やっぱり、描くのは僕なんですよ。
いきなり仕事の話ですが。
仕事を回してくれたり、スケジュールを決めたり、お金をくれる人がいて成り立ってるわけですが、描くところは僕がやるしかない。
どんなに「大変ですね」と気を回してくれても、描かせてもらえなければ何も始まらない。
描けないまま、やることが溜まっていくのが嫌で嫌で仕方がない。
だって僕が描いたらおしまい、という仕事じゃないからね。
その後に幾つもの工程が控えてるわけですから、僕のところで止めてるわけにはいかない。
一ヶ月も止めてたら、最初の打ち合わせをした内容も忘れてしまうじゃない。
思い出すのが大変なんですから。
他にもやることはいろいろあるから、仕方がないといえばそうなんですけど。
どうやってやる気を保ち続けるかですよね。
時には静かな怒りによって、やる気が保たれることもある。
爆発したら大事なものまで出ちゃいそうなので、自分の中で折り合いをつけてやり過ごす。
そして本番がきたら描くことに全部叩き込んでしまう。
どのぐらい我慢できるかは測ったことがないから分かりませんが、いつも眠そうな顔をしている割にはせっかちな性格なので、あんまり我慢させないでほしい。
誰に言ってるわけでもないよ。
待っていた仕事がやっと始まったものですから、気持ちの高ぶりを鎮めるためのガス抜きだと思ってください。
それにしては目が霞むしね。
昼寝しないと頑張れないし。
トイレが近くて落ち着かない。
しかし、日がないんだよ。
引っ張り過ぎじゃないかしら。
引っ張って引っ張って、切れちゃっても誰も責任とれないからな。
だいたい引っ張ってる自覚もないんじゃないか。
それならばよ、こっちから倍の力で引っ張ってやればいいって気づいた。
仕事って綱引きみたいなところもあるんだな。
負けずにどんどん引っ張ってやろう。