第三章 シニアセンターに行く （２）

早速、日曜日に行ってみました。
シニアセンターの駐車場には、ピカピカに磨かれた立派な高級車が並んでいました。ゆとりのあるお年寄りが住んでいるところと聞いていたので、さすがと思いました。
は隅っこのところに駐車して会場に行くと日本人は私だけでした。
でも誰一人私を意識することもなく、目があうとニコっと笑い、又、隣があいているからと席をすすめてくださいました。

イベントが始まりました。
背の高い男の人の独唱です。声量豊かな素晴らしい声です。
歌詞はわからなくても聞きほれてしまいました。
チラホラ聞こえてくるのは、元歌手だったとの事、ダンスも始まりました。
明るいきれいな色のドレスを着てご夫婦で楽しそうに軽やかに踊っていました。