決して許すことのできなかった確執が融けるとき

今週の無料遠隔ヒーリングのテーマは親子関係ですが、親子を含め、家族関係で悩む方はとても多いですね。自分で稼げるようになるまではどうにか我慢したけれど、社会人になったら家を出たきり、実家には寄り付かないというお話もよく聞きます。

それほどまでに、心の内には深く傷つき、怒りに震える思いがあるのでしょう。そんな風になるだけの理由があったわけですから、それを誰かに非難されるいわれもありません。

ただ、そのような心の傷を抱えながら生きているとき、あなたの心は穏やかでしょうか。胸や喉に、鉛を飲み込んだような重さはないでしょうか。

苦しみの元である人間関係にわざわざ向き合うのは、他の誰かのためではなく、今を生きる自分が楽になるためであり、心から幸せになるためです。

身体に傷があって痛むとき、無意識にもその部分をかばって思うように動けないことがありますね。心もそれと同じように、傷があるところをかばうので、頑なってうまく応答できなかったり、頭でやりたいと思っているのにどうしても前に進むことができないということが出てきたりするのです。

心は身体のように目には見えませんから、傷があるのだという認識がなかなかしにくいものです。辛いとは感じても、絆創膏を貼ったり包帯を巻くわけにもいきませんし、傷があることすら自分で認めず、無かったことにして隠してしまうことさえあります。

だからなおさら、傷が膿んでいてもどうやってその膿を出したらいいのか分からずに、こじらせてしまうことが多いのでしょう。

多くの方が心の奥に隠した痛みに触れることを恐れるのは、「適切な対処の仕方が分からない」ということが大きな要因になっているようにも思います。

トゲが刺さって傷が膿み、痛いのなら、私たちは迷わず膿みを出すでしょう。一時、トゲを抜くのが痛かったり怖かったりしても、そのままでは悪化してしまうことが目に見えて分かりますし、治らないことも一目瞭然です。けれど、トゲを抜いて膿を出せば、傷は治っていくことを私たちは知っています。

こんな風に、心に刺さったトゲも分かりやすく見えたらいいのでしょうが、生憎そうはいかないので、ここはちょっとした勇気が要るところです。

最も身近な人間関係の確執というトゲは、なかなかに痛くもどかしいものです。けれど、よくよく見つめていけば、自身の人生のうまく行っていないところが全てここに凝縮されていると言っても過言ではない程、人生のテーマが圧縮されているところでもあります。

頭の痛い部分ではありますが、逆に考えれば、人生のあらゆる側面に最も大きな変化をもたらすことのできる、効率の良い魔法のツボでもあるのです。

先日も、幼い頃から家族関係に悩む方がセッションをお受けになられました。両親、兄弟、親戚などなどワークの中で様々な登場人物の意識の中に入って、それぞれの立場から何を思い、何を感じているのかを体験していきました。

すると、あらゆる登場人物の心の内に見たものは、全て自分自身の中にあった気持ちと同じだったことに気づいたとおっしゃっていました。

感情解放ワークでは、意識を他の人の中に移動して、彼らの感情や思いを読み取っていくということをします。それは一見その人たちの感情や思いのようであって、実は自分自身のものを、彼らを鏡として見ているにすぎません。

だから、全ての登場人物の中に自身の思いや感情を見出すのは当然なのです。

あなたが周囲の人たちの中に見ている傲慢さや卑屈さ、無責任さなど、心を乱すあらゆる要素は、あなたがまだ受け入れることを拒絶している、あなた自身の姿なのです。

本当の意味でここに気づけると、決して許せないと思っていた確執は、一気に融けていくでしょう。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年10月12日（水）、29日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年10月16日（日）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

セッション、イベントのお申し込み、お問い合わせはメールフォームまたはinfo*healing-gate.com(*を@に直してください)までご連絡ください。返信は24時間以内にしておりますが、お急ぎの方は携帯 090-2300-6838まで、非通知着信拒否にしてありますので、非通知設定を解除のうえご連絡下さい。ご連絡先が携帯メールの方は、パソコンからのメールも受信できるようにしておいてください