、
幸福度がおおよそわかります。

当然、自分自身を本当に信頼できている
分だけ、人生の充実度や幸福度も
高いでしょう。

私はこれまで、感情解放ワークを通して
自分自身をはじめ、様々な方の心に
触れてきましたが、

その経験から、
人生におけるほとんどの問題は、
自分自身に背を向けることによって起こり、
自分自身に帰ることで消えて行く、
ということが言えると思っています。

自分を切り刻み、分離させることで
偽りの自分を生きることが出来るという
話を先日しましたが、

自分の人生を生き抜いていく力や導きは、
自身の中心からやってきます。

だから、そこから離れてしまったら、
自身の本当の力も失い、羅針盤も
失うことになるのです。

それでも人は
生きて行かなければならないので、
替わりのものを外側に
求めるようになります。

こうして人生は取引やコントロール、
依存、搾取といったありとあらゆる
不健全な関係性で満ち満ちて行くのです。

こういう状態から脱出する糸口は、
自分が背を向けてきたものに向き合い、
切り捨ててきたものをもう一度
拾いに行って統合することです。

捨ててきたものは、
もう金輪際こりごりだと思ったから
そうしたのでしょうが、

実はそれを捨てることによって、
紛れもなく自分の可能性や力の一部を
放棄し、使えない状態にしてしまっています。

私たちの存在は、全体としてひとつです。

この部分は良いけれど、ここは嫌いだから
消してしまおう、切り捨てようという
考え方をする人をよく見かけるのですが、
そうするほどに、ますます自身の不完全性に
打ちのめされる出来事を経験するでしょう。

どうしてその自分をそこまで忌み嫌うのか、
というところに、自分が避けているもの、
逃げているものが何か、という答えが
あります。

それから逃げ続けることで、
その人は人生の逃亡者になります。

つまり、自身の可能性は極度に制限され、
自尊心も抱けず、この世界に根が深く
張れないので力が出ないのです。

逃げているところには、
大抵、辛い感情や深い心の傷があります。

これを放置して幸せになることは
できないんですね。

人によって、様々な心の痛みがあるわけですが、
それに対して、自分がどんな態度をとっているかが
外の世界が自分に対して接してくる態度に
重なります。

そのことが本当に分かると、
放置なんて、本当に論外！だというのも
道理なわけです。

背を向けてきたものに向き合うには、
勇気が要るし、膨大なエネルギーを
要します。

けれども、自分が諦めず、
肚を決めれば、そのタイミングは
必ず来るし、そのための力も
ちゃんと湧き上がってくるものです。

できるかどうか自信がないから、
自信がつくまでやらない、
ということではないんですね。

本人にその気がなければ、
やる気や力など、永遠に湧いては来ません。

どうあがいても、
自分次第なのです。

今、どうにも力が湧いて来ないという人は、
人生の導きに、自分にその力が与えられ、
再び尊厳を回復する日を迎えられるように
祈り求めてみてはいかがでしょう。

自分が進みたい方向性を、
宇宙に向かって表明するんですね。

そのバイブレーションは、
静かに、或いは激しく、様々なレベルに
広がっていくでしょう。

自分自身に向き合い続けていると、
遠い昔に自分が放ったそうした願いが
今まさに叶っていることに
気づくことがあります。

幼いころの願いだったり、
大人になってから抱いた野心だったり、
あるいは、遠い昔、別の人生で
願った祈りだったりすることもあります。

そうした宇宙からのレスポンスを
受け取ると、はるか昔の自分の思いが
懐かしく、ある種の感慨が湧き出てきて、
何とも言えない気持ちになります。

あの頃の自分も、一生懸命生きていたんですよね。

そんな自分を、おかえり、と
愛を持って迎え入れてやろうと思います。

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