アメリカ生活の想い出

1987年から5年間アメリカで過ごし全く英語が出来ないのに、地元のお年寄りと知り合い学び楽しく過ごした記録です。

ラグナビーチ(2)

2009-01-28 08:56:41 | Weblog
劇場自体が名画を見せる舞台だったのです。
席は階段状になっていて下の方に舞台があり大きな額縁が真ん中に置いてありました。
舞台の前にはオーケストラボックスがあり伴奏つきでした。
だったのでちょっと寒く用意のいい人は温かい格好で来ていました。

舞台に幕が降り、暫くして幕が開いたときはびっくりしました。
見たことがある名画が額縁の中にあるのです。
絵の中の人物に扮した役者が身動きもしないで画面に張り付いてビクともしません。
本当に名画ソックリの色彩や人物のいる位置がきちんと決まり見事でした。
小さい子供のいる名画は最後のほうで子供が動きご愛嬌でした。
日本の浮世絵もありました。でもどの絵も見事に出来上がっていました。
最後は、レオナルド ダビンチの「最後の晩餐」です。
全く同じ色彩で人物も絵と同じ位置にあり動きません。見るほうも息を止めてみていまいした。

帰りに階段を降りる途中でインディアンの彫像が立っていたので、もしかしたらと触たらやはり人間でした。
顔を見ると目だけ動きを睨んでいました。

野外名画の立役者はラグナビーチの住民達のボランティアで成り立っているそうです。芸術家の町らしいアートショーでした。