足湯広場のつらつら話…

石和温泉の雨景色の中で
行くあても無く
屋根付きの足湯が
最後に残された生命線だったその日…

その朝会ったのは
年配の整体師さんとそのお客様の人…
すぐ傍の東屋で
タオルを敷いて治療をするその様を
うどんをすすりながら真横でチラ見…

聞けば新宿で整体院をしてるらしく
毎月一回患者様達御一同と
治療もかねてこの温泉に来るのだと…
しかしメンバーは一人二人と減り
今では先生と患者様二人という現実…
それでも続けているのだと語る…

整体治療が終わると
カバンから手造りの様々諸々を出し
旨い旨いと食べはじめ
傍にいたご縁で御一緒させて頂いた…
梅干しの昆布漬けが最高でした…

更にその後…
自転車に乗った地元のおじさん登場…
互いにテキトーな挨拶で始まり
特に話す事も無いので温泉話を聞く…

この辺りは元々
見渡す限りの葡萄農家だったらしく
昭和30年代に温泉が湧き出し
高度成長期の波に乗って規模が拡大
そこから無駄を省いたのが今らしい…

最初は道路を通すにも農家が大反対…
しかし今となれば
道の両側には商業地が広がり
その家賃収入だけで蔵が建っている…
左団扇だよ、との御意見…

なるほど…
ひとつ分かった事があるんですけど
皆さん話すのが大好き！

なんせこの後にも四人続きますから…


追伸…
石和温泉にお越しの際は
ウエルシア向かい足湯広場が大歓迎…

一緒に無駄な時間を過ごしませんか？




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白髪混りの黒山人だかり…

韮崎から甲斐
そして甲府市にたどり着くまでの間
色々様々諸々な方々に
滅多矢鱈と声をかけられた甲州街道…
しかしその分
富士山は一mmたりとも見えていない…

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ～！

そんな道中風景色の端々には
甲斐と言えば武田の信玄…
そう言わんばかりに
何処も彼処も武田カラーが色濃いぃ！
そして
そんな心持ちでやって来たのは
やはり武田カラー満開の
躑躅ヶ崎武田城館跡もとい武田神社…
言うまでもなく
武田氏三代の根拠地だった城館の跡…

境内をプラプラ徘徊しておりますと
中庭に三人の巫女さんがおり
至近よりしばらくガン見していると
今から何かが始まる様な
そんな素敵な事を言っていたような…

そうこうしてる内
辺りは白髪混じりの黒山の人だかり…
何の為にか茅の輪も用意され
よく見れば漢字で何か書かれている…
それがコレ…

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
夏越大祓式(なごしおおはらえしき)

「なるヘソぉ～」と思ったその矢先
陰陽師のような
衣冠の神職達もずらずらっと現れて
そして大祓が始まり
神職の一人が何かを読み上げている…

参加者一同は目を閉じうつむき加減…
そこにそおっと近づいて
便乗ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ～！

しようと思ったりしたんですが
そういう空気でも無く
横目に見ながら帰ってまいりました…

因みにこの場所
甲府駅から北へ２Km弱といった辺り…
道中迂回すれば
信玄ゆかりの様々諸々御座いますが
直進すれば
山梨大学の女子大生が沢山おります…
勿論男子もおりますが
ソレガシ目が悪く
女子生徒しか見えなくて御免なさい！

どちらのコースもお勧めですが…

「人は城　人は石垣　人は堀
　　　　情けは見方　仇は敵なり」

信玄のこの言葉
心に刻んでおいたほうがいいですね…
ブラックと呼ばれる企業がはびこる
こんな時代であればこそ…




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