青空の向こう

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樹齢1000年 アイラトビカズラ

2021-05-06 21:19:34 | 日記
国指定特別天然記念物のアイラトビカズラが見頃を迎えてると、今朝のNHKの番組で

取り上げられていたので出かけてきました。

中国の長江流域が原産地とされ、昔は日本にも広く分布していましたが殆どが全滅して、

熊本県山鹿市菊鹿町相良地区のみに残っていると思われていましたが、2000年に長崎県

佐世保市の沖にある 九十九島の無人島・時計(とこい)島で自生しているのが発見され

ています。

今日の九州北部は快晴で、汗ばむほどの暑さです。駐車場には数台の車があり、北九州

ナンバーの車もあったので、TVを見て訪れたのかもしれませんね。

コロナ禍なので、人が殺到して来て密になるのを避けるため、NHKさんは連休明けに

放送したのかな~?と少し感心していますが、違うかしら?




石段を上がったところにあります。








藤棚風に仕立ててあり、中に入るとひんやりして涼しく心地よかったです。

先客の男性2名が写真を撮ってありました。










樹齢1000年の古木に咲く紫の花。







樹齢1000年と推定される古木・アイラトビカズラは、常緑のマメ科の植物で、ツルの茎の

直径は10センチ以上にもなっています。葉は、3枚の子葉が互い違いに生えていて、中央の

葉は長さ7~15センチの楕円形で、両側の小さい葉は下に張り出した卵形をなしています。

葉の色は全て緑色ですが、上面は特に光沢のある深緑色になっています。

毎年5月、暗い紅紫色の大きな花が、ブドウの房のように垂れ下がって咲きます。

花は長さ約7センチの大型の蝶の形をしていて、独特な香り?は私は感じませんでした。

昭和37年、熊本大学薬学部により、人工授粉で結実に成功し、中国揚子江の中流域に分布

する常春油麻藤(じょうしゅんゆまとう)と同じ種類であることが分かりました。

開花は極めて珍しいと言われていましたが、近年はほぼ毎年5月に開花を見ることができ、

昭和27年に、国の特別天然記念物に指定されました。


   ~アイラトビカズラにまつわる伝説~

昔、源平合戦の頃の話で、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の残党が相良寺に立てこもった際、

豊後竹田の源氏方の緒方三郎が寺を焼討ちした。このとき寺の観音様が飛翔(ひしょう)

してこのカズラに飛び移り危うく難を逃れたという。




筍が生えていたので写真を撮って石段を降りていたら軽トラが止まりました。

軽トラから降りて石段を上がる女性とすれ違うときに挨拶して・・・






私 : 筍を掘るんですか?写真撮ってもいいですか?

筍掘りの女性 : 貰って行くね?持って行くなら掘ってやるよ~。

私 : え~っ、良いんですか?

筍掘りの女性 : よかよか。どうせ切るとやけん。

私 : 下さ~い♪




掘った筍を次々と投げてくれました。




硬くないですか?と聞いたら、先の方は食べられるそうで、今から茹でます。

新鮮なので、切り口から水分がしたたり落ちていましたよ。

一緒に行ったIさんは茹でるのが苦手らしく、私が独り占めしましたけど。

コメント (9)
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