葡萄葡萄葡萄の丘…

葉の一枚一枚は
ぶら下がる一粒一粒の葡萄のために
太陽の光を浴び
その葉の一枚一枚のために
根は水と養分を吸い上げ
幹はそれをよどみなく端々へ伝える…

そんな緑の屋根の広がりは
子供の頃の秘密基地にどこか似てる…

人々の手により守られ
そしてまたそれが人々の営みを守り
農園は脈々とその形を留め
それが職人の手により葡萄酒となり
そして
やがてワインは真実を語る事だろう…

塩山の道の風景は
葡萄の色とワインの味に彩られていた…


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